こんにちは。
元銀行員だった、あやぞぅです。
10年半勤めた銀行を辞めてから、もうそろそろ5年経ちます。
銀行を辞めてしばらくは、会社を辞めたかった頃、銀行員だった頃のことなどをいろいろ記事にしてきましたが、流石に月日も経ち、もうそろそろこのネタも書くことないだろうと思って久しかったのですが…
過去にはこんな記事も…今から2年半くらい前の記事。
そろそろ5年経つな…と思ったら久々に退職ネタで書きたくなりました(笑)
という訳で、今回のテーマは、
【退職から5年】銀行辞めて良かったこと9選
久々にお付き合い頂ければと思います。
ちなみに、私の経歴をざっくり説明すると、こんな感じです。
・新卒で地方銀行に就職し、10年半勤務したのち退職
・一般職で支店勤務、窓口や後方事務や内勤営業などを経験
・外勤営業や融資などの経験はなし。役席経験もなし。
・再就職先を決めずに退職し、ブログアフィリエイトで稼げないか…などと考えつつ、ぶらぶらする(無職)
・1年4ヵ月の無職期間を経て再就職(全く違う会社、一般企業の事務職)
・再就職して4年目
・アラフォー、女性
【結論】後悔はゼロ、良かったことしかない!
まず結論書きますが、銀行辞めて5年経った今思うことは、
後悔はゼロで、良かったことしかない!ということです。
やめた直後も後悔ないなと思ったけど、無職でぶらぶらしてた時も、転職活動してる時も、転職した後も、ずーっと継続して後悔はなしです!
よくどんな物事にもメリットとデメリットがあるっていうけど、嘘なのかもね…
というか、客観的に見たらデメリットもあるのかもしれないけど、主観的にはデメリットは特になく良かったことしかない~という感じです。
会社辞めたくて長年悩んでた頃の自分に教えてあげたいよ…
次からは早速銀行やめて良かったことを挙げていきたいと思います!
【良かったこと①】銀行独特の文化(時代錯誤・同調圧力がひどい)からの解放。
まず一番良かったのはコレ。
銀行独特の文化から解放されたことです。
銀行っていうのは、時代錯誤で同調圧力の塊のような場所です。
「新人は●●するもの~」
「女性だから~男性だから~」
「支店長に対しては~」
「普通こういう時は●●するものでしょ?」
「昔は●●だったのに、今の若手たちは…」
「みんな●●なのに、あなただけ××するの?」
みたいな。
直接言われることもあるし、直接は言われないけど、職場内に同調圧力としてはびこっていることもあります。
銀行にいた時もおかしいと思っていたけど、やめてから改めて気付きました…本当におかしいことだらけだった、と。
中にいると、これが当たり前なのか?と洗脳されるけど、絶対に違うよねー
私の場合は、新卒で銀行に入行して他の会社というのものを知らなかったので、特にそうだった気がします。
そして、周りも同じような人(新卒で銀行に入って他の職場を知らない人)しかいないような環境だったのでなおさらでした。
ちなみに、銀行独特の文化っていうのはどんなもの?ということについては、過去記事にいっぱい書いてますので、こちらをどうぞ。
銀行独特の文化から解放された今の私は自由です。
再就職した会社の社風が良かったということも勿論あると思いますが、本当に銀行は縛りだらけできつかったので、そこからの解放は本当に一番の良かったことでした。
同調圧力ある=行動監視されてる、みたいなものだったもんね。
異常な環境から抜け出せて良かった…!
【良かったこと②】手書き文化・紙文化からの解放。
二番目に良かったことはこちら。
手書き文化・紙文化からの解放されたことです。
上にもリンク貼った過去記事(銀行員あるある~元銀行員(支店勤務・内勤・窓口&後方事務担当)が語る実態とは~)にも書いてありますが、銀行は何もかもが紙ベース、手書きベースです。
お客様に書かせる伝票・書類などもそうですが、内部で使う資料などもそう。
なので、こんなことが感じでした。
・手書きの伝票が多すぎてお客様にイライラされる。
・お客様が何度も書き間違えるため、書き直しを依頼→怒り出してトラブルになる。
・毎日大量の帳票を印刷→役席の検印から戻ってきたら綴り作業に追われる(30分とか普通にかかっていた)
・帳簿での管理が多く、内部の管理資料なのに手書き。書くのに時間かかる上に書き間違ったら重罪なので日々プレッシャー…
書き出したら止まらなくなりそうなのでこの辺で。
とにかく、そんなのPCで出来るよね?ということも全て紙、しかも手書きだったりもしましたんですよね。
今も忘れられないんだけど、ノートに線引いて欄作って、そこに顧客の解約の記録書いてたりしたよ…嘘みたいな話だけど、本当!
今考えても本当にあり得ない…
手書き文化・紙文化から解放されたのは本当に良かったですね。
相当時間もかかってたし、非効率だったし、ストレスだったもん。
そして、業務が基本紙ベースだったので、ExcelやPowerPointなどを使うことも皆無だったため、PCスキルがめちゃくちゃ低かったのですが、転職によりレベルアップできたのも良かったです。
転職前からExcelの資格(MOS)を取ったりしてたけど、本当にレベルアップしたのは実際に実務で使うようになってからだったなぁ…
あのまま銀行にいたら、Excelもパワポも全く使えない、時代錯誤な人になってただろうなと思います。
いや、銀行やめて本当に良かったよ、マジで。
【良かったこと③】上司にへこへこしなくて良くなった。パワハラを見聞きしなくなった。
今振り返ると本当に、銀行にいた時は上司にへこへこしていたなーと思います…
私がというか、もう職場全体の空気感としてそうでしたね。
勿論、全上司に対してという訳ではないですが、支店長に対しては基本絶対な雰囲気だったし、その他についても、圧強めな上司に対してはへこへこしてました(笑)
けど、転職してからは皆無。
あの『上司は偉い人として扱え』みたいな空気感は一体なんだったんだろうか…
また、あれだけ見聞きしていたパワハラも見なくなりました。
銀行にいた時は、怒鳴る上司、恫喝する上司がチラホラいましたし、「あそこの支店ヤバイよ、とんでもないパワハラが起きてる」みたいな話を見聞きすることが日常茶飯事だったのですが、そういうことは今はほぼないですね。
パワハラって見聞きするだけでも心がすり減るもんね… それがないとこんなに心が軽いとは…
転職先が良い会社だったというのもかなり大きいですが、職場の雰囲気って本当に大事だなとつくづく思います。
【良かったこと④】ノルマに苦しめられることがなくなった。
ノルマがなくなったというのも、銀行を辞めて良かった点の1つです。
(銀行⇒事務職への転職だからだけど。営業だったら他社でもノルマあるだろうけど。)
定期、投信、年金保険、外貨預金、個人向け国債、キャッシュカード一体型のクレカ…
接客や事務もやりながら、いろいろなノルマにも追われる日々…本当に嫌でしたね(笑)
最後にいた支店なんかはそこまでノルマきつくなかったのですが、ノルマに追われ、胃が痛い日々を過ごしていた時期もありました。
銀行員でい続ける限りはずーっとノルマに追われるんだなと思っていたけど、やめたことでそれがなくなり、本当に良かったです。
【良かったこと⑤】在宅勤務をすることも可能になった。
コロナ禍を経て、現在の私は、出社したり、在宅勤務したり…という感じで働いています。
在宅勤務もできる、というのは、かなりのメリットです。
行員のままでいたら無理だっただろうなと思うので、かなりのメリットです。
銀行をやめる段階ではそこまで考えてなかったけど、在宅勤務が一般に普及する前に銀行辞めたのは今考えたら本当に良かったと思います。
【良かったこと⑥】忙しくてバタバタすることが減った。
銀行員時代は、接客業ということもあり、とにかく毎日バタバタしていましたが、今の会社(事務職)に転職してかなり減りました。
銀行では、15時までは常に、お客さんを待たせないように必死…って感じだったもんね。
いやはや、接客業って本当に大変ですよね。
加えて、機械トラブルにも年中悩まされてたのも今となっては良い思い出です(笑)
ATMと両替機のエラーが同時に起きてパニックになったりしてました…
今の会社は、部署にもよりますが、ある程度自分のペースでできる仕事です。
落ちついて仕事できるって本当にありがたいなと思いますし、自分の性格的にも今の方が合ってるなと思います。
【良かったこと⑦】資格試験の受験を強制されなくて済む。
銀行員時代は、とにかく資格試験を受けるように強制されることが多かったです。
それって若手の頃だけでしょ?と思うかもしれませんが、中堅以降も数は減りますが、あるにはあるのでやっかいでした。
私の場合、金融系のことに全く興味が持てなかったので、余計苦痛でしたね~…
そんなんで、銀行に就職するのがダメなんだけど~…
でも、仮に金融系のことに興味があったとしても、資格試験を強制されるのは嫌だったと思います。
だって自分のタイミングで受けられなかったりしたし。(上司からの圧がかかる…)
今の会社は当然資格試験を強制されることもないので良かったです。
【良かったこと⑧】服装が自由になった。
銀行員の時は会社では制服(役席はスーツ)、通勤中もスニーカーはダメ、ジーンズはダメ、リュックはダメなど制限ありましたが、それらがなくなったのもかなり良かった点です。
嘘みたいだけど、通勤中の私服にまで口出してくるんだよ、銀行って…
今はオフィスカジュアルならOKという感じ。
ZOOMで上半身映ることも多いので、今日はジャケット着なきゃとかそういう時もありますが、まぁその程度です。(そしてそれも別に決まりがある訳ではない)
スニーカー&リュックで通勤できるのとか、本当に嬉しいです。
【良かったこと⑨】会社辞めたい病が治った。
以前の私は、慢性的に会社を辞めたいと思っている状態=『会社辞めたい病』でした。
会社辞めたい病についてはこちらの記事をどうぞ↓
『会社辞めたい病』はたとえ転職したとしても治らないのかもしれない…(だって会社というもの自体が嫌だから)と思ったりしていましたが、今やすっかり治りました!
私は『会社辞めたい病』だった訳ではなく『銀行辞めたい病』だっただけのようです。
今会社を辞めたいと思うことはほぼないです。
転職してから一度も会社を辞めたいと思ったことはないの?と聞かれれば、そりゃゼロではないよ!という感じなのですが、いわゆる会社辞めたい病の時のような、常に慢性的に辞めたい、みたいな状態は完全になくなりましたね。
今になって思うのは、やっぱりあの頃の辞めたさは異常だったなということです…
そこから脱することが出来て本当に良かったです。
人にとってはマイナスポイントになりうること
…とここまで良かったことを書きましたが、客観的に見れば、これはマイナスポイントと言えなくもないのかな?ということも一応あるので、挙げてみたいと思います。
転職してからは丸3年経ちましたが、未だにお給料は銀行の時の方が良いです。
これ、人によっては相当大きなマイナスだと思うけど、お金よりも精神的に自由な環境で働ける方が私にとっては大きいので全く気にならなかったりします。
そして、現状はまだ追いついていないものの、4年目の今年は追いつきそうな感じでもあります。
順調に昇給してることがむしろ高評価だし、ありがたいです。
私は今の会社でのポジション的に、特に大きな野望を持って動きでもしない限りは管理職になることはほぼなさそうな気配です。
(まぁ、結構変化の激しい会社なので、会社の体制が大きく変わればどうなるかわかりませんが…)
この管理職になる見込みが薄そうなの、人によってはマイナスポイントなんだろうけど、私にとってはむしろプラスだったりします。
銀行員時代は、ある程度年次を重ねたら役職についたり管理職になるのが当たり前、むしろそうならない人は変人扱いされてる(問題あるから上にあがれないと捉えられる)という感じだったのですが、私はそれが本当に嫌だったんですよね~…
だって、上に上がりたくないし…っていうか能力的にまず無理だし。
昇進したくない若者が増えてるそうですが、若くないのに私も当てはまります(笑)
これは客観的なマイナスポイントというか、むしろ主観的な、私個人が敢えてマイナスポイント挙げるなら唯一これかなという点なのですが、接客業じゃなくなったことだけはちょっと残念でした。
浪人生の頃からなんやかんや足掛け15年くらいは接客業をしてきたけど、接客業は本当に好きだし楽しかったんですよね。
苦労も多いんだけど、面白いお客様や優しいお客様との出会いがあったり、一緒に働く同僚との連携して仕事にあたったり…事務にはない楽しさがあったなと今は思います。
まぁ、ないものねだりだからしょうがないんだけどさ~
最後の最後に、かなりどうでも良いこと書きますが、『職業・銀行員』という話のネタがなくなったのも、まぁマイナスと言えばマイナスです。
銀行員っていうのはわかりやすい&人から興味を持ってもらえることがわりと多かったな~と辞めてからちょっと思ったりしました。
ドラマ・半沢直樹の影響とかもあるのかな?(笑)
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ま、たいしたマイナスではないですね~
最後は無理やりひねりだしました(笑)
まとめ
以上、【退職から5年】銀行辞めて良かったこと9選 でした。
ツラツラと書いてしまいましたが、最初に書いた通り、銀行を辞めて本当に良かったです。
振り返ってみて改めて、銀行員時代はあらゆることを強要されていた、というのが何より嫌だったんだなということに気付きました。
今はそういうことがあまりなく自由なので、幸せです。
(会社員としての制約はもちろんあるんだけど、多少の制約は自分は大丈夫みたいです)
銀行辞めたいと悩んでた頃の自分にこの記事を読ませたいですし、今もし同じようなことで悩んでる人がいたら、こういう人もいるよ!という参考になればいいなと思っています。
(ただし、同じ環境で辞めて後悔してる人もいるかもなので、いろいろ情報収集することをおすすめします。)
読んで頂いてありがとうございました。
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