セクハラもパワハラもいじめも…成立の決め手は『被害者が嫌な気持ちになるかどうか』

こんにちは。

あやぞぅです。

過去に受けたセクハラ被害を告発する動きが最近盛んになっていますね。

Twitter上で、『#metoo(私も)』というハッシュタグをつけての投稿が話題となっているものです。

有名なブロガーのはあちゅうさんが受けた一連のセクハラ・パワハラ被害についても、ネットでいろいろ読みましたが、本当にひどいなーというのが素直な気持ちです。

はあちゅうオフィシャルブログ

一連の件については、こちらがわかりやすいので気になる方はどうぞ↓

はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」

(BuzzFeed Newsより)

セクハラと言ったら、下ネタを連発される、身体に触られる、などといったことを連想しがちなのですが、夜中に呼び出されて云々…というくだりが個人的には違和感でした。

そもそも夜中に上司に呼び出されても自分だったら行かないなーと思って。

夜中に突然来るように強要されること自体、私だったらパワハラだなーと感じます。

でも、夜中に上司に呼び出されたら行く、というのが広告業界の常識?もしくは電通の常識?なんだろうなと思いました。

私だったら絶対に働きたくないですね(笑)

はあちゅうさんの一件からはそんな感想を持ったのですが、改めてセクハラやパワハラなどについて考えるきっかけになりました。

そして、いじめについても。

という訳で、今回のテーマは、セクハラ・パワハラ・いじめなど、ハラスメントについて思うことです。

なお、以下からは、3つを総称して『ハラスメント』と表現します。

ちなみに、ハラスメントとは、人を困らせること、嫌がらせなどといった意味があります。

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セクハラ・パワハラ・いじめ…私の体験談

まずは私自身の経験について、書いてみます。

と言っても、先に書いてしまうと、私の場合は、『ハラスメントだと100%言えるもの』の被害にあったことはないです。

セクハラについて

そもそもですが、セクハラとは…性的な嫌がらせのこと。

そもそもセクハラって具体的にどんな事例があるのかな?と思って調べたら、わかりやすいサイトを発見したので、こちらもどうぞ。

部下を持ったら気を付けましょう!これもセクハラ50選 

社会人の教科書より)

これは問答無用でセクハラだ!と言えるようなものもあれば、こんなのもセクハラなの?と思うようなものまでいろいろありますね~

冒頭にも書きましたが、セクハラを受けた!という経験は私にはないです。

また、自分の周りの人がされているのを見たということもなかったです。

ただ、他部署でセクハラがあったらしい…という噂が流れてくることはありましたが。

ただ厳密に言うと、受け取り方によってはセクハラとはとらえられかねないのではないか?と思うようなことは、実はありました。

・肩をもむ

・頭をなでる

・下ネタばかりを喋る(風俗の話や初体験の話など)

・冗談でホテルに誘う

こんな感じです。

文字だけで見たら完全にセクハラだーというようなものもありますが、人間関係や状況かによっても変わりますよね。

私の場合、えー!?とは思いましたが、特別不快には思わなかったので、セクハラだとは思っていません。

嫌がっているのに継続的にされる、というようなこともなかったですしね。

パワハラについて

パワハラとは、職場の権力を利用し、立場が上のものから立場が下のものへ嫌がらせをすること。

パワハラについても、社会人の教科書というサイトに、わかりやすい記事が載っていたので、こちらをどうぞ。

部下を持ったら気を付けましょう!これもパワハラ50選

パワハラに関しても、え!?コレもパワハラになるの?と思うものって結構ありますね。

嫌な上司がいたことは多々ありますが、パワハラかというほどのものでもないのかな~と思っていましたが…

これがパワハラになるなら、私もパワハラを受けたと言っても良いのかも…と思わないこともないような(笑)

具体的には

・馬鹿にする

・皮肉を言う

・ミスの全責任を押し付けられる

・席まで呼び出され、上司の前に立たされ、説教される(ほぼ毎日)

などといったことはありました。

文字だけだとわかりませんが、今改めて考えると、一番最後に挙げた、ほぼ毎日立たされて説教、というのが一番パワハラっぽかったです。

すごく苦痛で、胃の痛い毎日を過ごしていたから…

これだけはパワハラと言えなくもないのかもしれません。

ただ

・暴言を吐いたり、怒鳴るということはない。(理路整然と追いつめられる感じ)

・自分以外の人もよくやられていた。(全員ではないけど)

という2点があったため、パワハラじゃなくて指導?とギリギリのところで受け止めていました。

いやー、すごく嫌でしたけどね。

私自身の経験はそんな感じでしたが、自分がいた職場全体では完全なるパワハラというのは結構ありました。

また他部署などについても、よく聞く話でした。

具体的には、

・怒鳴る、暴言を吐く

・その人にだけ冷たい

・馬鹿にするようなことを言う

・ミスを理不尽かつ一方的に非難する

・年中サシ飲みを強要する

などです。

表立ってパワハラだーと問題になることこそなかったですが…

今考えたら、ただ被害者が問題にしなかっただけで、パワハラだったよなと思うことはありました。

いじめについて

セクハラもパワハラも、職場におけるいじめみたいなものなので、ここでは学校でのいじめについて書いてみたいと思います。

学校でのいじめに関して自分自身が被害者になったことがあるかというと…100%被害者だと言えるような経験はありません。

ただグレーゾーンな経験はあります。

・無視される

・馬鹿にされる

・男子から菌扱いされる

・不快に感じるレベルの、過度のいじり

など。

文字にすると、やっぱりいじめなんじゃ…という気もしますが

・継続的なものではなかった

・仲間内でどんどんターゲットが入れ替わる

といった感じだったため、いじめか?と言われると、100%いじめだとは言えないなというのが正直なところです。

思春期の女の子の人間関係って難しいですからね…

私が経験したのは、人間関係のいざこざが故の一時的なもので、誰もが一度は通る道という感じ。

いじめられた経験があるとは言えない気がするのです。

ただ、『不快に感じるレベルの過度のいじり』に関しては、比較的継続的なものでした。

私、いじられキャラだったんです(笑)

よく言えば、天然、悪く言えば、ぼーっとしていて、ちょっとズレてる感じだったので。

でも、結構エグいいじられ方をしていた時期があって、それは辛かったですね~…

いじめといじりについては、いろいろ思うところがあるのですが、後述します。

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セクハラ、パワハラ、いじめ、ボーダーラインを決めるのは被害者。相手が不快に感じたらそれは立派なハラスメント。

自分の経験談を振り返ってみましたが、改めて思うのは、

セクハラもパワハラもいじめも、成立するか否かは、被害者側が決めるべきだ

ということです。

どう考えても、ハラスメントだというものもありますが、グレーなものも多いです。

事例を並べてみたところで、ケースバイケース。

客観的に見てひどいことをされているからハラスメントに該当する、逆に客観的に見てそこまでひどくないからハラスメントには該当しない、というものではありません。

客観的にどうこうではなく、決めるのは被害者。

された相手(被害者)が不快だ!ハラスメントだ!と感じれば、それはハラスメントなのです。

いじめといじりの違いも同じ。『愛があるかどうか』ではなく、『された方が不快に感じるかどうか』

いじめといじりのボーダーラインについても同じだと私は思います。

よく言われる理論として、

愛があるのがいじり、愛がないのがいじめ

というようなものがありますが、これは間違っていると断固として言いたい!

たとえ加害者側が愛を持ってやっていたとしても、された相手が不快に感じるのなら、それはいじりではなく、いじめです。

そう考えると、私が受けたのもいじめということ。

理論が前半と後半でブレてしまっていますが、そうなのかもしれないとここまで書いて思いました。

また、いじめといじりのボーダーラインについては、TVのバラエティー番組なども引き合いに出されて、笑えるかどうかがボーダーラインだというような意見もありますが、これも違います。

TV世界でいじりが成立するのは、された側が不快に思っておらず、オイシイと思っている状況だからです。

そもそも笑えるかどうかなんて、見る人によって感じ方が違いますしね。

これは当然TVに限った話ではなく、学校や職場でも同じ。

はたから見てちょっとやりすぎ…いじめなんじゃない?と思うようなケースでも、された方が不快に思っていない、むしろオイシイと思っている状態なら、それはいじりな訳です。

不快に感じていることを伝えるのが難しい場合も…『空気を読め』という圧力の存在。

そう考えると、被害者が「それはセクハラだ!パワハラだ!いじめだ!」と声を上げた場合はハラスメントで、声を上げないならハラスメントではないという話になりますが、ここで1つ大きな問題があります。

それは空気を読むべき、という他からの圧力の存在。

その圧力があるために、本当は不快なのに、声を上げられないということが多いと思うのです。

特に、明らかにひどい事例という訳ではない場合に、この『空気を読め圧力』の存在は特に大きな影響を与えます。

たとえば、

・飲み会で自分に向って下ネタを連発する上司がいてすごく不快だけど、周りが盛り上がってるから嫌だと言えない。

・学校で、いつも自分を馬鹿にして笑いを取る友達がいて、すごく嫌だけど、やってる方はいじりのつもりだし、みんな笑ってるから嫌だと言えない。

・上司からいつも自分だけ皆の前で怒られてかなり屈辱的だけど、それが辛いと言ったら、「これくらいの叱責は昔なら当たり前だ」と言われそうで言えない。

などといった例が挙げられます。

不快だと表明することで場の空気を悪くしそうだと思ってしまう、とか、それくらいで不快だというなんて大げさだ思われそう、などといったことです。

セクハラなどは特に、この『空気を読め圧力』の影響が大きいと思います。

『空気を読む』という圧力なく、嫌なものは嫌だと言うのが当たり前の世界になれば、ハラスメントは減る!

された相手が不快に感じるなら、それはハラスメント。

空気なんて読まなくていい、嫌なものは嫌だと言って良い。

強くそう思います。

でも、これは、被害者側に「だから、我慢しないで声を上げなきゃダメなんだよ!」と言いたいということではありません。

そうではなくて、社会全体の共通認識として浸透して欲しいと思うのです。

誰もが皆嫌なことは嫌だと言って良いのです。

自分の不快感を押し殺して、空気なんて読まなくて良いのです。

こういう感覚が当たり前のものになれば、当然被害に遭った場合も声を上げやすくなるので、ハラスメントが減ることになると私は思います。

そう考えると、冒頭に挙げた、『#metoo(私も)』の動きも、はあちゅうさんがセクハラ・パワハラを告発したことも、大きな意味がありますよね。

不快なことは不快って、どんどん言っていいんです。

そう強く思います。

まとめ

以上、セクハラ、パワハラ、いじめについて思うこと、でした。

偉そうにいろいろ書きましたが…

私自身の過去に関しても、嫌な気持ちを押し殺しただけで、本当はパワハラやいじめと言えるものはあったのかもしれない、とちょっと思いました。

嫌なものは嫌だとちゃんと主張出来る人間になりたいと思います。

読んで頂いてありがとうございました。

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コメント

  1. まるい より:

    こんにちは。
    難しい内容ですね。
    私も子供のころ多少いじめ?のようなものありましたけど
    気にしない方だったので、学校に行きたくなくなる
    というのはなかったです。
    今だと母親なので機嫌が悪くて子供たちに
    ぎゃーぎゃー怒鳴り散らすことがあります。
    勉強しなさい!とか片付けしなさい!とか
    暴言というより、売り言葉に買い言葉を
    吐くこともしばしば・・・
    何を言いたいのかわからなくなってきました。
    とにかくみんなが安して暮らせる世の中になってほしいですね。

    • あやぞぅ より:

      まるいさん>
      コメントありがとうございます。
      そうですよね~…
      多かれ少なかれ、いじめのようなものはどこでもあるのかもしれません。
      でも、それがいじめなのかを決めるのは、被害者側なんじゃないかなと思っています。
      セクハラでもパワハラでもいじめでも、やめて欲しいと思ったらそれを口にするのが当たり前になって欲しいと思うのです。
      お子さんいると、大変ですよね…
      親子の間のものは、また違った感じかもしれないと思います。
      ホントに、安心して暮らせるように、いろんなことが変わっていけば良いと私も思います。

  2. マッキー より:

    あやぞぅさん ごきげんよう。
    パワハラ、セクハラに声をあげられる
    世の中になってきたのはいい事ですね。
    空気を読む事を強要されるなんて
    あってはならない事で、
    皆が快適に仕事ができる環境に
    なってほしいです。

    • あやぞぅ より:

      マッキーさん>
      コメントありがとうございます。
      本当に、パワハラ、セクハラに声を上げる人が増えているのは良いことだと思います。
      声を上げる側が「おおげさだ」「よくあること」などと非難されることもありますが、おかしいと思うのです。
      そう感じる人がいたら、それはもうパワハラやセクハラなんですよ。
      ホント、皆が働きやすい、生きやすい社会になって欲しいですよね。