「辞める」「逃げる」は人生の中で必須で大事な経験だなと思った話。

こんにちは。

最近ブログの更新も滞り気味ですが~…

超久々にオピニオン系の記事です。

(ただ、自分が考えたことを書くだけの記事)

「辞める」「逃げる」は生きていく上ですごく大事だなと思った話

では、どうぞ。

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「辞める」「逃げる」は実はネガティブな経験じゃない。

物事を辞める

物事から逃げる

という言葉を聞いて、人は何を思い浮かべるでしょうか?

「辞める」も「逃げる」もネガティブなイメージを持つ人はとても多い気がします。

日本人は特に…かな?

「辞める」

一度始めたことは長く続ける 、もしくは(期限があるものなら)最後まで続けることが良しとされます。

「継続は力なり」「石の上にも3年」なんていうことわざも。

続けることを美徳とするような文化、価値観があると思います。

「逃げる」

「辞める」以上にネガティブなイメージかも。

嫌な事、困難な事、自分にとって壁と感じる事などに対して、逃げずに立ち向かうことが良しとされる。

「逃げる」は本来危険を回避するための本能的な行動なはずだけど…

ビックリするくらい、ネガティブなものとして捉えられているのが現状ではないかと。

…とまぁ、こんな感じでしょうか?

でも、結論から言うと、これは実は真逆で、ネガティブな経験どころか、

むしろ生きていく上で、絶対に必要な経験

生きていく上で、大事な行動&選択肢

だと思うのです。

「辞める」「逃げる」が生きていく上で大事な理由。

「辞める」「逃げる」が生きていく上で大事な理由。

それは私が思うに2つあります。

①危険や不快を回避するために必要な行動だから。

1つ目の理由はコレ。

主には、

「逃げる」・・・危険を回避

「辞める」・・・不快を回避

です。

危険の回避については、上でも書いた通りです。

よく言われる例ですが、サバンナにいる野生動物は自分より強い敵からは逃げますよね?

まともに戦って勝てない相手からは逃げることが最大の生存戦略な訳です。

人間もそれは同じ。

不快については回避しなきゃいけないの?と思う人もいるかもしれません。

そこは立ち向かうべきじゃない?と。

でも、長期的に見れば、不快も回避すべきです。

不快な状況はずっと続けてて良いものじゃない。

やりたくない仕事をして、好きじゃない人と一緒に暮らして、食べたくもないものを食べる。

そんな人生嫌ですよね。

勿論短期的に見て必要な不快というのはありますが。

苦い薬を飲むとか、体に負荷をかけて運動するとか、将来の夢のためにテレビを我慢して勉強するとか。

でも、不快は、自分の今後のために甘んじて受け入れることも必要ですが、逆に回避する能力も絶対になければいけません。

だから「辞める」も大事です。

②人生で必ず経験することだから。

2つ目の理由は、人生で必ず経験することだから、です。

生まれてから死ぬまでの間に一度も「辞める」「逃げる」を経験しない人はいません。

いくら「辞める」ことにネガティブなイメージがある、「続ける」ことを美徳とする文化があるとは言っても、

一度始めた全てのことを辞めることのないまま一生涯を終える、などということはあり得ません。

たとえば、子供の頃一生懸命やっていたスポーツを大人になったらやらなくなったり、

ずっと同じ会社で働いてきた人でも、定年を迎えて、その会社、その仕事から離れる日は必ずやってくるのです。

あとは人付き合いもそうですよね。

「始まり」があれば必ず「終わり」はある。

多かれ少なかれ「辞める」は必ず経験します。

「逃げる」に関しても同じ。

「逃げる」を一度も経験しないまま、生きていくことは出来ません。

上にも書いた通り、「逃げる」=「危機回避」。

いろんな意味合いでの「危機」に直面しない人はいないから。

「辞める」「逃げる」は人生で絶対に経験する。

だから、絶対に重要なのです。

「辞める」「逃げる」は痛みを伴う作業…私の経験談。

「辞める」「逃げる」は生きていく上で重要だ、と書きましたが、

それと同時に、痛みを伴う作業でもあります。

「辞める」「逃げる」を良しとしない文化だから、というのも勿論ありますが、

それ以上に、何かを手放す行動、引き算の行動だからかもだからかもしれません。

「辞める」「逃げる」には、私も苦い思い出があります。

学生時代の部活動を引退前に辞めてしまったということがありました。

小4から続けていた吹奏楽を、高1の時に辞めた経験。

辞めた原因は人間関係&部活が厳しくて…というようなことでしたが、

本当に音楽が好きで、続けたい気持ちもあったので、正直辛かった。

おかげで、しばらく「辞める」「逃げる」はトラウマでした。

大学時代は辞め癖&逃げ癖がついて、サークルに入ってはやめ、入ってはやめ、を3回も繰り返しました。

社会人になってからは逆にその反動でか、ずっと辞めたかった会社を10年も辞められずにいたりました。

(長年会社辞められなかった原因の根っこには、高校時代の部活辞め経験にある気がしています)

でも…長年辞めたかった会社をようやく辞めた時、

私はびっくりするくらい、爽快でスッキリした気持ちになりました。

初めて自分の人生を自分で決めた感じがしたんですよね。

私が会社を辞めた理由は、好きなことでお金が稼げるか試してみたかったからです。

で、実際辞めてちょっとやってみた。

でも、やっぱり会社員って素晴らしいよなー、自分には会社に雇われて働くのも案外合ってるかもなー、と思って再就職しました。

結局再就職したものの、1回会社を辞めて本当に良かったです。

時間はかかりましたが、自分で自分の人生をちゃんと決めたと思えたので、良い辞め体験だったんだと思います。

今も前の会社で働き続けていたらと思うとぞっとします。

きっとまだ会社辞める・辞めないで悩んでたと思うから。

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「辞める」「逃げる」にもコツがある。

以上の経験から私が思うこと、それは、

「辞める」「逃げる」にもコツがある

ということです。

うまく辞める、うまく逃げるコツがあるし、

コツをつかんでいないと、あとあと自分の心の中に後悔を残すことになってしまいます。

私が思う、うまい辞め方・逃げ方のコツは、3つ。

①早めに行動する。

②「辞める」「逃げる」をポジティブに捉える。

③「辞める」「逃げる」で後悔しても、その後の行動でリカバリー可能と考える。

です。

【コツ①】早めに行動する

1つ目のコツは、早めに行動すること。

辞めたい、逃げたいと思ったら、早めに行動をした方が良いです。

「辞めたいのに辞められない」は長引くと、こじらせて無限ループに陥り兼ねません。

(私の場合、『会社辞めたい』の方は完全にこじらせていました・笑)

また、「逃げる」に関しては危機回避行動なので、長い間行動に移せなければ最悪「死」に至ります。

ただし、ここでポイントになるのは、

早めに行動した方が良い=思いついたら即辞めろ・逃げろ、ではない

ということです。

多少は考える時間も必要ですし、あまりにも短絡的に行動に移すと大きく後悔する結果になります。

だから、決定的な行動に出るのではなく、「辞める」「逃げる」に向けた行動をすることが大事です。

たとえば「会社辞めたい」なら…

会社を休む、仕事で手を抜いてみる、転職サイトを見る

など。

別の言葉で言うと、小さく逃げてみる、小さく辞めてみるということでしょうか?

決定的には変えなくても良いですが、初動は早くすべきです。

【コツ②】「辞める」「逃げる」をポジティブに捉える。

2つ目のコツは、「辞める」「逃げる」をポジティブに捉えること。

上にも書きましたが、「辞める」も「逃げる」も決してネガティブなことではないです。

でも、ネガティブな気持ちのまま取る行動は結局ネガティブな結果を生みます。

だから、ポジティブな気持ちで「辞める」「逃げる」を行動に移すことが大事なのです。

高校時代に部活を辞めた自分の経験を考えても、もっとポジティブな気持ちでいれば良かったなと思います。

今当時を振り返って考えると、

もし、もっとポジティブな気持ちで部活を辞めていたら、

・部活はダメだったけど、他の団体で吹奏楽出来ないか考える&場所を探す

・他の音楽やってみる(もしくは同じくらい打ち込める他の趣味等を探す)

・部活を辞めて時間が出来た分、クラスでの活動や勉強をより頑張る&楽しむ

という選択肢もあったと思うのです。

でも、そんな風に出来なかったのは、ネガティブな気持ちでの行動だったからかなと思います。

(余談ですが、友達には恵まれたので、高校時代のクラスメートは一生の友達になりました。部活やってたらたぶん違ったと思います…)

で、その真逆だったのが、前の会社を辞めた時でした。

辞めたいのに辞められない…と悩んでいた時はネガティブでしたが、

いざ辞めた時はすごいポジティブだったんですよね。

で、その結果は…ポジティブな結果になったなとつくづく思います。

無職期間楽しかったし、自分にとって良いところに再就職も出来たし、何よりそこから自分の人生が始まったなという気がするので。

なので、やはりポジティブな気持ちで、「辞める」「逃げる」を選択するというのは大事です。

【コツ③】「辞める」「逃げる」で後悔しても、その後の行動でリカバリー可能と考える。

「辞める」「逃げる」に不安を抱く原因の1つには、

辞めたり逃げたりしたらその後後悔するんじゃないか?

ということがあると思います。

で、実際のところ、どうかというと…

後悔することはあると思います。

ただ、後悔したとしてもリカバリーは全然可能なんですよね。

辞めたり逃げたりして、仮にそれを後悔したとしても、

もう1度始めたりチャレンジしたりすれば良いのです。

勿論、元居たところと全く同じところには戻ることが出来ないこともあります。

一番わかりやすいのは会社。

普通は会社辞めたらたとえ後悔したとしても同じ会社に戻ることは難しいですからねー…

(出来る場合もありますが)

でも、同じ会社へは戻れなくても、自分にとってその会社と同じくらい、もしくはそれ以上に良い会社や良い働く場所へ行くことは出来るはずです。

それがここで言うリカバリーは可能ということです。

1回辞めたら、1回逃げたら人生終わりという訳ではないのです。

リカバリーはいくらでも出来る。

それがわかっていれば、「辞める」「逃げる」の選択は断然しやすくなります。

人生の早めの段階で「辞める」「逃げる」を経験することも大事。

そして、もう1つ、コツとは違いますが、大事だと思っていることがあります。

それは、人生の早めの段階で「辞める」「逃げる」を経験しておくことです。

今まで頑張ってきたことを辞める

うまく行かないことや嫌なことから逃げ出す

そういう経験は人生の早い段階でしておくべきです。

人生で絶対に経験する大事なことだからこそ、人生の早い段階で経験すべきなのです。

また、うまい「辞め方」「逃げ方」をするためにも、やはり早い段階で経験しておくべきです。

人間誰でも、過去に経験したことは徐々に上手に出来るようになっていきますし。

経験しているということは大きな価値です。

また、過去に経験してれば、いざという時に「辞める」「逃げる」の選択肢を取りやすくなるというメリットもあります。

こういうと、

子供の頃から簡単に逃げたり辞めたりを許していたら、

何でもすぐに逃げ出したり辞めたりする人間になるのでは?

という反論もありそうですが、

それは違います。

確かに、何でもかんでも逃げたり辞めたりして良い訳ではありません。

逃げるべきポイント、辞めるべきタイミングというのはあります。

でも、それを知るためには、「辞める」「逃げる」を経験するしかないのです。

早めに経験して、

「あ、こんなことで逃げちゃダメなんだ」とか

「こういう辞め方だと後悔するんだ」とか

と考えられるようになっていくのが一番なのです。

もっと言うと「辞める」「逃げる」をあまり経験せずに大人になるのは、

実はとても大きなリスクにもなります。

子供の頃の「辞める」「逃げる」はそんなに重大な局面ではない場合が多いし、

仮に失敗したとしても、大人になってからよりリカバリーは簡単です。

たとえば、部活を辞めようが、頑張ってきたスポーツを辞めようが、

人生レベルで考えれば大きなことではないですからね。

でも、それが大人になってからだとどうか。

会社を辞めるとか、離婚するとか、より重大な局面になることも多いです。

そんな重大な局面で、初めての「辞める」「逃げる」を経験するとしたら…すごいリスクですよね。

また、「辞める」「逃げる」の選択肢を取ること自体が難しくなってしまうこともあります。

だから、早めに「辞める」「逃げる」は経験しておいた方が良い。

そして、もう既に大人になってしまっている人は、

重大な事柄以外のことで、

嫌なことから逃げてみたり、したくないことを辞めてみたり、

そういう練習をしていくべきだと思います。

まとめ

以上、

「辞める」「逃げる」は生きていく上ですごく大事だなと思った話

でした。

読んで頂いてありがとうございました。

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コメント

  1. Tomo より:

    初めまして!ランキングから来ました。
    やめる・逃げるどちらもネガティブな言葉だし、何でもかんでもすぐやめたり逃げたりするのはどうかな?と思いますが、時には必要な行動だと思います!私は1日の半分以上の時間を費やす仕事はやりがいや楽しさを感じれないと続けられなくて、色々転職してきましたが、でもやめるときは何かポジティブな理由を見つけてそれに向けて徐々にシフトチェンジできるようにしてきました。あやぞうさんの記事を読んですごく共感しました!

    • あやぞぅ より:

      >Tomoさん
      はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      「辞める」「逃げる」は本当に大事なことだと思います。
      いつもポジティブな気持ちで転職されてきたというのはすごく良いですね。
      転機がきた時や自分で何か大きな決断をする時、私も常にポジティブな気持ちで臨めたら良いなーと思いました。
      ありがとうございます。