こんにちは。
アラサーで10年勤めた会社を辞めた、あやぞぅです。
1年ちょっとの無職期間を経て再就職し、2社目の会社に勤めて約5年経ちましたが…
またもや会社を退職することになりました。
現在は有給消化中です。
2社目の会社退職に関しては、本当にいろいろなことがあり、なかなか気持ちの整理がつかず正直辛かったのですが、最近ようやく落ち着いてきました。
で、ようやく落ち着いてきたので折角なので、今の私の心境や退職する理由について、ツラツラを書いてみたいと思います。
では、どうぞ。
目次
【退職までの経緯】職場が大惨事→労働環境が悪化・激務化→心身の不調→退職
会社退職までの経緯を改めて振り返ると、タイトルのような流れでした。
詳細は書けないのですが、職場でいろいろ惨事が起きました。
厳密に言うと事件的なことが起きた訳ではないのですが…
本当にいろいろなことがあり、徐々に職場全体の仕事が回らなくなるような状況に変化していったような感じでした。
状況を打破するために、一平社員の私にできることはほぼ何もなかったです。
ただ目の前のことに忙殺されていました。
①に伴って労働環境が悪化し、激務になりました。
昨年の12月~の出来事です。
その兆候は以前から(振り返るとい2年くらい前から)あったのですが、本格的に悪化したのはここ数か月の話です。
前から定期的に(数か月に1回)超繁忙になることはあったのですが、12月~のそれは今までのものとは異なっており、先が見えないものでした。
また悪化レベルも今までとは異なるもので、部署全体が大変なことになっていました。
このあたりからうっすらと退職を考え始めていました。
(そのあたりのことは、2023年12月の日記にも書いています)
①②に伴って心身の不調が出てきはじめました。
(こちらの記事参照→2024年1月2月の日記)
夜眠れない、情緒不安定で涙が出る、胸のところに強い圧迫感と痛みがある、耳鳴りがひどい、頭が働かない…などなど。
今、この時の症状を羅列して振り返ってみると、たいしたことないように思えますが、その時はかなりきつかったです。
特に胸のところの圧迫感と痛みは、経験したことがない、謎の症状でした。
土日になると症状がマシになるので(ただ凝りが残ってる感じで筋肉痛的な痛みはある)、明らかに仕事のストレスから来てるだろうなと思っていました。
今はまだたいしたことはないだろうけど、これが続いたら病名がつくようなメンタル疾患になりそう…(もしくはすでになってたら怖い)と思い、大げさかなと思いながら心療内科を受診。
結果、自律神経失調症と診断されました。
睡眠薬的な薬と精神安定剤的な薬が出たのですが、その中でどうしても飲みたくない薬があり(依存性高いと評判の薬…真偽の程はわかりませんが)、結局薬は飲まなかったのですが…
心療内科受診の前から会社を辞めることについては決意は固まっていました。
①にも書いた通りですが、職場はさらに修羅場と化していっている最中…
もう頑張れない、心身の健康より大事なものはない、もう無理だなと思い、心療内科の結果がどう出ても退職しようと決めていました。
後日談ですが、薬は飲まなかったものの、会社退職を経て症状はなくなり元気になりました。
たいしたことなかったからなのかな…と思う反面、あの時点で逃げたことが功を奏したのかなという気もします。
心療内科受診の直後に上司に退職する旨を伝えました。
状況が状況だっただけに(?)、スムーズに退職は受理され、1ヵ月ちょっとくらいで最終出社日となり退職しました。
スムーズにいかなかった場合は心療内科受診の話をするつもりでしたが、スムーズに進んだため体調不良は伝えましたが、心療内科の話はしませんでした。
繁忙期に退職、しかも有給も使ったので、同僚には本当に申し訳なかったです。
…が、申し訳ないですが、我を通させてもらいました。
最終出社日は皆超繁忙の影響で、外回りに出ており、社内に残っている人があまりいない中での退職でした。
でも、逆にそれはそれでよかったと当時も今も思っています。
退職を決めた理由
退職を決めた理由…挙げてみると下記のような感じです。
・心身の調子が悪く、このままだとさらに悪化し、取り返しのつかないことになりそうだと思ったから。
・会社の体制ややり方に大きな疑問を感じたから。
・別の仕事をしてみたいと思ったから。
・残業が多く労働密度も高くて、辛かったから。
【退職理由①】心身の調子が悪く、このままだとさらに悪化し、取り返しのつかないことになりそうだと思ったから。
一番の理由はこれでした。
上で退職までの経緯のところでも書いていますが、心身の調子が悪くなり、今の仕事をこのまま続けるのは無理だなと感じた、というのが理由としては一番大きいです。
そもそも2年くらい前からゆるやかに労働環境が悪くなっており、数か月に一度来る繁忙のたびに精神的に追い詰められることが繰り返されていました。
繁忙の波が引くと問題なくなるのですが、繁忙の波が来ると仕事のことしか考えられなくなり、全てが仕事に支配されたような生活になり、辛い日々。
繁閑を自分では一切コントロールできない感じもきつかったです。
また、繁忙の波自体も次第に大きくなっていっており、2024年に入ってからの波はとんでもない大波だったので、これは無理だなと思いました。
結局、心身の健康が一番大事なので。
それを第一優先にした形です。
【退職理由②】会社の体制ややり方に大きな疑問を感じたから。
会社の体制ややり方に大きな疑問を感じ、この先この会社にいてどうなるのか?と感じたというのも退職理由の1つでした。
会社の体制、業務の進め方、顧客への対応、業務のシステム…おかしいなと思うことはいろいろありました。
どんな会社でもそういうのがあるのは普通かもしれないですが、それが自分の中でどんどん大きくなっていって、疑問と憤りが頭の中にずっと駆け巡っているような状況になりました。
中でも一番感じていたのは人手不足について。
会社の業績はそこまで悪くないようでしたが、2年くらい前からゆるゆると人手不足になってきており、でも特に何か手が打たれる訳でもなく、そのままで。
人手不足が原因でサービスの質が低下している感じもあり、ここ数か月は現場としてもそれは無理だよね、むちゃくちゃだよね、というような状況の中で仕事が進んでいくような形でした。
良いたとえではないかもしれないですが、負け戦なことがわかっていながら戦っていた日本軍ってこんな感じだったのかな?というようなことをよく考えていました。
なぜこんなことになる前に手が打たれなかったのか…と本当に今でも疑問に思います。
【退職理由③】別の仕事をしてみたいと思ったから。
自分がしていた仕事に強い不満があった訳ではないのですが、仕事を続けていく中で、一生この仕事で良いのかな?という思いは前々からありました。
やっていて苦痛な仕事・苦手な仕事という訳ではなかったのですが、得意で好きな仕事という訳でもありませんでした。
…ただ、そんな人の方が多いと思います。
私も理由①②がなければ、一生この仕事を続けるのか?ということはうっすら考えつつも、そのまま続けてたのではないかと思います。
でも、理由①②がきっかけで、『苦しい思いをしながら今の仕事を続けて、その後に何が残るのか?お金以外で何か残るのか?』という気持ちを抱くようになりました。
また、もともとはすごく良い会社だと思っていたのですが、このようなことになり、
・会社って安定しているようで安定していない。環境はどんどん変わっていく。
・今の仕事やスキルのままで今後生きていけるのだろうか?
・どこでも通用するようなポータブルスキルを身に付けていないと、いざ何か起こった時に逃げられないのではないか?
・転職するのであれば、少しでも若いうちの方が良いのではないか?
ということを考えるようになり、今の会社を退職して別の会社に転職した方が良いのではないかと思うようになりました。
ちなみに、具体的な『別の仕事』についてですが、当初WEBデザインなどの仕事を考えていたのですが、働き方などを考えるとちょっと違うのかなという気持ちもあり、今また方向性を検討中です。
【退職理由④】残業が多く労働密度も高くて、辛かったから。
最後の理由はちょっと書くのに勇気がいるのですが、残業が多い&労働密度が高いというのも、退職理由の1つでした。
残業時間については、世間一般から見て、客観的に見て、すごく多いという訳ではないことはよくわかっています。
一番多い時でも、月40時間くらいでした。
在宅勤務の日もあり、残業代もきちんと出ていたので、きっと同じ状況で不満に思わない人も沢山いると思います。
(ただ、朝・夜にサービス残業はしていました。あと昼休みを削って仕事してたのでその分も…)
でも、私には月40時間の残業は結構きつかったです。
あとは残業時間そのものよりも労働密度が高かったことの方が大きかったかもしれません。
労働密度とは…労働時間に対してどれくらいの作業量かということ。
(諸説あるようですが、ここでは上の定義で↑)
いつも仕事に追われている感覚があり、少しでも休んだら終わらないと思いながら仕事していました。
また、至急案件が本当に多く、それらに振り回されることも非常に多く、その意味でも労働密度は高かったなと思います。
(至急案件が来ると、ノンストップで対応しないといけなくなるような状態だったので)
退職を決めるまでの心境、退職を伝えた時の心境
ここからは退職を伝えた時までの心境について書いていきます。
退職を決めて実際に伝えるまでの日々は…ただひたすら辛かった。
退職を決めて実際に伝えるまでの日々はただひたすら辛かったです。
繁忙で辛い&会社辞めたいという悩みを抱えていて辛い、の2本立て。
ただ、私は前々からいざとなったら早めに逃げるしかないという気持ちでいたので、もう無理だなと思ってから退職を決めるまではすごく早かったです。
だいたい昨年末くらいから、どうしても無理と思うようだったら会社辞めようと心に決めていました。
そして、実際に1月に入って早々にはもう無理だなと思うようになり、1月下旬には退職することを上司に伝えました。
前回の退職の時は数年単位で悩んでいてなかなか決断できなかったのですが、今回の決断は本当に本当に早かったです。
・本当に無理だったので検討の余地がなかった
・2回目の退職なので、前回に比べて行動のハードルが低かった
・年齢的なことを考えると、年単位などで長く考えるのは得策じゃないと思った
というのが早く決断できた要因だったと思います。
ちなみに、『いざとなったら早めに逃げる』ということに関しては、過去にこんな記事も書いています。
メンタル関係のことは、おかしいと思ったら早めに対処しないと手遅れになる、というのが前々からの私の認識でした。
(人間って本当におかしくなったら自分で自分のことをおかしいと思えないらしいです。なので、ある程度正常な判断ができるうちに対処しないといけないということを常に肝に銘じています)
大げさかもと思いながら早めに心療内科を受診したのもこの辺のことが要因でした。
話は戻りますが、正直、本当にこの会社を辞めて良いのか?ということについてはあまり悩みませんでした。
ここまで嫌だと思ったら、もう遅かれ早かれ退職するだろうなと思ったので。
ただ問題だったのは繁忙期に辞めるということでした。
他の人にかなりの迷惑をかけてしまうので、可能であれば繁忙期が終わってから辞めた方が良いよな…
でも、本当に辛すぎて無理…もうどうにかなってしまいそう…
このような2つの気持ちの間で揺れていました。
苦しかったです。
ただ最終的には、無理して続けたとしても、繁忙期の最中に本格的におかしくなって急に会社に行けなくなり結局迷惑をかけるという可能性もあり得るなと思ったので、繁忙期ですが退職することを決めました。
あとは、この間にもし本格的に自分がおかしくなってしまったとしても会社は責任取ってくれないと思ったというのもあります。
でも、そんな風に自分で自分に言い聞かせてはいましたが、一緒に働く何の罪もない同僚に迷惑をかけるのは明確だったので、自責の念にずっととらわれていました。
上司に退職を伝えた時の心境…すんなり受理され、一瞬だけ心が軽くなる。が、悩みは尽きない。
意を決して上司に退職を伝えましたが、思いの外すんなり受理されました。
自分は組織にとってたいした価値がない人間だったからかなーとも思いましたが、人手不足が深刻だったことを考えると、おそらくそういう訳でもないのかなと思います。
去る者追わずな社風だから、というのが正解な気がします。
かなり緊張して伝えたので、あっさり受理されたのは本当にありがたかったです。
一瞬、とても心が軽くなりました。
ただ、上司に受理されても、その後同僚に伝える&同僚との引継ぎなどもあるため、それを考えると気分が暗くなったので、心が軽くなったのはほんの一瞬でした。
あとは、有給をいつから取らせてもらうかという問題もあり、悩みはつきない感じでした。
…というか、この『有給をいつから取らせてもらうか問題』で、一番悩みました。
有給は40日以上残っていたのですが、あまりに早く有給消化に入ると、仕事を引き継いでもらう同僚の負担が増えることになる、でもあまりにも多くの日数の有給を捨てるのも…ということで。
結果的には上司からの指示は特になく、いつから有給消化するかは自分で決めて良かったのですが(引継ぎさえちゃんと終われば、いつからでもOK)、考えるとモヤモヤすることが多く…
いざ最終出社日を決めてからも本当にその日からで良いのかと悩んだりもしていて、精神的にかなりきつかったです。
最終出社日直前になってもまだ悩んでいたような状況でした。
退職を伝えてから最終出社日までの日々と心境
ここからはいよいよ、最終出社日までのことについて。
最終出社日までの心境…日常業務と引継ぎに追われて、いっぱいいっぱい。
上司に退職を伝えた後、ほどなくして同じ部署内の同僚にも発表され、引き継ぎを開始するという流れになりました。
そこから最終出社日までは普段の業務+引継ぎに忙殺されました。
多大な迷惑をかけることになるので、せめて引き継ぎはしっかりやらないとと思い、自分としては資料などもかなり力を入れて作ったつもりです。
時間がなさすぎて、引き継ぎ資料の文章部分は土日を使って作成していました。
退職を伝えてから、みんなどんな反応するのだろうかと不安に思っていたのですが、上司も同僚も、態度が変わる人などは全くいなかったです。
むしろすごく優しくて、その優しさに、毎日のようにこっそりと泣いていました。
退職を伝えるまでの日々もメンタルがおかしくて、毎日のように在宅勤務で泣いていましたが…
(この歳になって仕事のことでこんなに涙を流すことになろうとは思わなかったです…若かった時ですらこんなに泣いてない)
会社にいろいろ思うところがあって辞めた訳ですが、人間関係には本当に恵まれていたなと思います。
一緒に働く人はみな、私とは違い、人間ができた素晴らしい人ばかりでした。
体調が悪いということは一応伝えていたものの心療内科受診のことまでは伝えていなかったので、内心はひんしゅくものだったと思います。
…当たり前です。
そして、実際に相当に迷惑をかけたと思います。
今でも本当に同僚に対しては申し訳ない気持ちです。
正直、今回の退職は円満退職ではなく、あまり良くない辞め方をしたと思っています。
本当はこんな辞め方するべきじゃないと思います。
過去の経験からわかることですが、良くない辞め方をした時はずっと引きずるんですよね…
でも、それも自分が決めたことなので仕方ないと思っています。
最終出社日…終わらせないといけないことが多くて余裕なし。緊張と感謝と申し訳なさのみ。
そして、あっという間に最終出社日。
最後の最後まで仕事を抱えていたので、感傷に浸る余裕などは全くありませんでした。
それどころか本当に業務がすっきりと終わるのか不安で、実際、かなり焦りながら仕事をしていました。
また、ありがたい誤算だったのですが、退職を知った方からメッセージを頂いたりして、その返信にも追われていました。
…まさか、こんなことになろうとは… (ありがたいなと本当に思いました…)
時間を頂いて皆の前で挨拶させてもらったりもしたのですが、緊張のあまり、今までの感謝&繁忙期の退職で申し訳ないということ、のみしか言葉が出ませんでした。
涙が出たり、感傷的な気持ちになることはなかったです。
最終日ってこんなものですよね…
帰り道になってようやく、あーこれで終わったんだとホッとした気持ちになりました。
ずっと苦しかったけど、ようやく解放されたんだな、と思いました。
退職を控えて有給消化中の今の気持ち。
3月末退職ということで、今現在は有給を消化させてもらっているところです。
ゆくゆくは転職活動もしないといけないですが、心身ともにかなり疲れていたので、まずはゆっくりすることにしました。
しばらくは仕事がモードが抜けず、モヤモヤした日々を送っていましたが、徐々に気持ちが落ち着いてきたような感じです。
少し落ち着いてきてから、これからどうしよう…と急に不安になってきたりもしています(笑)
働かないと生きていけないので、どうにかするしかないですが。
長くなりましたが、退職について書いておきたかったので、ツラツラ書いてみました。
読んで頂き、ありがとうございました。