会社退職時に人事部から有給消化を拒否された話。

会社を辞めて3か月ほど経ちました。

会社を辞めた時のことが結構昔のことのように思えて、どんな感じだったっけ?と思うことも実は多々あったりします。

ですが、この間ふと思い出したことがありました。

それは、退職時に有給休暇を使うな!と言われた話です。

それも1日も使うことが出来ず、全くの未消化のまま、退職する形となりました。

有給が使えなかったこと自体よりも、 人事の対応がひどかったことの方印象的でした。

先に言ってしまうと、私は有給消化することを諦めていたのです。

ですが、会社の方から一方的に「有給使わせないよ~」と言われたのでした。

え!?っていう感じですよね?

という訳で、ここから詳しく、その話について書いてみたいと思います。

<スポンサーリンク>



定年まで働いた人以外は、有給未消化での退職が当たり前!?

普通の会社は、退職する時って未消化分の有給を消化してから辞めるものだと思うのですが…

私のいた会社は、暗黙のルールで、有給を消化して辞めることが認められていませんでした。

もともと中途採用があまりなく、勤めている人の大半は、新卒で就職してからずっとその会社で働いている人という構図だったせいもあるかもしれません。

(その会社しか知らない人ばっかり、という意味で)

有給を1日も消化せずに、退職日=最終出勤日という形で職場を去っていくのが当たり前でした。

定年退職の人だけは例外で、しっかりと有給を消化してましたが。

定年まで勤め上げた人以外は、有給を消化する資格なんかない!というような雰囲気だったのです。

普段から有給休暇が取りにくい会社

そもそも普段から有給休暇が取りにくい会社でした。

体調不良や家族に何かあるなど、やむにやまれず…という場合は有給扱いでしたが、それ以外は基本的に無理。

子どもがいる人などは学校行事などもあると思うのですが、そういったものでも簡単には休みは取れないような雰囲気でした。

今思い返しても、なかなか嫌な感じです。

有給の取りやすさは、会社によっても千差万別かもしれませんが、少なくとも取りやすい方ではなかったということです。

どうしても有給取って辞めたいなら、揉める覚悟が必要!?

有給を消化せずに退職するのが当たり前という雰囲気でしたが、それでも退職時に有給消化を申し出る人がゼロだった訳ではありません。

戦って有給を勝ち取った上で辞めていく人もいるにはいました。

主に若い人。

でも、ロクな話は聞きませんでした。

だいたいは上司や職場のトップと揉めたというような話でした。

送別会もなかったとか、最後の挨拶もさせてもらえなかったとか、いろんな話聞きましたね。

退職時に有給取り辛い雰囲気なことはわかっていたと思うので、辞める会社だからどうなっても良い!それより有給という権利を行使した上で辞めたい!と思って、覚悟の上だったのかもしれません。

でも、良い顔はされないにしても、そこまでされるとは思いませんよね~…

<スポンサーリンク>



最初から有給消化したいとは言わないつもりだった私。

有給消化を巡って揉めた話を聞いていたせいもあった私は、暗黙ルールに従って、有給未消化で辞めようと思っていました。

いくら辞めるからって言ってケンカするのは嫌だし、立つ鳥跡を濁さずという言葉もあるし…と自分を納得させて。

ま、本当は言えなかっただけなんですけど。

仕方ないと諦めて、自分で自分を納得させました。

普通に考えたら、有給消化を主張する方が当たり前なのかもしれないけど、会社の雰囲気に毒され、飼いならされていたのです。

最後まで社畜ですよね…

人事から耳を疑う言葉を言われる

そんな社畜な私でしたが、辞める前に有給を巡って人事から信じられないことを言われました。

私は9月末で会社を辞めたのですが、もともと所属部署からは10月末までいて欲しいと言われていました。

理由は、引継ぎのため。

3、6、9、12月末というタイミングで異動の可能性がある会社だったのですが、9月末に辞めると最終出勤日は9月末日になるため、10月1日に異動してくる人との引継ぎが実質出来ません。

通常の異動であれば、会社からいなくなる訳ではないので、2、3日旧所属と新所属を行き来して引継ぎするのですが、退職の場合はそれが出来ませんでした。

その場合、すでにその職場にいる誰かに引継ぎをする形になるのですが、私には9月末の段階で職場に仕事を引き継ぎすることが出来る相手はいませんでした。

それで、後任がくる10月末までいて欲しいと言われていたのでした。

私は、極力スムーズに辞めたかったこともあり、承諾しました。

そして、直属の上司はもちろん、職場のトップの上司もそれを了承していました。

(というよりも、10月末までいてくれるなら良かったと言ってました。)

しかし、人事から10月末の退職は認められないと言われたのです。

その理由が「後任の人が用意出来るとは限らない。もし、後任が来なかったら、引継ぎも必要ないっていうことで、最後は有給消化扱いにして最終日まで出勤しないで辞めるつもりでしょ?それは認められないからダメです。」というものでした。

聞いた時、耳を疑いました。

有給消化しちゃダメって、それ人事部として会社のオフィシャル発言として言ってる?

そうだとしたら、暗黙ルールとか、その職場のトップの意向じゃなくて、会社の意向ということですよね。

グレーだと思ってたけど、結局ブラックじゃん!

そう思いました。

また、そもそもこちらからは有給休暇のことについては何も言っていないのにも関わらず、一方的に言われたことに対しても腹が立ちました。

後任が来ないかもしれないことは聞かされていましたが、もしそうなら、10月以降は職場にいる誰かになんとか引き継いでもらえるよう頑張るか、と思っていたから。

有給取ろうなんてはなっから思ってないし!

もし後任が来なくても、全部出勤するし!

人手不足の中休める訳ないし!

後任が来るにしろ、来ないにしろ、9月末で辞めたら、他の人にすごく負担かかるし!

結局現場のことなんて何も考えてないんですよね。

なんなんだよと思いました。

ちなみに、結局後任も来なかったです。

仕方ないことなのかもしれないけど、その有給取らせない発言があったので、余計に腹が立ちました。

まとめ

以上、退職時に有給が使えなかった話でした。

実際には、有給消化諦めてたけど、こっちが何も言ってないのに有給使っちゃダメですよ!って言われた話ですね。

今改めて考えると、有給使って何が悪いんですか?ってかみつくということも出来たのかもしれません。

でも、それをしなかったのは、やっぱり揉めたくなかったし、職場の上司にも悪いと思ったし、いい顔したかったから、なんだよなぁ…

そちらを優先したかったんだから仕方ないとは思います。

でも、もっと有給消化が当たり前の制度として認められる雰囲気であれば良かったのに、とも思います。

労働基準法で認められてるはずだけど、実際は会社次第ですからね。

強制力でもあれば、働く人にとって良いんだけど…

働く人に優しくなって欲しいなと思います。

読んで頂いて、ありがとうございました。

<スポンサーリンク>



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. マッキー より:

    あやぞぅさん ごきげんよう。
    かなりひどい対応ですね。
    結局、会社の都合しか考えてないんですよね。
    私の前の会社もそうでした笑
    どんな形であれ、離れられてよかったですね。

    • あやぞぅ より:

      マッキーさん>
      コメントありがとうございます。
      マッキーさんも有給使えなかったんですか…
      そういう会社もやっぱり多いんですね~
      確かに、離れられて良かったのかも。
      そう思うことにします^^