こんにちは。
2023年1月に新型コロナウィルスに感染したのですが、それからしばらくの間、後遺症の咳に悩まされていました。
3か月くらい咳が止まらなかったり、息苦しかったり…なかなか辛かったです。
周りからわかるレベルで咳が出ていたのは3か月くらいでしたが、薬が不要になるまでには約1年かかりました…!
そんな私のコロナ後遺症の体験談について、ブログにしてみたいと思います。
最初に書いておきますが、すごく特別な治療などはしていないので、その点はご了承下さい。
では、どうぞ~
- コロナ発症時は軽症だった。
- 【発症から1ヵ月目①】すぐに近所の病院に行くも治らない→様子見していたら悪化。
- 【発症から1ヵ月目②】市販の咳止め薬を試してみたけど…
- 【発症から1ヵ月目③】コロナ後遺症外来を受診する。
- 【発症から1ヵ月目④】コロナ後遺症外来に通いつつ、いくつか検査を受ける。
- 【発症から2ヵ月目】薬の服用を続けたことで徐々に快方に向かうが、すっきりとは治らない。
- 【発症から3か月目】劇的に良くなり、完治まであと一歩。
- 【発症から4~6か月目】ほぼ回復してるけど、薬はやめられない日々が続く…
- 【発症から7、8か月目】症状がぶり返し、吸入の薬変更→一気に良くなる。(ただし薬はやめられない)
- 【発症から9か月目】季節の変り目で症状がまたぶり返す。一時的に結構ひどい状況になる。
- 【発症から10か月~12か月】薬の服用を続けたところ、ちょうど1年ほどで薬をやめることに成功。
- 【総括】私が経験したコロナ後遺症について
- まとめ
コロナ発症時は軽症だった。
2023年1月末に新型コロナウィルスに感染しました。
その時のことについては、こちらのブログに記載しています。
ホテル療養というレアな体験をしたので、そのことメインですが、症状などについてもいろいろ書いてます。
…が、かなり長いので、お時間ある方のみどうぞ(笑)
コロナ発症時の症状について、簡単にまとめると、
・喉の痛み(激痛)
・声が一時的に全くでなくなる(喉の痛みとともに起きたけど、感染5日後くらいには治る)
・軽い発熱(一番高い時でも38℃くらい、しかもすぐ下がった)
・咳(喉の痛みと発熱が治まった感染1週間後くらいから出現)
という感じでした。
喉はかなり痛くて辛かったのですが、発熱などは本当にたいしたことがなく、味覚嗅覚の障害などもなかったので、かなり辛いけどまぁ軽症なんだろうなと思っていました。
ホテル療養中は、血中酸素濃度(SpO2)も測ってましたが、基準値を下回ることはなく…というか下回りそうになることすらなかったです。
咳については、ホテル療養もそろそろ終盤という頃に始まりました。
…が、そこまでひどくなかったので、あまり気にはしていませんでした。
新型コロナの症状で咳が出るっていうのあるもんね。
まぁ、そのうち治るだろう~…
…当初はその程度の認識。
しかし、ホテル療養から戻り、隔離期間が終わってからも咳が治ることはなく…
それどころか、徐々にひどくなっていきました。
【発症から1ヵ月目①】すぐに近所の病院に行くも治らない→様子見していたら悪化。
コロナの隔離期間はその当時は10日間だったのですが、そこから数日経っても咳が治らないので、すぐに近くの病院へ行きました。
そこで咳喘息と診断され、吸入薬を含めていくつかの薬が出ました。
カルボシステイン、オノンカプセル、ベポタスチンベシル +吸入薬のブデホル
メインは吸入薬のブデホル
他の薬はどんな効能のものだったか忘れてしまいました…
(咳止めか、アレルギーに効くような薬だった気がしますが…)
お医者さんによると、新型コロナの影響で咳が出ているが、今は咳喘息という状態になっている、というような話でした。
まずは2週間吸入薬を服用して、それでも治らなければまた来て、というような説明でした。
ちなみに、ブデホルというのはこんな薬です。
1日2回(朝晩)、1回につき2吸入、でした。
吸入薬使ったことなかったので、どんな感じかな~と思っていましたが、超細かい粉が出てきてそれを吸い込むような感じでした。
本当に吸い込めてるの?と疑問に感じるような使用感なのですが、そんなものらしいです…
ちなみに、吸入した後は必ずうがいをしないといけないので要注意。
しっかりうがいをしないと口内炎が出来たりするらしいです。
(私は気を付けてたので大丈夫でしたが)
薬を2週間服用しましたが、明確には良くならず…良くなったり悪くなったりという感じでした。
すぐに同じ病院で診てもらおうかと思ったのですが、良くなる時もあったので一旦様子見。
もしかしたら時間の経過とともに、自然と良くなるかもしれないし…と思って。
あとはその病院が若干信用できなかったというのもあり(笑)、次行くなら別の病院の方が良いかもなと思っていたというのもります。
ですが、そんな感じで様子見していた1週間くらいの間に、劇的に症状が悪化しました…
もともとは話をしようとすると咳が出るというような感じだったのですが、会話をしていなくても咳が止まらなくなるようなことがたびたび起きるようになりました。
電話などにも支障をきたすようになり、会社の固定電話で電話応対をしていた時、他の人が見かねて変わってくれたりするようなレベルでした。
(今考えたら、同じ職場の方々、本当にありがとうございます…)
また、咳だけでなく息苦しさまで出てきて辛かったです。
夜も、咳&息苦しさで目が覚めて、眠りが浅くなったりしていました。
振り返ってみると、なかなか辛かったですね。
咳や息苦しさのために、普通の生活が出来なくなるようなレベルに陥ってました…
【発症から1ヵ月目②】市販の咳止め薬を試してみたけど…
あまりにひどくなったので、コロナ後遺症外来で診察を受けようかなと思い、どこに行こうか調べたりしていました。
そんな時にSNSで、『コロナ後遺症の咳、この薬で効いたよ!』という情報を発見。
普通に売ってる市販薬だし、コロナ後遺症外来に行く前に1回試してみようかな…
…という訳で、試してみました。
それがこの薬。
マツモトキヨシで売っている、『ノスポール鎮咳顆粒』という薬です。
この薬、なんと劇的に効きました…!
咳も出ないし、息苦しさもない。
久し振りに咳も息苦しさもない世界…なんて幸せなんだ…
感動すら覚えました。(今考えたら、なんか…可哀想ですね…)
…が、咳が出ないのは良いんだけど、眠気がものすごく、起きていられない感じで、結果的にはダメでした。
そもそも『鎮咳』なので、咳止めなんだと思われます。
強い強い咳止め…対処療法だし、長期にわたって飲んだり、根本から治したりするような薬ではないんだろうなと思って結局やめました。
(ただ、病院などで出たほかのどの咳止めよりも、咳は止めてくれたので、緊急避難的にはありなのかもしれませんが…どうなんだろう…)
【発症から1ヵ月目③】コロナ後遺症外来を受診する。
市販薬もダメだし、そのままにしておいても全然良くならない…
やっぱりコロナ後遺症外来に行こう!ということで、コロナ後遺症外来に行きました。
(ちなみに、様子見してたのは1週間くらいでした)
どこの病院にするかはネットで検索しました。
そんなに数が多くなさそうで、家の近所などでは見つからなかったのですが、都内の某病院で診療を受けました。
問診を受け、薬を処方されて…という感じ。
コロナ後遺症外来ということでしたが、私がかかったところは、正直そこまで特別な治療をしているという感じではなかったです。
でも、先生がよく話を聞いてくれたことと、曲がりなりにも『コロナ後遺症外来』という看板を掲げているということもあって、受診したことによって安心できたというのがすごく大きかったです。
…うん、お医者さんへの信頼感や安心感って大事。
出た薬はこちら。
フスコデ(咳止め)、モンテルカスト(アレルギーの薬)、ブデホル(吸入薬)
近所のお医者さんで処方された薬とそんなに大きく変わるような感じはないですね。
咳止めのフスコデは頓服です。
もし日中に咳が出て困るようなことがあったら、フスコデを飲むか、ブデホルを追加で吸入するように言われていました。
ブデホルの吸入回数は、朝晩2回×1回2吸入が基本でしたが、日中に追加で吸入する場合はさらに2回×2吸入までOKと言われていました。
(つまり、1日最大で、1回2吸入×4回までOK)
咳が辛い時にはこうすれば良いよ、という薬や対処法があるのは、なんとなく安心感がありました~
日中辛い時にどちらを使うかは自己判断で良いということだったので、いろいろ試していました。
私の体感としては、
フスコデ→目に見えて効果があるけど、1、2時間しか効かない。
ブデホル→即効性はないけど、あとから少し効果出てくるような気がする。
という感じでした。
そのため、何か人と話す予定があって咳を止めたい時はフスコデを飲む、なんとなく調子が悪い時はブデホルを追加で吸入する、というような感じで使い分けていました。
ちなみに、ブデホルはステロイドです。
ステロイドは長く服用するのまずいんじゃないの?と思っていたのですが、お医者さんによると、飲むタイプのステロイドは成分が血液中に入るため長期服用はできないが、吸入タイプのステロイドは血液中に入る訳ではないので長期服用しても問題ない、ということでした。
実際に長期服用している人も多くいるそうです。
(そして、私自身も長期服用することになりますが、それはまたこの後の話に続きます…)
【発症から1ヵ月目④】コロナ後遺症外来に通いつつ、いくつか検査を受ける。
コロナ後遺症外来に関しては、最初の頃は1週間に一度、その後は2週間に一度通院していました。
最初は1週間分の薬が出て、その後は2週間分の薬が出て、薬が切れたら通院するような感じです。
新型コロナの後遺症の咳&咳喘息ということだと思うが念のため検査を、ということで、2つほど検査を受けました。
・血液検査
・心電図検査
結果としてはどちらも特に異常なしでした。
悪い病気が隠れてたりしなくて良かった~…
ただ、肺のレントゲンなどは取らなかったので、それは調べなくて良いのかな?とちょっと思いましたが…
(たぶん症状的に肺炎を引き起こしてる可能性はなかったから検査不要っていうことだったんだと思うけど)
心電図の方はもともと検査する予定はなかったのですが、私が勝手にいろ色調べて、「コロナ後遺症で心筋炎っていうのがあるみたいだけど、それは大丈夫なんですかね?」ということを質問したことがきっかけで検査することになりました。
心筋炎の可能性はないと思うけど、心配なら一応検査しておく?みたいな形で。
結果は先生の予想通り異常なしでしたが、検査したことですっきりできたので良かったです。
ちなみに、心電図検査の結果で、『反時計回転』ということを初めて言われて、それはビックリでした。
反時計回転とは…
心臓の位置は通常右上から左下に向かうが、それが垂直方向に近くなった状態。
肥満体形の人は心臓が時計回りに傾くが、これはその逆で、やせ型や胸の薄い人などに見られることがある。
※この結果が出ても、特に問題はなし。
今まで一度も言われたことないけど…
自分が痩せ型とか全く身に覚えがない(笑)
過去に一度も言われたことがないですし、本当にびっくりしました。
(その後、昨年の6月に受けた人間ドッグの心電図検査でも該当していなかったです)
全く問題ないということなので良かったのですが、今考えると咳のしすぎで心臓の位置がちょっと移動してたとかそんなことだったのかなぁと思ったりしています。
話がそれましたが、そんな感じで、コロナ後遺症外来にかかりつつ、処方された薬を服用する日々を送っていました。
かなりしっかり服用していましたが、そこまで劇的に症状が良くなることはなく、2月の日々は過ぎていきました。
薬が全く効いていないという感じはなかったですが、ちょっと良くなかったかな?と思ったらすぐまた悪化したり…を繰り返すような感じでした。
ただ、お医者さんからは「おそらく1、2か月くらいはかかると思うので、焦らず薬を服用するように」という風には言われていたので、あまり焦らないようにはしていました。
【発症から2ヵ月目】薬の服用を続けたことで徐々に快方に向かうが、すっきりとは治らない。
発症から2か月経過した2023年3月。
薬の服用を続けていったことで、コロナ後遺症の咳は少しずつですが、良くなっていきました。
良くなったり悪くなったりを繰り返して、ふと気付いたら、あれ?少し前よりは良くなってる?というような感じでした。
相変わらず途中で調子悪くなることが何度もあったので、本当に薬効いてるのかな?と不安になったりもしていましたが、お医者さんからの「治るまでにはある程度時間がかかる」という言葉を信じて悲観的にならないようにしていました。
この時期のコロナ後遺症の状態としてはこんな感じでした。
・言葉を発しなくても咳が出る→話をする時は咳が出る→長い間話す時には咳が出る、という状態に推移。
・咳が出るため電話応対が出来ないということはなくなった(なんとか対応可)。人から心配されることもかなり減った。
・夜中に咳で起きてしまう頻度も減った。
・慢性的に咳をし続けているため、胸や肋骨のあたりが痛くなる。
最後に書いた、胸や肋骨あたりの痛みは3月じゃなくて2月の途中頃からうっすらありましたが、3月になって明確に痛いなと思うようになった印象です。
ただ、激痛という訳ではなかったですし、咳の変動に伴う感じだったので痛みがない時期もあり、そこまで深刻ではなかったです。
病院に関しては、3月の途中までは2週間に1回の通院でしたが、途中から1ヵ月に一度の通院に変更、さらにオンライン診療が可能だったので、対面ではなくオンラインで診療してもらっていました。
オンライン診療、今まで経験なかったけど、かなり便利…!
同じ症状での継続通院とか、問診のみで終わるような内容だったら、オンライン診療の方が絶対に良いなと思いました。
(オンライン診療についても思うことがいろいろあるので、また別記事にでもしたいなと思っています)
なお、オンライン診療にする前の話ですが、病院でさらにもう1つ検査を受けました。
それがアレルギー検査。
咳がすっきり治らない理由は花粉の影響かも、という話があって、それでこの機会にアレルギー検査をしたらわかるかもしれない、ということで検査しました。
私全く花粉症じゃないんだけどね…
でも、実は隠れ花粉症だったり、何かのアレルギーだったりして、それも原因で咳が治らないのもあるのかなぁ…
アレルギー検査は血液検査でした。
(2月に血液検査したんだけどなと思ったのですが、検査の仕方が違うのか改めて血を取られました・笑)
結果は、スギとヒノキにアレルギーあり、でした。
え、実は花粉症だったの? 私…
そんなにひどいアレルギーではないが反応しているというような結果だそうでした。
それで、咳がなかなか治らないことに関しても花粉の影響があるからで、花粉の飛散が落ち着く頃には咳も治るのではないか、というようなお話がありました。
咳が治らないのは花粉の影響もあるということがわかって、ちょっと一安心。
あとはスギとヒノキの他にはアレルギーはないということがわかったのも良かったです。
書き忘れていましたが、薬についても3月に微妙に変更されました。
フスコデ(咳止め)、モンテルカスト(アレルギーの薬)、ブデホル(吸入薬)
↓
ビラノア(アレルギーの薬)、モンテルカスト(アレルギーの薬)、ブデホル(吸入薬)
フスコデがなくなり、ビラノアが追加されました。
ただメインはあくまで吸入のブデホルという感じではありましたが…
【発症から3か月目】劇的に良くなり、完治まであと一歩。
4月になり、発症から3ヵ月が経ちました。
しっかりと薬を服用していたところ、4月初旬頃からかなり良くなっていき、4月下旬になる頃には日常生活にはほぼ支障がないところまで回復していきました。
咳も息苦しさもないってなんて幸せなんだ…
お医者さんに「花粉の影響もありそうだから、その頃には回復するのでは」と言われていましたが、本当にその通りになったような形です。
この時の状態についてまとめると、こんな感じです。
・咳はごくたまに出る。
・息苦しさや胸、肋骨の痛みはなし。
・夜中に咳で起きることもほぼなし。
薬については回復してもう大丈夫と思えるような状態になったらやめて良いと言われていました。
そのため、薬についてはやめる方向で動いていましたが、いざやめてみると微妙に咳が出るような状況だったので、様子見つつ断薬する方向で…と思っていました。
【発症から4~6か月目】ほぼ回復してるけど、薬はやめられない日々が続く…
発症から4~6ヵ月目=2023年5月~7月です。
この間は日常的に咳が出て辛いということはなかったのですが、いざ薬をやめようとするとすぐにぶり返してきて薬をやめることができずにいる、という日々でした。
薬やめられそうでやめられない。
なかなかすっきり治らないもんだね…
基本的にはコロナ後遺症のことを忘れて普通に過ごしていましたが、いつになったら良くなるのかなーと思っていました。
お医者さんからは「夏くらいを目途に薬止める方向で」というような風に言われていました。
春には「花粉の飛散がおさまる頃には」って言ってなかったっけ…?
そう思いましたが、「ちょっと慢性化してきているので気長に治しましょう」というような話もあったので、まぁしょうがないかなーと思って納得していました。
咳で苦しかった日々が続いてる訳じゃないので焦らずいこうかなと思って。
ちなみに、薬の服用に関しては吸入のブデホルについてはしっかり続けていましたが、その他の薬(ビラノア、モンテルカスト)は飲んだり飲まなかったりしていました。
(本当はダメだけど)
【発症から7、8か月目】症状がぶり返し、吸入の薬変更→一気に良くなる。(ただし薬はやめられない)
発症から7、8ヵ月目=2023年8月、9月。
8月になり、ずっと落ち着いていた症状がぶり返しました。
咳と息苦しさが復活。
咳はそこまで出ないんだけど、なぜか息苦しいというような状況でした。
薬を減らした訳でも止めた訳でもないのに、ぶり返すなんて…
悪化した理由にも特に心当たりはなく、本当に謎でした。
(強いて言うなら、わりと人通りのあるところに出掛け、珍しくマスクをせずに街歩きしていた日の後だったような記憶があります。でも、関係あるのかな…)
たまたま悪化してすぐに次の病院の予定がありました。
悪化したことを伝えたところ、メインの吸入薬を変更することに。
ブデホルではなく、テリルジーという薬です。
テリルジーもステロイドなのですが、3種類の薬が同時に出てくるという、すごい薬なのでした(笑)
これは1日1回×1吸引。
3種類の薬が出てくるっていうことだけど、粉入ってきたーという感じが結構あります。
ちゃんと吸えてる?と不安になるブデホルとは全然違う感じでした(笑)
ちょっと苦みがありますが、吸入ずっとやってるせいか、私はそこまで抵抗なく。
吸入後にうがいが必須なのはブデホルと同じです。
(ちゃんとうがいしないと、口内炎できたりするそうです。そこもブデホルと同じ)
この薬ですが、それはもう劇的に効きました。
吸い始めてすぐに良くなって、ちょっとびっくりしました。
こんなに効くなら、もっと早い時期からこの薬の方が良かったかも…
ただ今考えると、テリルジーのおかげというよりは、ぶり返したとは言ってもそこまで状態が悪くなかったからすぐに良くなったのかなーという気もしなくはないですが…
それに、このテリルジーはとても値段が高いので、最初からこの薬を出すという訳にもいかなかったのかもしれないなとも思ったりもします。
具体的に言うと、この1本(約1ヵ月分=30回吸入ができる)で、4000円強もするのです…!
薬そのものというか、この容器が特許取得の特殊なものであり、それで高いらしいです。
そんなこんなで、8月に悪化したものの、テリルジーのおかげでわりとすぐに元の状態には戻りまして、でも薬をやめられるほどには至らず、服薬を続けていました。
テリルジーの効果で薬止められるところまで行くかなと思ったんだけどな~
コロナの後遺症、本当にしつこい…
【発症から9か月目】季節の変り目で症状がまたぶり返す。一時的に結構ひどい状況になる。
発症から9か月目の2023年10月。
折角良くなってきていたのに、またもや症状がぶり返しました。
久し振りに会話するのが困難なレベルの咳に見舞われて、愕然としました…
一番ひどかった時のレベルまではいかなかったのですが、発症2か月目(2023年3月)の頃と同じくらいにまでひどくなりました。
ちょうど季節の変り目で、気温がぐっと下がった日でした。
もしかして、これからまた冬になって気温が下がったら前みたいに咳が止まらなくなるんじゃ…
思えば気温の上昇とともに調子が良くなっていったような気がしたので、気温が高い時は良いけど気温が低くなったらずっと咳が止まらなくなるのではと思い、かなり不安になりました。
…が、1週間前後で回復し、ことなきを得ました。
気温が下がったからというよりは、季節の変わり目だったというのが要因だったようです。
冬の間ずっと咳が続くとかじゃなくて本当に良かった…
それにしても、コロナ後遺症って本当に本当にしつこいな…
【発症から10か月~12か月】薬の服用を続けたところ、ちょうど1年ほどで薬をやめることに成功。
発症から10か月~12か月(1年)=2023年11月~2024年1月。
10月に一旦ぐっと調子が悪くなったこともあり、薬止めたいなーと思いつつも、薬の服用を続けていました。
油断したら悪くなりそうという思いもあり…
というか、実際に何度も止めようとトライしていたのですが、数日止めると微妙にぶり返したりするという状況で、やめられずに続けていました。
薬止められないなんて、依存症の人みたい…(笑)
薬の依存性については特に説明なかったけどさー
もしかして薬の成分がどうとかではないけど、服用しないと精神的に不安になるとか、そんな状況だったりするのかな…?
そんなことを思い始めた矢先だったのですが、ちょうど1年経った2024年1月頃になぜか薬をやめることに成功しました。
1月はちょうど花粉が飛び始める頃。
私の咳はアレルギーの影響もあるようなので、そんな時期になぜ止められたのか、ちょっと謎ではあるのですが…
でも、まぁ、何はともあれ、薬をやめることができて良かったです。
ようやくコロナ後遺症が治ったなと思える状況になりました。
【総括】私が経験したコロナ後遺症について
以上が私のコロナ後遺症の体験談、治るまでの1年間の経緯でした。
ここからは総括というか、改めて考えたこと&書ききれなかったことをまとめます。
私のコロナ後遺症は咳のみ。倦怠感、ブレインフォグなどはなし。
コロナ後遺症というと、咳以外にも倦怠感、疲労感、頭痛、ブレインフォグ、味覚嗅覚障害などいろいろなものがありますが、私の場合は咳のみでした。
咳も勿論きつかったですが、倦怠感やブレインフォグなどはさらに生活に支障をきたしそうなので、それがないだけまだマシか…と自分に言い聞かせていました(笑)
自分の周りで、自分以外にコロナ後遺症で苦しんでいる人はいなかった。…孤独。
ネットなどを見ていると、コロナ後遺症になる人は結構いるのかな?というイメージでしたが、自分の周りにはほぼいませんでした。
コロナにかかった人自体は結構いたのですが…
そんな状況だったので、自分だけ苦しい感じがして孤独だなーという気持ちはありました。
みんなはコロナになっても咳残ってたりはしていなくて、けろっと治っているように見えて本当にうらやましいなと思っていました。
咳が止まらないということが、いかに社会生活に影響を及ぼすか痛感した。
長期にわたり咳に悩まされたことで、咳が止まらないことは社会生活にすごく影響を及ぼすということに気付きました。
咳がひどかった時期は電話にうまく出られなかったですし、対面で話す時も長く話すのは無理でした。
私は在宅勤務の多い事務職だったのでまだ良かったですが、接客業や営業など、人と関わり言葉を発する機会が多い仕事だったら、仕事を続けることが難しいだろうなと思いました。
(私も以前は接客業だったので、その時だったら休職するしかなかったかなとちょっと思いました。)
あとは電車に乗る、外食する、映画を見に行くなども、人目が気になるため難しくなります。
仕事があるので電車には乗っていましたが、咳が止まらなくなったら車両を変えるなどして、どうにかしていました。
会話に支障をきたす状況、閉鎖された空間にいることが難しい状況、というのは思いのほか大変です。
咳で辛かった時期は、普通にしゃべっている人を見て、この人はしゃべる時に咳が出ていなくてうらやましいなーなどといつも思っていました。
龍角散は友達。咳止め薬より龍角散。
咳に悩まされていた時期、龍角散ののど飴をずっと持ち歩いて、しょっちゅう舐めていました。
とにかく効くんですよね、これが。
私にとっては、咳止め薬よりも何もよりも龍角散の方が即効性ある感じで…
ぴたっと止めてくれるとまではいかないのですが、体感で2割減くらいにはなっていました。
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龍角散っていろいろありますが、私はのど飴タイプが好きでした。
コロナ後遺症の咳が悪化しやすいのは、(私の場合)花粉症の季節&季節の変り目。
慢性化した咳と付き合っていて、花粉症の季節と季節の変わり目は悪化しやすいのかな?という印象を受けました。
季節の変わり目についてですが、実はつい先日(2024年4月)も寒暖差が激しかった日に、咳と息苦しさを感じるということがありまして。
それで気付きました。
(ただ、2024年の花粉症シーズンは特に悪化しなかったので、必ずしも悪化するとは言えないのかもしれないですが)
逆に、疲れやストレスなどとはあまり関係がないような印象です。
私の場合だけかもしれませんが。
あまり悲観的にならずに気長に治そうと思えたのは良かった。
今改めて振り返ると、あまり悲観的にならずに、気長に治そうと思えたのはとても良かったなと思っています。
基本的にかなり心配性な性格なのですが…今回の件に関しては、案外どっしり構えていられました。
要因としては、信頼できるお医者さんに出会えたこと。
あとは、もともと耳に持病があり、過去にも後遺症に悩んだ経験があったことも大きかったかなと思います。
後遺症は治らないものも勿論ありますが、長い時間をかけて落ち着いていくものもあるので…
コロナの咳に関しても、時間が経てばきっと治るはず!と思って、じっくり治すようにしたのが、結果的には良かったかなと思います。
まとめ
かなり長くなりましたが、以上が私のコロナ後遺症の体験談でした。
最後の方にも書きましたが、2024年4月になってまたちょっと咳と息苦しさがぶり返したりするなどしており、完全にコロナの前の状態かと言われればそうではない状態です。
ですが、基本的にはもうすっかり良くなっていると言える状態になったので、今回いろいろとまとめてみました。
同じようなことで悩んでいる方の参考などになれば幸いです。
読んで頂いてありがとうございました。
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