こんにちは。
先日ITパスポートを受験して、無事に合格しました。
IT系職種の経験もないので、どうかなーと思っていたのですが、無事に合格できて良かったです!
…という訳で、
ITパスポートの試験に関して、合格までにどんな勉強をしたか、受験した感想や反省点などについて書いてみたいと思います。
一応合格できたのですが、結構ギリギリだったので、もっとこうすれば良かった!という反省点もいろいろ…
そのあたりも書いてみたいと思います。
ITパスポートとは?
ITパスポートとは…箇条書きにするとこんな感じです。
・「情報処理技術者試験」の中の一番簡単な資格。・経済産業省が認定する国家試験。
・ITの基礎知識が問われる。取得することで、ITの基礎的な知識を備えていることを証明できる。
・IPA(情報処理推進機構)が主催している。
・受験資格は特になし。
・PCを使用したCBT試験。全国に会場があり、任意のタイミングで受験可能。(平日も土日もある)
・試験時間は120分、100問。四択からの択一問題。
・60%以上正解すれば合格できる。(ただし、分野別に足切りの点数もある)
ざっくり書きましたが、詳細はネットで検索する、または参考書の冒頭などに必ず記載があるので、そのあたりをじっくり読むことをおすすめします。
▼リンク
試験要綱を調べるのって超重要ですよね~
私が細かく記載するまでもないような気がしたので割愛します(笑)
ITパスポートを受験しようと思った理由
私がITパスポートを受験しようと思った理由、それは、ITの基礎知識はあるということを資格を取ることで証明したいと思ったからです。
2社目の会社で仕事をしていて、今更ながら、IT系職種ではなくてもIT系のスキルや知識って必須だなーと痛感したんですよね…
(1社目は銀行だったので、そのあたりあまり感じることはなかったです…人よりだいぶ気付くのが遅れたなと思います・笑)
あとは国家試験であるということや、一般的に比較的認知度が高い試験であるということにも惹かれました。
国家試験って言われたら、なんか、ちゃんとしている資格!っていう感じするよねー
まぁ、受験資格に縛りもないし(誰でも受けられる)、ITの基礎知識が問われるということでそこまで難易度が高い試験ではないということはわかっているのですが、それでも…ね。
IT系職種でなくても持っていて損はなさそうな資格だし、自分としても理解しておきたい内容だし、国家試験だし…ということで、受験することに決めました。
私のITパスポートの勉強法・使用した参考書・サイト
ITパスポートの勉強法についてですが、ネットでいろいろ調べた上で、下記のような形で進めました。
①参考書を1回読む。章ごとに読み進め、章末の問題を解く。
②『ITパスポート試験ドットコム』というサイトの『過去問道場』で過去問を解く。
章末の問題をもう一度解く。
③CBT方式の試験がどんなものか確認しておく。
いろいろ調べた結果、参考書を1回読んだ上で過去問をひたすら解くという方法が良さそうだったので、そのようにしました。
過去問を解くのが大事っていうのは、だいたいどの資格試験にも共通して言えることですよね!
①参考書を1回読む。章ごとに章末問題を解く。
まずは参考書を1冊購入して、読みながら、章末問題を解いていきました。
私が使用した参考書はこちらです。
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参考書もいろいろ出ていますが、説明がわかりやすくて、かなり売れている本のようだったのでこれにしました。
実際、わかりやすくて読み進めやすかったです。
あとは、このあたりが出る!難しかったらここは捨てても良いかも…など、試験に役立つ情報もいろいろ載っていて良かったです。
ただ、参考書はわかりやすいですが、1回読んだだけでは全く頭には入ってきませんでした。
IT系の人間ではないので、聞いたことない言葉がほとんどでしたし…
でも、そこは無視してまずは一読。
そして、章ごとに、その章末にある問題を解いて、進めていきました。
内容が全く頭に入っていないので全然解けないのですが、そこもあまり気にせず進めていきました。
問題は最初は解けなくて当たり前。
問題を解きまくる段階に入ったら解けるようになるはず…と信じて、無視して進めていきました(笑)
(ただ、頭に入ってないのに問題を解く作業はわりと苦痛だったので、章末問題を解くのは後回しにして、先に通読だけする、という方法でも良かったかなという気もしています。)
②過去問を解く。可能な限り解きまくる。
参考書を全部読み終わったら、次は過去問を解きます。
勉強法についていろいろ調べていたところ、
『ITパスポート試験ドットコム』というサイトの『過去問道場』で過去問を解きまくって勉強した
という声がかなり多くあったので、私も同じ方法で過去問を解きました。
▼リンク
『ITパスポート試験ドットコム』というサイトには、ITパスポートを主催しているIPA(情報処理推進機構)が公式でやっているサイトではないのですが、試験に関する情報がいろいろ載っていて、その中にあるのが『過去問道場』。
平成21年の分からの全ての過去問を解くことができるようになっています。
1問ずつ解いていくと、問題ごとに正誤がわかり、解説も出てくる形になっています。
1回の試験は100問ですが、私は100問一気に解く集中力がなかったので、時間で区切って少しずつ進めていきました。
過去問道場、かなり使いやすかったです。
正誤を出した後はその真下にある解説を読めば良く、参考書などを使うよりも解説が読みやすい、というのが良かったです。
参考書だといちいち回答ページまで飛ばなければならず、かなり本って面倒だな、と今回思いました。
過去問は少しずつ進めていましたが、キリの良いところまで終わらせなくても、次に開いた時には自動的に続きから進められるようになっているというのも、すごく便利でしたね。
過去の勉強履歴も残りますし、復習モードで間違えた問題だけ解きなおすこともできたのでそれも良かったです。
ただし、ネット上なので、Wi-Fi環境下でないと通信料がかかるというのが唯一の難点と言えば難点でしょうか…
過去問を解く順番ですが、私は最新のものから順に解いていきました。
過去の経験から、過去問を解く時はいろいろな問題を解くよりも、同じ問題を複数回解いて頭に入れる方が良いと思ったので、そのようにしました。
具体的には
①まずは令和の5年分の過去問をを2回ずつ解く。
(令和5年を2回→令和4年を2回…という流れ)
②令和の5年分の過去問をもう一度解く。(各年1回ずつ)
③参考書の章末問題をもう一度解く。
④平成31年分以降も①と同じ流れ
という形で進めました。
平成の分の過去問についても、試験日まで可能な限り進めようと思ったのですが、結局平成29年までしかできませんでした…
平成21年の分まであるのですが、結局試験までに全部解くは無理でしたね…
(同じ過去問を繰り返し解かなければ全部終えられたとは思いますが)
過去問を解く時は、正誤だけでなく、解説をしっかり読むように心がけました。
そして、解説を読みながら、都度理解し、覚えていない用語などは覚えていくように心がけました。
なお、私は『過去問道場』しか使用しなかったのですが、『ITパスポート試験ドットコム』のサイトには過去問以外にもいろいろな情報が載っているので、そのあたりも役立つんじゃないかなと思ったりもしました。
(私はとにかく過去問を解きまくりたかったので、他のページは見てなかったですが)
ちなみに、私の勉強期間はだいたい1ヵ月半くらい、1日の勉強時間は2、3時間くらいだったかなと思います。
③CBT方式の試験がどんなものか確認しておく。
最後は勉強法というか、事前の準備なのですが…
CBT方式の試験なので、それがどんなものなのか、事前に確認しました。
購入した参考書の特典で、ダウンロードすればCBT方式を試せるというものがあったので、それを使って確認しました。
そこまで特殊なものではなかったですが、やはり事前に確認はしておいた方が良いなと思いました。
PCで受験するタイプの試験を一度でも受けたことがある人なら、そこま構えなくても大丈夫かなとは思いました。
ただ、事前に見ておく必要はあると思います。
ITパスポートの試験を受験した際に注意したこと
自分なりにいろいろ考えて、試験を受ける際には、下記のことに注意しました。
わからない問題に時間をかけずに、まずは全問解くことを意識する。
ITパスポートの試験は120分で100問。
時間が長く思えますが、問題数も多いので、まずは一通り解き終わることを意識して取り組みました。
1時間経った時に50問終わってなかったら時間かけすぎなので、時間配分も意識しつつ…
ちなみに、私は計算問題がものすごく苦手なので、計算問題はよっぽどすぐ回答が出そうなものを除いては全て後回しにしました。
回答に自信がないものは全てチェックを入れておいて、後から見直す。
解くスピードに気を使いつつ、解いていて少しでも疑問を感じた問題は「あとで確認する」のチェックを入れておいて、実際に全問解き終わったあとに見直しました。
どの程度自信がなかったらチェックを入れるか?というのが問題になると思いますが、私はちょっとでも自信がないと思ったらチェックを入れておくようにしました。
おかげで、チェックを入れた問題が大量で見直しにかなり時間がかかり、試験時間はフルに使って終わりましたが、最後までやり切った感がありました。
試験を終えて…勉強法などに関する反省点。
試験を終えての感想ですが、とにかく難しくて勉強不足だなーということを痛感しました。
約7年分くらいの過去問を解いていましたが、過去問では見たことがない問題、用語がほとんどでした。
正直、試験受け始めて半分くらい解いたところで、これは落ちるかもと思いました(笑)
結局は運良く合格した訳ですが…本当に運が良かったから合格できたんだなーという感じでした。
私の結果がこちらです。
600点以上で合格ですが、私は655点。 結構ギリギリです。
分野別を見ると、バランス良く取れているので、それは良かったと思いますが。
(下の部分は合格基準ですが、合計で600点を超えても、各分野300点を超えていないと不合格になります。これが足切りです。)
以下からは試験を終えてみて、勉強法に関して、もっとこうすれば良かったという反省点をまとめていきたいと思います。
【反省点①】参考書をもっとしっかり読み込むべきだった。
過去問を解くのにかなりの時間を割いていた訳ですが、参考書を読む時間をもっと取るべきだったなと思いました。
過去問をやっただけだと網羅できない用語など結構ありました…
なんとなく肌感覚ですが、過去問と同じ問題が出るという傾向ではないのかなという気がします。
(私が受けたのがたまたま…ということもあるのかもしれませんが)
とはいえ、過去問を解いたことで参考書の内容が頭に入ったのも事実。
なので、過去問を解く→参考書の関連する箇所を読む、という形で進められたら良かったのかなと思いました。
【反省点②】略語をしっかり暗記するべきだった。
ITパスポートではかなりの数の略語が出てきます。
(KPIとか、SCMとか、WBSとか…etc)
この略語、私は過去問を解きながらなんとなく暗記していったのですが、最後までうろ覚えなものが多かったです。
四択なので、なんとなくしか覚えてなくても問題解けたりはするんだけど、ちょっと捻られたりしたら難しかったり…
略語等、もっとしっかりと暗記すべきだったなと思いました。
単語帳アプリとかあるみたいなので、頻出のものだけでも、そういうの使ってガッチリやった方が良かったなと思います。
【反省点③】計算問題の対策をやらなさすぎた…
ITパスポートでは計算問題が結構出ますが、私はこの計算問題がかなり苦手だったので、過去問を解いていて、これは解けそうと思うもの以外は基本捨てていました(笑)
いや、計算問題も捨てたくて捨ててた訳ではないんだけど…苦手すぎてやむを得ず。
で、実際の試験ですが、たしか5、6問出たと思うのですが、これは解けたかなと思うのはたった1問で、それ以外は分かりませんでした…
(四択なのでもちろん回答はしたけど)
これも略語の件と同じなのですが、過去問をなんとなく解いているだけではなくて、計算問題ももっとしっかり向き合って対策すれば良かったなと思いました。
まとめ
以上、私の ITパスポートの独学勉強法でした。
もっとこうすれば良かった!というのが多いですが、どなたかの参考になれば幸いです。
読んで頂いて、ありがとうございました。
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