ジャニーズアイドルの『異分野参入戦略』は、今後の日本人が取り入れるべき働き方。

こんにちは。

以前から何度か書いていますが、ジャニーズが好きです(笑)

と言っても、ファンクラブにも入っている訳でもなく、ライブに行ったことがある訳でもなく、ゆるーくお茶の間から応援しているだけですが…

そんな私ですが、最近、ジャニーズのアイドルたちを見ていて、考えたことがありました。

それは、これからは1つの分野の仕事だけをして生きていくのではなく、多様な分野の仕事に参入していく必要があるということです。

そして、それはジャニーズのアイドルたちだけではなく、一般の働く大人全てに言えることなのではないか?ということにも思い至りました。

という訳で、以下からは、そのことについて書いてみたいと思います。

ちなみに、ジャニーズについて過去に書いた記事については、こちらからどうぞ↓

祝!V6岡田くん結婚!お茶の間ファン歴20年の私がジャニーズアイドルの結婚について思うこと。

人にはそれぞれ自分なりの勝ち方がある!時間かかっても勝ち方を見つけることが大事。『キスマイBUSAIKU!?』で二階堂くんを見ていて学んだこと。

<スポンサーリンク>



アイドルの賞味期限が伸びた今、若いアイドルグループのチャンスが少なくなってる!?

以前この記事にも書きましたが…

祝!V6岡田くん結婚!お茶の間ファン歴20年の私がジャニーズアイドルの結婚について思うこと。

近年アイドルの賞味期限はかなり長くなっています。

80年代から90年代の前半までは、どんなに長くてもアイドルと呼べるのは20代半ば頃まで、それ以降は解散するなり、人気がなくなるなりして、アイドルではいられなくなるのが当たり前でした。

しかし、90年代以降、具体的にはSMAP以降からその様相は大きく変わることとなります。

30代以降もアイドルとして高い価値を保ったまま、人気も衰えることなく、30代どころか40代を迎える人さえ珍しくないのが、昨今のジャニーズアイドル界の現状です。

(むしろ、もう次の段階、50代さえも見えてきているかも…)

この現状、個人的には嬉しいです。

年齢を重ねていくと、あんまり若いアイドルにはときめかなくなるし(人によると思うけど私はそう)、40代のシュッとしたアイドルが現役バリバリに歌って踊る姿もカッコ良いなーと思うので。

(余談ですが、最近トニセンの良さがモーレツにわかるようになりました・笑)

ただ当のジャニーズアイドル達にとってはどうなんだろう?ということは正直思ったりするのです。

30代40代で人気があるアイドル達のことではなく、それより下の世代。

10代20代のアイドル達にとってです。

ジャニーズアイドルのロールモデル、王道な出世コースと言えば、こんな感じだと思うのですが…

今の10代20代の若いジャニーズの子たちは、このロールモデル通りに進むことが難しくなっていると思うからです。

今までのロールモデル通りにいかない、その理由は1つ。

アイドルの賞味期限が伸びたことにより、時間が経っても『国民的人気アイドル』というポジションにつくことが難しくなってきているからです。

これは、イメージとしては、定年退職の年齢が引きあがり、いつまで経っても若手が役職に就けない会社というのと似ているかもしれません。

今までのロールモデルにおいて、国民的な人気アイドルになるのに重要なのは、TVでの露出が増えることでした。

人間は、頻繁に目にする人や接する人を好きになるという傾向あります。(単純接触の法則)

この法則にのっとり、ゴールデンタイムの連ドラやバラエティー番組などに出演したりすることによって、目にする機会を増やし、ファンを増やし、徐々に国民的な人気を獲得していく…というのが今までの王道モデルでした。

しかし、これと同じことを今の若いアイドルたちがやるのは難しくなってきているのです。

それはやはり単純に数の問題です。

『ゴールデンタイムの番組』というチャンスの数は以前と変わらないのに、『ジャニーズのアイドル』という、そのチャンスを狙う人の数が以前よりも圧倒的に増えてしまっているということです。

以前であれば、年齢を重ねれば、かつての人気アイドルもいつまでもその座にいることは出来なかったため、『ジャニーズアイドル』という母数が増え続けるということはなかったのですが、今はずっと現役でいられるので、母数が増え続けてしまっているのです。

しかも、ただ『ジャニーズのアイドル』で居続けられるというだけでなく、人気も高いまま。

そこに参入していくのはなかなか難しいという訳です。

少ないチャンスを自力で増やす『異分野参入戦略』

折角頑張ってCDデビュー出来ても、『ジャニーズのアイドル』の母数が増え続けている現状では、露出する機会を得ること自体が難しい、ということについてここまで書いてきました。

(ちなみに、CDデビュー自体も難しくなっているみたいですよね。今後はあまりCDデビューさせない方針、みたいな報道もありましたし。)

では、どうすればいいか。

方法は2つ。

①露出するチャンスを自分(たち)で作り出す

②既存の『アイドルの守備範囲』以外の仕事もチャンスととらえる(チャンスの範囲の拡大)

です。

偉そうに書いていますが、これらの方法については、既に多くのジャニーズのアイドルたちが取り組んでいます。

アイドルのメインの仕事と言えば、楽曲をリリースする、TVやライブなどで歌や踊りを披露する、俳優としてドラマや映画などで活躍する、バラエティー番組で活躍するなどといったことが挙げられると思いますが…

そういった『アイドルらしい仕事』以外の分野にも自ら参入し(→①)、異分野の仕事も人気を得るための足掛かりにする(→②)ということです。

さらに言葉を変えると、『1つの分野の仕事だけをして生きていくのではなく、多様な分野の仕事に参入していく』=『異分野参入戦略を取る』ということです。

自分の得意分野を活かした仕事にすることなどがまさにそれです。

小説家としても活動するNEWSの加藤シゲアキさん、熱いキャラと抜群の運動神経で『炎の体育会TV』などでも活躍するKAT-TUNの上田竜也さん、アニメ好きのオタクキャラを武器にアニメ関連の仕事もこなすKis-My-Ft2の宮田俊哉さん…

他にも挙げれば枚挙にいとまがないと思います。

単にチャンスが与えられるのを待っているだけではなく、チャンスを作り出し、チャンスに出来る範囲を広げるという意識があればこそではないでしょうか。

でも、ここで改めて考えてみると、この『異分野参入戦略』というのは、近年若手アイドルの台頭が難しくなってから始まったことではないと思います。

『異分野参入戦略』を最初にとったのは、今まさに年齢を重ねても活躍し続ける30代後半~40代のアイドル達なんだと思います。

たとえば、今でこそ、アイドルがバラエティー番組に出ることは当たり前ですが、それが当たり前になったのは、SMAPの番組『SMAP×SMAP』がきっかけだと言われています。

(当時は、アイドルがコントなどをするのは前例のないことだったそうです。)

また、『鉄腕ダッシュ』で、プロ顔負けの農家っぷりを見せるTOKIOもまた、アイドルらしからぬ分野で活躍している例と言えるでしょう。

個々の活動が目立つV6に関しても、ワイドショー番組でお料理コーナーを持つ坂本昌行さん、NHKの手話講座に出演する三宅健さん、グルメ本も出版するほどの食通で食に関する仕事もこなす長野博さんなど、異分野で活躍の幅を広げている人は多くいます。

そう考えると、アイドルの賞味期限が伸びた背景にも、『異分野参入戦略』があったのだということがわかると思います。

 

ただ、違うところがあるとすれば、今の10代20代のアイドルたちは、より早く異分野参入戦略を取らなければいけないということです。

以前は、国民的人気→異分野参入戦略という流れで良かったのが、これからは異分野参入戦略→国民的人気という流れになっていくのではないかということです。

<スポンサーリンク>



異分野参入戦略が大事なのは一般人も同じ。『生涯1つの分野の仕事だけ』という働き方は終わる。

さて、ここまでジャニーズのアイドルたちが早期に取るべき『異分野参入戦略』について、いろいろと書いてきましたが…

これはジャニーズ界だけではなく、一般人である我々も同じなのではないかと思います。

つまり、『生涯1つの分野の仕事だけ』という働き方ではなくなり、様々な分野の仕事にチャレンジしなければならなくなるのではないか、ということです。

日本社会全体を考えると、少子化の影響で今後労働力人口は確実に減っていくので、ジャニーズアイドルのように母数が増えたが故にチャンスが減っているというのとは構造は異なります。

日本の労働市場の場合は、労働者という母数も減りますが、同時にこれからますます進むであろうIT化などの影響によって、仕事の数も減ってしまうという構造になります。

また、世の中が変わっていく速度も以前より早まり、1人の人間が20代だった頃と60代になる頃とでは働く環境が大きく様変わりするのではないかとも思うのです。

(現在もそうでしょうか、現在以上にこれからはもっと)

そう考えた時に既存の働き方ではもう対応出来ないと思わうのです。

既存の働き方とはつまり、『1つの会社で、与えられた仕事をやり続け、定年を迎える』という働き方です。

1つの仕事、1つの会社に固執していても、どんどん社会は変わっていき、異分野に参入せざるを得なくなると思うのです。

同じ場所にとどまり続け、同じ仕事をし続けようとしても、社会の変化がそれを許さないということです。

そう考えると、社会が変わるのに対応するために異分野に参入するのではなく、変わっていくことを前提として、最初から1つの分野に固執せず様々な分野に参入していくような働き方をするべきではないかと思うのです。

まとめ

以上、ジャニーズのアイドルたちに見る、異分野参入戦略の重要性についてでした。

ジャニーズの構造と日本の労働人口の構造は全く違うので、こじつけかなーという気もしたのですが…

1つの分野に固執した働き方は通用しないというのは同じなんじゃないかなと思ったので、こんなことを書いてみました。

アイドルをお茶の間から応援しつつも、日々こんなことを考えているあやぞぅでした。

読んで頂いてありがとうございました。

<スポンサーリンク>