こんにちは。
関東でも、数年に一度レベルの大雪の可能性がある、ということで、なかなか騒がしいですが…
どんなに天候が悪くても、電車が止まっても、なんとしてでも会社に行かなければならなかった会社員時代を思い出します。
先日こんなツイートを見たから余計かも。
はっきり言って、ほぼこのまま。
完全にブラック企業の方に当てはまる会社だったなーと思います。
という訳で、今日は、大雪・台風・災害などの緊急時に、実際に私が見聞きした上司のブラック発言について、書いてみたいと思います。
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(定時の40分以上前なのに)「いつもの時間より少しでも遅れるなら、ちゃんと連絡して!」
まずは、序の口なものから。
以前、こんな記事を書きましたが…
今改めて会社員時代を振り返ると…拘束時間がすごく長かった、という話。
私が以前いた会社では、暗黙ルールで、定時よりもかなり早く出勤しなければなりませんでした。
8時40分が定時だったのですが、一番ひどい時は7時50分には出勤していなければならないのが暗黙ルールでした。
(ちなみに、職場ごとに違うので、一番マシな時は8時20分くらいでした。)
その一番早く出勤しなければならなかった頃の話なのですが、新入社員の男の子が、電車の人身事故が原因で8時頃に出勤してきたことがあったのです。
彼が乗っている路線で人身事故が起きているのは、皆ニュースでなんとなく知っていました。
ですが、出勤した途端、彼は上司に注意されていました。
「いつもの時間よりも少しでも遅れるなら、ちゃんと連絡しなさい。」と。
人身事故が原因だったので、8時に来たこと自体は咎められていませんでした。(当たり前ですが)
ただ、遅れることを連絡しなかったことについて、「社会人としてこういう時はちゃんと報告するように」と注意した、という感じでした。
でも、コレってなんかおかしくないですか?
定時に遅れたのに連絡しなかったのなら、わかります。
もしくはもっと大幅な遅れなら。
8時20分とか30分とか…
普段の出勤が早いだけに、大丈夫かな?と心配するから、理屈もあるのかなと思いますしね。
でも、たった10分の遅れです。
そして、人身事故が起きてることもなんとなく知っていたのです。
さらに、この早出は、いわゆるサービス残業。
自主的にやっているもので、お金は1円も出ないのに、です。
それを新入社員に言う上司…
それが社会の常識だ!と言わんばかりに思えました。
でも、それは、ただのブラック風味なあの会社の常識に過ぎないと思います。
(明日は台風or大雪の時)「明日は電車が遅れそうだから…いつもより早く出てね。遅れないでね。」
これは言葉だけ読むと、まぁ、仕方がないのかな…という気もしますが…
ただ、ここで言う、『遅れない』の基準となる時間が早かった!
『遅れない』とは、『定時に間に合うように来れば良い』という意味ではありませんでした。
『いつも通りに(定時よりはるか早い時間に)来い』という意味だったからです。
上にも書きましたが、いつも定時の40分くらいは前に出勤している訳なんです。
でも、台風や大雪の時くらい、多少はしょうがないじゃないですか。
勿論遅れてはまずいので、いつもよりは早く家を出ますが、限度があります。
でも、台風や大雪など、あらかじめ電車が遅れる可能性があることがわかっているのに、いつもの時間より遅くなった場合「遅れそうってわかっていたのに、なんで家を早く出なかったの?」ということになってしまうのです。
責められないまでも、気まずい感じになったり…
●●さんはちゃんと時間通りに来てるのに、あの人はなんで…みたいな。
いや、コレ、おかしいですよね?
でも、程度の差はあれ、前の会社はどこの職場に行ってもこんな雰囲気でした。
許されるのは、突然の人身事故や体調不良などの場合だけ。
(ちなみに、当然普段から遅刻する人なんて1人もいませんでした)
先輩の中には、台風や大雪の日には、始発で会社に行くというツワモノもいました。
私は絶対にやりたくなかったけど…
でも、そういう社畜な人とまた同じ路線だったりすると面倒なんですよね(笑)
おかしいなーとずっと思っていました。
ちなみに、一番上に載せたTwitterの例のように、台風や大雪で帰りの電車が遅れそう、止まりそう、という時のフォローなどは、ほぼありませんでした。
たまに、心ある上司がいて、仕事が終わっていたら、特別に定時よりも早く帰ってもいいよ…ということもありましたが。(滅多になかったので感動してました・笑)
朝の出勤をそこまで強要するなら、帰りのこともちゃんと考えて欲しい!本当にそう思います。
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(東日本大震災の時)「電車が止まってる?とりあえず、歩いて会社に向かって」
東日本大震災が起きた直後の出来事です。
東京なので、直接被災などはしていませんが、電車がのきなみ動かないという状態が発生しましたよね。
勤務先は東京でしたが、千葉や埼玉から来ている人が結構いました。
電車が動かないので、出勤出来ないという事態が発生したのです。
途中までは電車が動いているという人もいましたが、家の最寄り駅から全く動かないという人も何人かいて…
そんな人に上司が放った一言がコレです。
「電車止まってるなら、とりあえず、歩いて会社に向かって」
えー!?と思いました。
直接聞いた訳ではなく、あとからその人(後輩の女の子)に聞いたのですが…
嘘でしょ?と思って。
とても歩ける距離ではなかったからです。
でも、上司に言われたので仕方なく途中まで(でも結構な距離)歩いたそうです。
あの当時は余震も続いていたのに、です。
結局途中でどう頑張っても無理だし、電車も動きそうもないということになって、上司から自宅待機のお許しが出たそうですが。(帰るのもまた大変だったそうです。)
本当にこれを聞いた時は信じられませんでした。
震災の時、歩いて帰宅した人の話はよく聞きましたが、歩いて出勤しようとした人の話は聞いたことないですよね?
超絶ブラック企業だなーと思ったエピソードの1つです。
(東日本大震災の時に)「こんな時はみんな家にいるだろうから、ガンガン電話セールスをするように!」
これも、一番最初に載せたTwitterの例とそっくりですが…
あの震災の直後、「非常時だからこそチャンスだ!電話セールスをしろ!」と言っている上司がいました。
もともと、個人宅に電話をかけて商品をセールスするという仕事があったのですが、普通に考えたら震災直後は、セールスは控えようという気持ちになりますよね?
あの当時、直接被災していない東京でさえ、余震が続き、水や物資は不足し、電車は止まり、計画停電が起き…とにかく非常事態でした。
外食も遊びも自粛、TVのCMも自粛、花火大会などの大きなイベントさえ中止になるような雰囲気の中、電話セールスをガンガンやれ?
もう信じられませんでした。
会社員人生で一番忘れられない上司の一言を上げろと言われたら、間違いなくこれです。
お客様のことなんて何も考えておらず、自社の利益しか考えていないことがよくわかる一言ですよね。
だいたい想像力も足りないんです。
東京に住んでいる人だからって、家族や友人知人がいて、その安否を確かめるために電話をかけたり、電話を待ったりしている人だっているかもしれないじゃないですか。
そんな中、欲しくもない商品のセールスの電話がかかってきたら…クレームになってもおかしくないですよね。
そこまでの状況ではなくても、こんな非常時に電話でセールス?って思う感覚の方が普通です。
震災時に必要になる商品やサービスという訳でもないので、なおさらです。
当時私は4年目でしたが、4年目の若手でも想像が出来ることがなんでわからないんだろうと思いました。
しかも、それを言ったのは、当時のその職場のトップでした。
ただ、これは流石に、内部から反対が出て、本格的にガンガン電話セールスをするということはありませんでしたが…(でも、ちょっとはやらされました…)
今でも忘れられない言葉です。
まとめ
以上、大雪・台風・災害などの緊急時に、実際に私が見聞きした上司のブラック発言について でした。
信じられない!と思う人が多いのか、そんなの普通。どこの会社でもあるよ!と思われるのか…正直どうなんだろうという気もしましたが、私が見聞きしたこれらの発言は、やっぱりおかしいし、ブラックだと思います。
もっと社員にやさしいホワイトな企業が増えて欲しいと思います。
読んで頂いてありがとうございました。
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