今朝、大阪で震度6弱の大きな地震がありましたね。
私は東京在住なので、ニュースを見るまで知らずに過ごしていましたが…
いろいろと被害があったということで、ニュースを見るたびに苦しい気持ちになっています。
地震の被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。
大きな被害を受けて避難生活をする人は勿論、そこまで大きな被害は受けていない人も、しばらくはいろいろと大変だろうなと思います。
余震も心配されていますし、もっと大きな地震が起こるかもしれないという話もありますが、これ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。
地震関連のニュースが気になって、なんとなくネットやSNSばかりを見てしまっているのですが、Twitterのトレンドで気になるものを見つけました。
それは「帰宅困難者」というキーワード。
地震によって電車やバスなどの公共交通機関が動かなくなったために帰宅できない人が多数いる、ということでトレンドになっている訳ですが…
そもそも災害時なのに無理にでも出社しなきゃいけないっていう風潮が悪い!そんな風潮なくなれば良いのに!とつくづく思いました。
Twitterを見ていると、
災害時に無理やり出社させる会社なんてあり得ない
社員の身の安全の確保が第一
電車が動いていない以上、休みにするべきだ
というようなツイートが結構多くて、確かに!と思ったりもしました。
…と同時に、職種によっては、単純に休みにして良い訳ではない職種もあるだろうなと思ったりも。
消防や病院など人の命に係わる仕事とか。
電気、ガス、水道、交通網など、ライフラインに関わる仕事とか。
そう考えると、災害時はとにかく出社しなくて良し!自分の身の安全だけを考えろ!とだけ言うのも、なんだか違うと思うのです。
…そこらへんのことをいろいろ考えてしまったので、今日は記事にしてみたいと思います。
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大前提として…「災害時でも無理やり出社するのが当たり前」という風潮はなくなって欲しい。
冒頭部分にいろいろ書いてしまいましたが、まず大前提として、
「災害時でも無理やり出社するのが当たり前」という風潮はなくなって欲しいと、切に思います。
6月18日の大阪での地震は、朝の通勤時間帯に起きました。
朝の通勤途中に地震が起きて電車が止まった場合、「企業側が出勤しなくて良い」という指示を出せば、社員はそもそも通勤せずに自宅待機になっているはず。
ですが、実際は、無理にでも出勤するように言われる→なんとか出勤→帰りも電車が動かなくて帰宅困難者という人が多いようです。
そうでなければ「帰宅困難者」というキーワードがトレンドなるはずもないですからねー…
正直言って、朝電車が止まっているのを見た瞬間から、なんとなく予想はついていました。
私が以前働いていたところも「無理にでも来い」という会社でしたし。
(こんな記事も書いてます→ブラック企業あるある?大雪・台風・災害などの緊急時の上司のあり得ない言葉4選。 )
会社にもよるとは思いますが、そういう風潮って少なからずあるなと思っていたから。
でも、なんで地震が起きてるのに、そこまでして無理やり出社しなきゃいけないんだろうか?と疑問に思うのです。
余震が続いていたら危険だし、家族の安否や家の状態が心配な場合もあるだろうし、電車止まってたら全社員が揃う訳もないから通常通りの仕事が出来ないだろうし。
そんな状況の中無理やり出社してまでやらなきゃいけない仕事ってあるんでしょうか?
勿論、冒頭にも書いた通り、人命やライフラインに関わる仕事など例外はあるとは思います。
でも、「どんな仕事でも、どんな状況でも、会社に行くのは社会人として当然」みたいな考えはやっぱりおかしいと思うのです。
災害が起きている時は無理に出社などせず、会社を休みにしてしまった方が良い職種、仕事も数多くあると思います。
人命やライフラインに関わる仕事の場合は、災害時の出勤にもっと工夫がなされるべき。
人命やライフラインに関わる仕事は例外だと書きました。
役所、病院、消防署、インフラ関連(電気、ガス、水道など)、交通関連(電車、バス、タクシーなど)、生活物資の供給に関わる仕事(物流、小売り業など)、金融機関の一部(銀行、保険業など)…
たぶんもっとあると思いますが、こういった仕事は災害時だからと言って、会社全体の活動をストップさせてしまって良い訳ではありません。
というか、むしろ、災害時だからこそ、いつも以上の活動が求められる仕事もあると思います。
でも、こういった仕事でも、ただ単に「災害起きてるけど這ってでも来い」という考えは違うと思うのです。
もっと工夫をするべきなのです。
たとえば、支店や支社などが数多くある会社ならそれぞれ近隣の支店や支社に出勤すれば良いことにするとか、遠隔でも業務を行える仕組みを作るとか、本社を敢えて郊外におくとか。
また、人命には直結しないけどライフラインに関わる仕事(交通関連、生活物資の供給に関わる仕事、金融機関の一部など)に関しては、そもそも通常時と同じ100%の業務を行わなくてもヨシとする、といったことも大事かと思います。
災害時の特例措置や、業務を簡素化させた災害時の特別マニュアルを作るなどし、「災害が起きてるけど何がなんでも来い」と言わなくても良いような工夫をする必要があるのではないかと思います。
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災害時でも出勤しなければならない仕事があるからこそ、そうではない仕事の人は休みにするべき。
人命やライフラインに関わる仕事以外の会社を休みにすることは、災害時であっても出勤しなければならない人にとっても、出勤しやすくなるというメリットがあります。
災害時は、道路であれ電車であれ飛行機であれ、どの交通網を利用しても混雑が予想されます。
それがもし、緊急事態の際に動かなければいけない会社以外が休みになったら…
電車も飛行機も乗りやすくなり、道路の混雑も緩和されるはずです。
また、道路の混雑が緩和されれば、生活物資などの物流もよりスムーズに進むのではないでしょうか。
そういった点で考えても、人命やライフラインに関わる仕事以外は休みにしてしまった方が良いと思うのです。
まとめ
以上、Twitterのトレンド「帰宅困難者」を見て、「災害時に何がなんでも出社しろ」はおかしいと思った件についてでした。
うまくまとまっていない部分もかなりあって恐縮ですが…
でも、盲目的に「災害起きても出社しろ」と社員に要求するなんておかしいと思ったので、それを主張したくて書いてみました。
どんな仕事であれ、1人で出来る仕事というものはなく、必ず相手があります。
相手に迷惑をかけてしまうから…と思うと、難しい部分もあるのかもしれません。
でも、「災害時でも無理やり出社するのが当たり前」という風潮がなくなり、「災害時は緊急度の高い職種の人以外は休むのアリ、普通」という風に変われば、そもそも災害時に多少業務が滞ることも当たり前のことになり、迷惑という考えにはならなくなるのではないでしょうか。
長々と意見を書き連ねましたが、読んで頂いてありがとうございました。
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コメント
Manohiroと申します。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
>災害時でも出社しろ
必ず出社すべき職種はあるが、
危機管理でシュミレーションすれば、
自ずと答えが出てきます。
みんなで話し合って決めれば良いことです。
Manohiroさん>
コメントありがとうございます。
みんなで話し合って決める…
確かにその通りですね。
ただ、なかなかそういう議論はなされず、「災害が起きていようが何だろうが、とにかく来い!」という風潮があるのが問題だなと思います。
あやぞぅさん、こんにちは。
「災害時に何がなんでも出社しろ」はおかしいと思っているあやぞぅさんの主張はどう考えても正しいと思います。仮に通勤途中で何らかの事故に巻き込まれるほどの危険を冒してまで出社させる事自体、会社の体質を疑いますね。安全第一を主張する会社があるくらいなのに業務より社員一人一人の安全をなぜ考えないのか正直理解できないです。
しゃんしゃんさん>
コメントありがとうございます。
そうですよね、災害の場合は事故に巻き込まれるなんていう可能性もありますからね。
どうしても出勤しなければならない職種だったとしても、ただ来いっていうだけではなく、対策は必要だと思うのです。
有事の時こそ、会社の体質がわかってしまいますよね。