転職活動をする中で求人を探す方法と言えば、いくつかありますが、
・転職サイトで探す
・転職エージェント経由で探す(紹介してもらう)
この2つの方法がメジャーですが、その他の方法として、
・ハローワークで探す
というものがあります。
ハローワークで職探しというのは昔からある方法ですが(昔は職業安定所という名称でしたが)
意外とハローワークで真剣に求人を探したことはない!という人も多いのではないでしょうか?
(失業保険をもらいにいくことはあっても…)
かくいう私もそんな1人でした(^^;)
↑こんな風に思っていたんですよね。
で・す・が…
ハローワークは思っている以上に使えますよ!
転職活動が長引いた私は、転職活動後半戦になって初めて、ハローワークでも求人検索をするようになったのですが…
意外と良さそうな求人もある!
他ではあまり見ないような、ちょっと掘り出し物?な雰囲気の求人があるというか…
(ここで言う『ほか』とは転職サイトや転職エージェント経由で見る求人のことです)
これ、ホワイト企業なんじゃない?と思うような会社の求人が密かに出されていたりとか…
そんな風に思うようになったので、転職活動期間の最後の方は足繁くハローワークに通って求人探してました。
家から近かったせいもあるけど、一番多い時は2、3日に1回くらい。
あの人よく来るって思えわれてたかも(笑)
…という訳で今回のテーマは、ハローワークでの求人探しについて
・ハローワークを使うメリット、デメリット
・ハローワークで求人を探すのに向く人・向かない人
・実際に見つけたホワイト企業っぽい求人3選(事務職目線)
の3ネタでお送りします。
では、どうぞ~
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ハローワークで求人を探すメリット・デメリット
まずは、ハローワークで求人を探すメリット&デメリットから。
東京都内在住、事務職志望の30代、大卒、女性、という属性の私から見たメリット・デメリットです。
その人の属性(住んでいる場所、志望職種、学歴など)によって見え方は変わってくるかと思いますが、それを踏まえつつお読み下さい。
【メリット①】ハローワークにしかない求人がある
転職エージェントや転職サイト経由にはない求人がハローワークにはあります。
ただこれは表現方法の問題で、逆に言えば、
・転職エージェント経由でしか応募することが出来ない求人
・転職サイトにしか掲載されていない求人
というのも勿論あります。
とはいえ、転職エージェントや転職サイトしか利用しない、というよりはハローワークも利用してみると応募企業の選択肢が増えるので、大きなメリットではないかと思います。
【メリット②】転職サイト経由よりも倍率が低いケースが多い。
ハローワーク経由での応募は、転職サイト経由からの応募よりも応募倍率が低いことが多いです。
具体的な数字は、どんな企業か、条件か、職種か、等によってもだいぶ変わってくるとは思いますが、
私の体感だと、1人の募集に対し、だいたいこれくらいが多いかな?という感じでした↓
ハローワーク・・・0~30人くらい
転職サイト・・・数十人から100人、200人規模(もっと多い場合もある)
(ハローワークの数字⇒応募時にチェックした時の情報、転職サイトの数字⇒転職エージェント、人事の仕事をしている友人、応募した企業の人事担当から得た情報、を元にしています。)
明かにハローワークの方が応募者数が少ない!
これは単純にその求人を見ている人数の問題なのではないかと思います。
転職サイトはネットで簡単に見ることが出来ますが、ハローワークの求人に関してはハローワークでしか見られないですからね。
(注:ハローワークインターネットサービスという、ハローワークの求人をインターネットで見ることが出来る仕組みがありますが、会社名などの情報が掲載されていないので正直使えないです…)
なお、転職エージェント経由の場合は、純粋な応募倍率はよくわかりません。
ですが、そもそも転職エージェントが求職者に求人を紹介してくれる時点である程度ふるいにかけられていることを考えると…
誰でも応募が出来るハローワーク求人よりは実質倍率が高いと言えるのではないかと思います。
【メリット③】実は掘り出し物求人がある
上記2つのメリットとも関連しますが、ハローワークには掘り出し物だなーと思えるような意外と良い求人が結構あります。
冒頭にも書いた通り、その人の属性や希望によっても何を良しとするかは違ってきますが…
この掘り出し物求人に関する話は、後述します。
【デメリット①】転職サイトや転職エージェント経由よりも応募に手間がかかる。
ハローワーク経由での応募は、転職サイトや転職エージェントを経由した応募よりも、手間がかかります。
それぞれどのような形で応募しているか、まとめてみると…
(メールか転職エージェント専用のサイトにアップロード)
↓
紹介状発行
(必要な場合は、ハローワーク職員が企業にTELすることも。)
↓
履歴書、職務経歴書を準備し、郵送で応募。
(メール送付も一部あるが、郵送が多い。)
こんな感じです。
転職サイトや転職エージェントは、WEB上で事が済むのに対し、
ハローワークは、
①ハローワークまで行く。
②窓口で職員に応募したい旨伝える。
(時間帯によっては窓口で呼ばれるまでに待つことも)
③送付書や封筒を用意する。
(封筒のあて名書きは一般的に手書きがベストと言われているので、その手間もかかる)
という手間が余計にかかります。
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【デメリット②】職場や会社の雰囲気がわかりにくい(情報が少なすぎる)
ハローワークで見られる求人票から得られる情報はあまり多くはないです。
所在地、待遇(給与賞与、就業時間、休日等)従業員数などといった必要最低限の情報は載っていますが、
応募先を決める上で重要となってくる、どんな仕事か?どんな職場か?という情報はハローワークの求人票からはあまりわかりません。
仕事内容の欄はありますが、そこまで大きな欄ではありませんし、必要最低限しか書かれていない企業が多いですしね。
また、どんな職場か?ということに関しては、ほとんど情報がないと言って良いでしょう。
(そもそもそういったことを伝えるための欄がないので)
これが転職サイトであれば、どんな仕事か?どんな職場か?ということはしっかり説明されていますし、写真などを使っている企業も多く、ハローワークの求人よりは圧倒的に情報量が多いです。
また、転職エージェント経由の場合は、求人票自体はそこまで詳しいものではないものの、エージェントが、求人票だけでは伝えられないような職場の状況や雰囲気を教えてくれたりしますし、こちらから気になったところを質問し、企業に聞いてくれたりもするので、やはり応募前に得られる情報は多いです。
ハローワーク経由で応募する場合は、面接などでの情報収集がより重要になってくると言えます。
【デメリット③】ブラック企業の求人が多い(と言われている)
ハローワークで取り扱われている求人はブラック企業の求人が多い
これはよく聞く話なのではないでしょうか?
実際のところは一求職者の私にははっきりとしたことはわかりませんが、ハローワークの特性を考えると、それは少なからず正しい部分もあるのではないかと言えます。
そのハローワークの特性とは…
転職エージェントや転職サイトを利用する場合とは違い、お金をかけずに求人を出すことが出来るという特性です。
採用に極力お金をかけたくない、もしくはかけることが出来ない企業だということですね。
採用に極力お金をかけたくない・かけられない企業=ブラック企業
というわけではありませんが、
ブラック企業の多くは採用に極力お金をかけたくない・かけられないと思っている
という図式は成り立ちます。
お金をかけずに働く人を集めようと思っている企業だということは頭に入れておかいといけないと思います。
ハローワークで仕事を探すのに向く人・向かない人
ハローワークで仕事を探すメリット・デメリットを書きましたが、そもそもハローワークで仕事を探すのに向く人・向かない人がいます。
私が思うのは、それぞれこんな人です。
・郊外に住んでいて家のそばで働きたい人&田舎に住んでいて地元で働きたい人
・高収入を望まないけど、正社員として転職したい人
・特別なスキルのない事務職
・事務系以外の専門職
・市場価値が高い人(特別なスキルがある事務職・営業職、第二新卒など)
・高収入を望む人
・こんな仕事をやりたい!というものが明確にある人
ツッコミどころもあるかもしれないですが、まぁ一意見として聞いて下さい(笑)
おおまかにいうと、
まず、
事務職や営業職で、①売り込めるスキルがあるような人、②こんな仕事がやりたい!というものが明確にある人は、ハローワークは向いていないです。
そういう人は転職エージェントを利用すべきです。
転職エージェントなら、スキルを活かせる求人を紹介してくれますからね、そちらを利用した方が良いです。
また、高収入を望む人も、転職エージェントを利用するのが適しています。
給与額の交渉は面接の場でも出来ますが、転職エージェントを利用すればエージェントがやってくれたりしますからね。
逆に言うとそういったものがない人(スキルもないし、高収入も望まない人)はハローワークでの職探しは有効です。
…と表現すると、あまり良い感じには聞こえませんが、
特別なスキルはないし、やりたいこともないけど、身の丈にあった環境で、背伸びせず無理せず働きたい人
というと良い感じですかね。
(私自身がそんな感じです)
あとは、企業の集中する都会ではなく、郊外や田舎などで働きたい人も、ハローワークで求人を探すべきです。
東京都に関して言うと、転職エージェントや転職サイトの求人は、企業の集中している都心のものが多いです。
東京郊外で働こうと思ったら、ハローワークの方が求人が多くあります。
また、事務系以外の専門職(医療、介護、保育、土木…etc)などの人も、そもそも職場は都会、郊外関係なく職場があると思うので、そういった意味でハローワークで求人を探すのは有効であると思われます。
(ちなみに、転職サイトに関しては、向く人向かない人というのはあまりなく、どんな属性の人でも転職する際には使うべき媒体であると思います。)
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具体的にどんな求人が狙い目?私が掘り出し物だ~!と思った事務職の求人3選
いろいろ書きましたが、最後に、事務職志望の私が実際にどんな求人を探していたか?どんな掘り出し物求人があったか?ということについて書いてみたいと思います。
実体験ベースです。
ちなみに、上にも書いた通り、私は、
特別なスキルはないし、やりたいこともないけど、身の丈にあった環境で、背伸びせず無理せず働きたい!
と思っていました。
あともう1つ、
ホワイト企業で働きたい!
とも思っていました。
それを踏まえてお読み下さい。
①大企業の関連会社
ホワイト企業で働きたい私にとって、大企業は魅力的でした。
大企業だからホワイトだとは限らないとは思うのですが、福利厚生がきちんとしている確率が高い&なんだかんだいっても安定している可能性が高いということは言えると思っていたので。
でも、たいしたスキルもない私が中途で大企業に入社出来るほど転職は甘くはありません。
それに、転職サイトでの、大企業の事務職の求人倍率はすさまじく高いですしね~…
(倍率を教えてくれた会社があったのですが、1人の枠に800人超の応募があったそうです…)
という訳で、大企業ははなっから志望していなかったのですが、ハローワークで求人を探してみて驚きました。
大企業の関連会社の求人がたまに出てる…!
これは狙い目だと思いました。
母体となる大企業と同じ福利厚生が受けられるだろうし、その大企業ほどではないかもしれないけど、そこそこに安定もしてそう…!
(実際「●●グループの一員なので同グループの社員と同じじ福利厚生が利用出来ます」などと書かれている求人もありました)
あとは、
同じ求人が転職サイトに載ってたら倍率高くなるだろうけど、ハローワークだからそこまでの高倍率にはならないはず…
とも思っていました。
(実際、いくつか応募しましたが、応募倍率はそこまで高くありませんでした。)
なお、関連会社ではなく、大企業そのものの求人が出ていることもありましたが、その場合はたいてい、
ハローワークでも求人出しているけど、転職サイトでも求人を出している
といったパターンだったので、掘り出し物という感じではなかったです(^^;)
②社団法人、財団法人
これはイメージが先行しているだけかもしれませんが、
営利目的でない社団法人や財団法人なら、そこそこ落ち着いた環境で良いかもしれない
と思っていた私。
実際、企業口コミなどを見て持った感想でした。
実態は各法人によって異なるとは思いますが…
また、そもそも財団法人や社団法人の求人は転職サイトに出ていることはまれです。
ですので、どんな理由であれ、財団法人や社団法人に転職したい!と思っている人はハローワークでも求人を探してみると良いです。
(誰もが知っている有名かつ大きな社団・財団などに関しては、転職サイトや転職エージェントにも求人を出していることもありますけどね…)
③地元では有名な優良企業
全国的には有名でないけど、地元では有名かつ安定した業績を上げ続けている企業
こういう企業って結構ありますよね?
そんな地元密着の優良企業の求人、ハローワークでは結構見かけることが多かったです。
そして、ハローワークでは求人を見かけるものの、転職サイトでは求人出してないみたいだな~と思うことも多かったです。
(転職エージェントはわかりませんが)
こういった企業に関しても、良い会社っぽい、ホワイト企業っぽいというだけで実態はわかりませんが、ハローワークでしか出会えないケースも多いと思われるので、掘り出し物だなと思い、かなりチェックしていました。
まとめ
以上、ホワイト企業の求人を探すには意外とハローワークが使える!という話についてでした。
いろいろ書きましたが、ハローワークで求人探してみるのも良いかも…と思った人はまずは一度ハローワークへ行ってみることをおすすめします。
きっとここに書いてること以外にも発見があるのではないかと。
読んで頂いてありがとうございました。
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