転職活動の面接ではいろいろな質問をされますが、定番の質問のうちの1つに、
離職期間が長いようですが、何故ですか?
離職期間は何をしていましたか?
というものがあります。
これは、離職期間(失業期間・ブランク)がある程度長い場合は必ず聞かれると言っても過言ではありません。
かくいう私も、転職活動を始めた当初でさえ8か月くらい・終盤には1年超の離職期間があったので、ほぼ必ず聞かれました。
よく聞かれる定番の質問ではありますが、どう答えるべきか悩む人も多いのではないでしょうか?
…という訳で今回のテーマは、離職期間が長い場合、その理由の答え方 についてです。
離職期間が半年以上ある人には避けては通れない質問。
私の経験談を交えつつ、どう答えれば良いか、書いていきたいと思います。
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【大前提】離職期間が長いのはマイナスポイント。でも、必ずしも不採用になる訳ではない。ただし、離職期間が長い理由をしっかりと話せないことは問題。
まず大前提として、
離職期間が長いと言うのは、転職活動をする上では残念ながらマイナスポイントになります。
離職期間が長い理由は人それぞれですが、
などなど…こういったことを懸念され、敬遠されてしまうことはあります。
離職期間が長いことを理由に書類選考の段階で落とされることも…
(私の体感&エージェントから聞いた話&人事担当の友人から聞いた話)
こういったことは確かに事実です。
でも、離職期間が長い=即不採用という訳ではありません。
離職期間が長くても、良い人材なら採用したい、募集する条件とマッチングしているなら採用したい、という会社は数多くあります。
当然ですよね。
離職期間が長い・短いは、求職者をふるいにかけるための一つの指標にすぎないのですから。
だから離職期間が長いことを理由にやみくもに不安になる必要はありません。
ただ、問題になるのは、離職期間が長い理由やその期間どのように過ごしていたか?ということについてきちんと答えられない場合です。
・どう答えるか考えていなかったために、しどろもどろになる
・離職期間が長いことに引け目を感じてしまって、おどおどしてしまう
こういった場合は、選考で不利になると言えるでしょう。
こういった質問にきちんと答えられないということは、離職期間が長いことによって生じるマイナスポイントを払拭するチャンスを棒に振っているということです。
勿論、そのチャンスを活かすべくしっかり答えたとしても、「欲しいと思う人材ではないな…」と思われる、選考に落ちる可能性はありますが。
ただ、そもそもその質問に答えられないというのは、それ以前の問題なのです。
離職期間が長いからダメなのではなく、きちんと答えられないことが問題なのです。
離職期間がある程度長い人(半年以上~)は、こういった質問にしっかりと答えられるよう、
準備と心構えをしておきましょう。
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離職期間が長い理由&何をしていたか?を聞かれたら…私はこう答えていた。
以下からは私自身の回答例になりますが、
離職期間が長い理由&その間何をしていたか?ということについて聞かれた場合は、こう答えていました。
離職期間が長いようですが、何故ですか?どんな風に過ごしていたんですか?
素直にお話させて頂きますと、会社を退職してからしばらくはリフレッシュする期間が欲しいと思っていたので、最初の半年は思い切って特に何もせずのんびりと過ごしていました。
その後はPC関連の資格の取得をしつつ、転職活動をはじめ、今に至ります。
転職活動期間がだいぶ長くなってしまっていますが、次に働く会社は長く勤めたいと思っているため、妥協せず転職先を探しています。
そういった経緯もあり、離職期間が長くなってしまっています。
かなり長くなりましたが、実際もほぼこのまま答えていました。
そして、この回答はほぼほぼ真実です。
(最初の半年間のんびり過ごしていたという部分はちょっと違いますが)
この回答は、以下のようなことを考えつつ、作りました。
真実は別にやりたいことがあったからですが、それは言えません。
ですが、やりたいことをやりつつのんびりもしていたので、その部分をそのまま話すことにしました。
ただのんびりしていたなんてマイナスかも…とも思いましたが、やっていないことをでっちあげて嘘をつくよりはマシです。
この部分は申し訳なさそうに話すのではなく、堂々と話すことがかなりポイントです。
10年以上働いてきたので、少しのんびりしたかったのも本当ですし、それは働く大人なら共感してくれる部分もある=納得してくれるのではないかと思ったので。
PCの資格を取得した=最低限のPCスキルを持ってることをさりげなくアピール。
この部分を話した時に履歴書の資格の欄を改めて見てくれる面接官はとても多かったです。
余談ですが、PCの資格は取っておいて本当に良かったです。
面接でもPCどれくらい使えるの?という話はかなりされましたし、再就職した今も確実に役立っているので。
取得したのはMOSです。
MOS取得に関する記事もありますので、気になる方はどうぞ。
私の場合、最初の数か月のんびり過ごしたこともマイナスポイントですが、転職活動に時間がかかっていることもマイナスポイントです。
・なかなか転職先決まらないなんて、能力的にも人間的にも問題ある人なんじゃないか?
・だらだらと転職活動をしている人?働く気あるの?
などと思われるだろうな…と思って。
ですので、何故転職活動が長引いているのか、その理由も説明することにしました。
時間かかっても良いから妥協せずに自分に合った転職先を選びたい…
これは完全なる本心。
だから、その気持ちを堂々と伝えました。
ただし、このように話すと、
・高望みするタイプの人?
・雇った後も、会社にいろいろ要求を突き付けてくるんじゃないの?
と思われる危険性はあります。
その点については、他の質問に対する回答などを通じて、そうではないということを伝えるしかありません。
長所・短所、前職での経験やエピソードなどを通じて、ある程度、人となりは伝えられますから、その辺りの質問で、その懸念を払拭してもらえるよう意識するようにしていました。
また、妥協せずに転職活動をしている⇒どんなところにこだわっているのか?ということを聞かれることも結構多かったです。
この問いについても、しっかり答えられるよう準備していました。
私の場合は、本心としては、
残業が少なくて無理なく働けそうな会社、福利厚生がしっかり整っている会社、安定していそうな会社
でしたが、それをそのまま言う訳にもいかないので、面接では、
自分の能力や適性を活かせる会社、社員を大切にする風土がある会社
というような感じで答えていました。(実際はこんな端的ではなく、かなり言葉を加えて答えていますが)
以上、私の回答例でしたが、同じようなことを答える方は是非参考にしてみて下さい。
離職期間についての質問に答える上での心構え
離職期間についての質問に答える上で大事なことは主に2つあります。
1つ目は、離職期間が長いなんて不利なんじゃ…と思わず、質問に堂々と答えることです。
そして、もう1つは、大きな嘘はつかないことです。
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①離職期間が長いなんて不利なんじゃ…と思わず、質問に堂々と答えること。
【大前提】の部分にも書いた通り、離職期間が長いことはマイナスポイントになります。
ですが、だからと言って、それを気に病み、離職期間に関する質問におどおど答える、申し訳なさそうに答える、という状況は絶対に避けましょう。
これは離職期間の質問に限ったことではありませんが、ネガティブな気持ちで質問に答えていると相手にネガティブな印象を与えてしまいます。
それとは逆に、たとえ回答の内容が一般的には良い印象を与えないものだったとしても、当の本人が全く問題にしていない、意に介していない様子であると、相手にネガティブな印象を与えず、その部分を意地悪く突っ込もうとはしないものです。
(これはどういう理論なのかわかりませんが、転職活動以外でも言えることです)
ですので、絶対に「私なんてどうせ離職期間も長いし…きっと不利ですよね…」なんていう心境で望まず、「離職期間長いですけど、何か問題ありますか?ないですよね?」というような気持ちでのぞみ、質問にも堂々とした態度で答えることです。
それでも堂々とした態度や気持ちではいられない?
そんな人に知っていておきたいことが1つあります。
それは、離職期間が長いことは履歴書見た時点でわかってるのに、それをわかった上で面接に呼ばれているという事実
です。
もし離職期間が長い人は即NGな会社であれば、書類選考の時点で落とされているはずです。
でも、面接に呼ばれているということは…
離職期間が長いにしても、理由がしっかりしてればOK、あとはきちんとした人物であったり、自社にマッチングした人物であればOKだと思っているということです。
それを考えると、離職期間が長いことなんて気にする必要はないのです。
むしろ、そのマイナスポイントがあっても面接してみたいと思わせるものが何かあったのです。
そこは自信を持って良いはずです。
(ま、そもそも離職期間なんて気にしないという企業もあるので、そういう会社だっただけかもしれません。
それをしっかり頭に入れておけば、離職期間のことが原因でネガティブな気持ちになることはなく、堂々とした態度で面接にのぞむことが出来るのではないかと思います。
②大きな嘘はつかないこと
離職期間についての質問に答える上で大事なこと、2つ目は大きな嘘はつかないことです。
これは離職期間の質問に限らず、転職活動の面接全般に言えることでもありますが、小さな嘘は良いですが、大きな嘘はダメです。
小さな嘘=話を少し盛る、現実を少し捻じ曲げて良いように言う
大きな嘘=現実とは全く違うことを言う
離職期間の質問に関しても同様で、話を少し盛ったり、良い風に表現する程度ならいいですが、現実の状況とは全く違う状況をでっちあげたり、やってもいないことをやったと言ったりするのはダメです。
たとえば、離職期間が長い理由に対する答えで、『家族の病気・介護』などを理由にするケースがありますが、真実であれば勿論良いですが、本当は家族は皆元気なのに「離職期間の理由として無難だからそれを理由にしちゃえ」というのはやめておいた方が良いです。
仮にそれで採用された場合、働き始めてからも嘘をつき続けなければならないから。
「ちょっと具合が悪かったけど今は治ったって言えばいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、何かあってボロが出ないとも限りません。
大きな嘘はつかないようにしましょう。
まとめ
以上、離職期間が長い場合、その理由の答え方についてでした。
いろいろ書きましたが、大きなポイントとしては。
・離職期間が長いことを気にせず堂々と答える
・どう答えるか?きちんと準備していく
この2つが大きいと思います。
今(2019年現在)は人手不足もあり、転職市況は全般的には良いと言われています。
離職期間がたとえ長くても問題ない、必ず良い会社はみつかる!と信じて、自信を持って転職活動に挑むことが大事なのではないでしょうか。
読んで頂いてありがとうございました。
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コメント
あやぞぅさん、おはようございます。
自分も会社を辞めてから離職期間が半年以上と長引いて無色で過ごした時がありました。いざ面接を受ける時、答える内容にいつも困りますね。自分の場合は離職期間の間にした事は、パソコン講座を受けたり、アルバイトをした事くらいでいざ面接を受ける時は、どう答えて良いかわからないくらい不安でした。今はまだ在職中ですが今後の転職活動のために是非参考にさせていただきたいと思うほどこれから面接を受ける時、今回の記事をきっかけに答えやすくなった気がします。離職期間が半年以上長引いたからと言って悲観しなくて良いのだなと感じさせてもらえる良い記事を読ませてもらってありがとうございます。
しゃんしゃんさん>
コメントありがとうございます。
そうですよね、離職期間が長い時、どう説明するか、結構悩みどころですよね。
アルバイトしながら転職活動ならまだ印象は良さそうな気がします。
私なんて全く働いてなかったですから…(笑)
でも、どう答えるかしっかり準備して、かつ、意外と堂々と答えたら案外大丈夫なんだなということに途中から気付きました。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。