phaさんの著書『ひきこもらない』の感想。ふらふらするのって魅力的かも…

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こんにちわ。

あやぞぅです。

 

会社を辞めて約1か月半。

職業欄に困る、今日この頃です。

だいたい無職で申告はしていますが、これってよく考えたらニートってヤツじゃない?と思ったりもして。

生まれてはじめてのニートです(笑)

休職中ということで、いいのかもしれませんが。

 

…という訳で、ニートという言葉がなんなくひっかかったせいか、超有名なニート、phaさんの本を読みました。

レビューしたいと思います。

 

読んだのは、著作の中の1つ、『ひきこもらない』という本です。

 

なかなか気になるタイトルですよね~

 

では、早速いってみましょう♪

 

 

 

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そもそもphaさんとは?

 

『日本一有名なニート』と呼ばれている方です。

あ、でも、ニートって、『就学、就職、職業訓練のいずれもしていない15歳~34歳の人』という定義なので、既に30代後半のphaさんは元ニートという方が正しいかもしれませんが。

 

自称ニートという肩書(?)でありながら、シェアハウスを運営したり、ブログを書いたり、書籍を出版したり、イベントや講演をやったり…いろいろな活動をされています。

phaの日記(phaさんのブログ)

 

ニートと言われてイメージするような、働かないで、実家の部屋に引きこもり、親の援助を受けて生活している人、というのはだいぶ違う…

それだけ活動されているならニートという訳でもない気がしますが、働きたくない、毎日ぶらぶらしていたい、だるいが口癖、みたいな感じのようなので、精神性がニートっていうことなのかもしれません。

 

一番最初に出された、この本

を私は数年前に読んで、わりと衝撃を受けたのを覚えています。

結構前に読んだきりなので、細かい内容は忘れてしまったのですが…

 

でも、上にも書いたこととも重複しますが、

え?こういう人もニートに入るの?

いわゆる普通に働くという形を取らなくても、シェアハウスで自堕落に楽しく生活してる人っているんだ~そういうことって可能なんだ~

というような感想を抱いたことは覚えています。

 

 

あとは、フジテレビザ・ノンフィクションというドキュメンタリー番組でも、何回か取り上げられていたりも。

確か、直近の放送は今年だったはず。

普通に社会で働くということが出来ない人達が、家族という枠組みにとらわれず、社会とゆるくつながって居場所を作りながら生きる、みたいな、そんな感じのことがテーマなドキュメンタリーでした。

これも、最近見た訳じゃないので、細かい内容は忘れてしまったのですが、かなり面白く、考えさせられるテーマでした。

 

 

『ひきこもらない』の概要

 

家を出て 街に遊ぶ。 お金と仕事と家族がなくても、人生は続く。 東京のすみっこに猫2匹と住まう京大卒、元ニートの生き方。 世間で普通とされる暮らし方にうまく嵌まれない。 例えば会社に勤めること、家族を持つこと、近所、親戚付き合いを こなすこと。同じ家に何年も住み続けること。メールや郵便を溜め こまずに処理すること。特定のパートナーと何年も関係を続けるこ と。睡眠薬なしで毎晩同じ時間に眠って毎朝同じ時間に起きること。 だから既存の生き方や暮らし方は参考にならない。誰も知らない 新しいやり方を探さないといけない。自分がその時いる場所によって 考えることは変わるから、もっといろんな場所に行って いろんなものを見ないといけない。

 

(幻冬舎のHPより引用 http://www.gentosha.co.jp/book/b10938.html

 

自称ニートだけどひきこもっている訳じゃない、むしろ同じところにはずっといられない、phaさんの様子や考えていることが綴られているエッセイという感じです。

そう、一言で言うとエッセイ。

一冊目の『ニートの歩き方』は生き方的なことも書いてある本だった気がするのですが、この本はそういった生き方的なことが書いてあるというよりは、旅であれ日常であれ、常にふらふらしている様子や、何を思ってそんなにふらふらしているのか、というようなことが書いてある一冊でした。

とにかく、ふらふらするのが好きなんだな~という印象。

面白いですよね。

 

 

感想を一言で言うと…ふらふらと外に出て行きたくなる本。

 

正直、主義主張や伝えたいことがあるというような本じゃありません。

ゆるーく読める。

でも、読んでいると、自分もふらふらと外に出ていきたくなる本。

そんな感じです。

 

安いカフェで作業する話とか、漫画喫茶がすごく好きだっていう話とか、サウナスーパー銭湯の魅力とか、青春18きっぷや昼行便の高速バスで時間をかけて移動するのが好きだという話とか、他愛もないエッセイにも思えるのですが、読んでると、ふらふらすることの魅力をふつふつと感じてしまうのです。

 

特に印象的だったのは、旅でどこか遠くへ行っても観光地を満喫するようなことは一切しないで、家でしているのと同じようなことしかしない、というような話。

旅をする目的は、どこにでもあるような街をただ見たいから

そして、特別な場所なんてどこにもなくて、誰もがみな、平凡で退屈で閉塞感だらけの日常を現実の街で送っているということを確認したいから

…なんだそうです。

 

 

なんか、すごくわかる気がしました。

私の場合は、せっかく来たんだからと観光地をばっちりめぐるタイプの旅行をついついしてしまうけど。

 

でも、どんな遠くへ行っても、どこの街にもあるチェーン店やコンビニを見てなんとなくホッとした気分になったり、地元の人達が歩いている姿を見て、ここで暮らしているこの人たちも私と変わらない日常があるんだよなーと思ったりして。

そういうことを感じるために旅に出てるんじゃないかと思っていたんですよね。

 

また、旅じゃなくても、何かモノを考えたい時に歩く、新しい発見を求めて同じところを歩く、という話も印象的でした。

歩いているといろんなこと思いつくというのは私もすごく実感あるなーと思って。

 

 

本当に、読んでいると、外にふらふらと出て行きたくなるような本でした。

旅でもいいけど、そうじゃなくて、ちょっと知らない街まで行くだけでも、そのあたりを歩きに行くだけでも。

ふらふらすることの魅力を感じさせる本でした。

 

 

phaさんの他の本も読んでみたい。

phaさんは他にもいろいろ出ています。

 

他の本も近いうちに読んでみたいなーと思いました。

 

 

 

 

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