2017年の流行語『睡眠負債』。意味やチェック法は?個人の問題じゃなくて社会の問題かも…

こんにちわ。

無職になってから、よく寝てます。

あやぞぅです。

最近気になっている言葉に、睡眠負債という言葉があります。

流行語大賞候補にもいるノミネートされている言葉です。

今日はそんな睡眠負債について。

意味やチェック法を調べるとともに、感じたこともまとめました。

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そもそも、睡眠負債って何?

新しい言葉なのではっきりした定義はないようですが、おおむね、睡眠不足がたまった状態のことを睡眠負債というようです。

睡眠負債がたまると、

・脳の働きが低下し、作業効率が落ちる

・生活習慣病にかかる確率が高まる

・ガンや認知症のリスクも高まる

などといったことが起きると言われているそうです。

病気のリスクが高まるのは怖い…

睡眠負債というのは一時的な問題じゃないということがよくわかりますね。

脳の働きが低下する件については、実感としてすごくわかる気が…

私の場合、ちょっとでも睡眠少ないと、ぼーっとしちゃって使い物にならなくなりますから。

脳に与える影響については、

6時間睡眠を2週間続けた人の脳の状態=2日間徹夜した人の脳の状態

という研究結果もあるそうです。

驚きですよね。

毎日6時間くらいしか寝てない人って結構いると思うので。

私はまぁ絶対無理ですが…

ちなみに、一般的に必要と言われている睡眠時間は、年齢によっても変わりますが、20~50代くらいの人の場合は7~8時間くらいと言われているそうです。

私も、感覚的にはそれくらいがベストだなーという感じなのでよくわかります。

でも、仕事に家事に育児に…と忙しい働き盛りの大人にとっては、それだけの時間睡眠を取るのって、なかなか難しいですよね…

睡眠負債がどの程度あるか、調べる方法。

どの程度睡眠負債がたまってしまっているか、判断する方法をいくつかご紹介します。

なお、2017年6月18日にNHKスペシャルで放送された『睡眠負債が危ない』という番組のHPを参考にしております。

NHKスペシャル『睡眠負債が危ない』HP

目覚ましをかけずに眠気がなくなるまで眠り、普段より睡眠時間が延びるかチェックする。

一番簡単なのが、この方法。

・光が入らないようにしっかりと遮光された部屋で、目覚まし時計をかけずに眠る。

・途中で起きてしまっても、眠気がある場合は二度寝し、完全に眠気がなくなるまで眠る。

・普段の睡眠時間よりどれくらい長くなっているかチェックする。

この結果、通常よりも睡眠時間が2時間以上長くなっている場合は、睡眠負債がたまっているということです。

睡眠負債リスクチェック

上記した、NHKスペシャル『睡眠負債が危ない』HP内に載せられているチェックリストです。

<睡眠負債チェックリスト>

・寝つき(布団に入ってから眠るまでに必要な時間)は?

・夜間、睡眠途中に目が覚めることは?

・希望する起床時刻より早く目覚め、それ以上眠れないことは?

・総睡眠時間は?

・全体的な睡眠の質は?

・日中の気分は?

・日中の活動(身体的および精神的)については?

・日中の眠気は?

これらの質問にそれぞれ答え、最後に性別、年齢、睡眠時間なども選び、送信すると判定してくれるものです。

実際のにチェックするにはこちらへ↓

睡眠負債リスクチェック (NHKスペシャルHPへ飛びます)

ちなみに、私もやってみたのですが、結果は『リスク低』でした。

無職だからね、たっぷり寝られますから…

睡眠負債を解消する方法

具体的にどんな風にして睡眠負債を解消すれば良いかということについても、いろいろな情報がありました。

・20分くらい昼寝する

・夜にブルーライトを浴びない、就寝前にスマホやTVなどは見ない(睡眠の質を高めるため)

・夜にカフェインを取らないようにする(睡眠の質を高めるため)

・夕食は寝る3時間くらい前までに済ます(睡眠の質を高めるため)

まぁそれはそうだよね、という感じですね。

要は、もっと寝ればいい!睡眠の質を高めればいい!ということだけど…

忙しい現代人、仕事や家事や育児に忙しい働き盛りの大人には、それが難しいんだよなぁ…とつくづく思いました。

睡眠削ってでも…が仇となり、カラダを壊した大学生の私。

ここから急に私の話になります(笑)

今の私は、ちゃんと寝ないとダメ!睡眠時は何が何でも死守する!がモットーですが、若い頃は睡眠を軽んじていました。

ピークは大学生の頃。

睡眠時間を削ってバイトにサークルに遊びに奔走する友達に感化されて、私もハードなバイト生活を送ってた時期があったのでした。

でも、そんなハードバイトライフが続く訳もなく、あっさり体調崩したんですよね。

突発性難聴でした。

一般には、ストレスや疲れが原因と言われてる病気。

でも、ストレスよりも思い当たったのは睡眠不足でした。

睡眠不足で疲れが取れてなくて、毎日頭がぼーっとしていたので。

突発性難聴になったものの、幸いなことに、当時も今も、耳の聴こえはそこまで悪くありません。

ただ、その後何度も再発しているし、後遺症も残ったし、後遺症のせいでノイローゼ気味になって社会生活が危うくなり、あわや休学か?という経験もしました。

取り返しのつかないタイプの身体の壊し方をした、と痛感しました。

睡眠不足のために、大きな代償を払ったことは間違いありません。

…という訳で、それ以降は睡眠不足に対してはかなり敏感で、絶対に7時間は寝る!をスローガンに生活してきたのです。

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社会人って時間がない!睡眠を取ると自由時間がなくなるということを痛感。

就活前に深刻な体調不良に悩まされていたため、いざ就活となった時に就職先を選ぶ基準は、「残業少なさそうな会社の一般職」でした。

まだブラック企業という言葉はなかったですが…

毎日終電間際まで残業、などという会社では働けないということは、睡眠不足でカラダを壊した経験があったので、よくわかっていました。

だから、総合職は真っ先に候補から外しましたし、残業が多そうな職種も論外でした。

それで選んだのが前職、銀行です。

銀行って3時閉まるからねー。

実際は3時に店舗が閉まったからと言って、その後も忙しいですし、残業も勿論ありました。

また、この記事にも書いていますが、

今改めて会社員時代を振り返ると…拘束時間がすごく長かった、という話。

朝は定時よりもはるかに早く出勤しなければいけなかったですし。

とはいえ、夜8時以降まで残業するということはほとんどありませんでした。

あっても7時台まで。

これってまぁまぁ残業は少なめな会社と言えると思います。

そういう意味では会社選び間違ってなかった!

でも、睡眠を取るには取れましたが、忙しい社会人にとってそれは自由時間を削るということに匹敵するのだと痛感しました。

通勤距離が長くなってからは特に。

通勤に片道2時間かかっていた頃は、夜7時に仕事が終わると家に着くのは9時過ぎ、それからご飯を食べて…と考えると、自由に使える時間なんて30分くらいしかもありませんでした。

朝は5時時半起きだったので、睡眠時間死守のために、夜11時には必ず寝なきゃと思ってたので。

あの頃、睡眠が短くても平気な体だったらな~と何度思ったかわかりません。

もし睡眠時間が短くて済むなら、自由時間がもっと取れるのに…と思って。

…と同時に、しっかり寝ないとカラダが持たないタイプの私は、この先、会社員と子育てを両立する、などといったことは無理だろうなーとも思いました。

独身でも無理なのに。

同棲してるけど、平日は家事の一つもやらないのに。

それでも、睡眠ギリギリなのに。

他の人はみんなどうしてるんだろう…

仕事しながら子ども育ててる人とか、長時間労働してる人とか…

そんな風に思っていました。

睡眠負債は、忙しすぎる現代人の働き方の問題。

でも、睡眠負債が最近問題になって改めて気付きました。

睡眠時間を削ってもなんとか平気だからって、それで良い訳じゃない!

そして、睡眠を削って、仕事に家事に育児に…と動いてる人だって、本当はもっと余裕があれば眠りたいんですよね。

でも、我慢して、なんとかこなしてる。

そして、それは、本当はものすごくリスクがある。

結局、睡眠負債の問題は、働き盛りの大人が抱える、毎日忙しいという問題を解決することが必須だとも思いました。

要は働き方の問題。

睡眠負債を問題にするなら、個々人の対処法よりも働き方の問題にクローズアップして欲しい。

そう思いました。

流行語大賞きっかけで、その辺のことがもっと議論になったらいいなーと思います。

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