『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』(汐街コナ著)の感想【死ぬ辞め】

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こんにちは。

あやぞぅです。

 

少し前から話題になっているこの本、ご存知ですか?

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

電子書籍もあります。

 

もともとは汐街コナさんという方がTwitterに公開されていた漫画がきっかけて書籍化に至った本で、実は本になる前にTwitterでその漫画を見たことはあったのですが…

この間、初めてこの本を全部読みました。

なるほどなーと思うところも多かったので、以下からは、この本のざっくりとした内容と感想について書いてみたいと思います。

 

 

 

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死ぬまで会社が辞められない理由=頑張り過ぎる→追いつめられる→判断力が低下→死というサイクルに入ってしまうから。

この本で一番伝えたいことを端的に表現すると、こんな感じです。

死ぬくらいなら会社を辞めれば良かったのに…と周りは思っても、そうなる頃には判断力が著しく低下してしまっていて、死を選んでしまう、もしくは過労死に至るまで働いてしまう、ということですね。

なるほどなーと思いました。

 

なんとなく図にしましたが、漫画の方が100倍わかりやすいので、こちらをご覧下さい。

書籍『死ぬ辞め』特設サイト

(冒頭にも漫画が出てますし、こちらで試し読みも出来ます)

 

会社のせいで死なないためには…「まだ大丈夫」なうちに判断すること。

会社のせいで死なないためには、「まだ大丈夫」なうちに判断することが大事。

「まだ大丈夫」なうちに判断しないと、判断そのものが出来なくなるから。

 

いつもやっていたことが急に出来なくなる、なんとなくだるい、眠れない、食欲がわかない、悲しくもないのに涙が出てくる…などといったことは、カラダからのSOSのサイン。

それを「まだ大丈夫」なんて言って、無視してはいけないんですよね。

…ちょっとくらいだと無視しがちだけど。

私はブラック企業で働いてた訳ではないですが、それでもなんとなくわかるなーと思いました。

 

頑張り過ぎてしまう理由は…他人からの評価?

そもそも、なぜみんな頑張り過ぎてしまうのでしょうか。

他のみんなも頑張ってるから。

好きな仕事だから。

周りのみんなに迷惑かけたくないから。

「もっと大変な人はいる」「俺はもっと働いてた」といった周りの声の影響

仕事を辞めたあとの将来に関する不安

などといったことが挙げられていました。

 

②と⑤は考えの軸が自分自身にありますが、それ以外は全て、考えの軸が他人にあることが特徴的です。

本の中に、

「死ぬくらいなら会社辞めれば」が出来ないのは判断力がなくなってるからだけど、判断力があるうちに辞められない理由は、他人からどう見られるかということに重点が置かれてしまっているというのも大きい

というようなことが書いてありました。

ちょっとハッとした部分です。

 

日本人って、「ちょっとくらい大変でも頑張るべき」みたいな空気感が比較的強いですよね。

そして、ブラック企業の場合、それは普通の会社よりもっともっと強かったりもする。

他人からの評価なんかより自分の命や身体の方が大事なのに…

本来は、他人よりも自分を大事にする選択を常にするべきなのです。

根本はそこなんだよなーと、この本を読んで改めて思いました。

 

【総評】頑張り過ぎは禁物!他人よりも自分を大事にする生き方を!ということがよくわかった本。

以上でざっくりと本の内容をまとめてみましたが…

実際この本にはもっといろいろなことが書かれているので、是非本を読むことをオススメします。

 

なぜ頑張り過ぎてしまうか、判断が出来なくなる前にどう逃げれば良いのか、どう考えて会社を休む・辞める選択をすれば良いのか…

そのあたりのことが漫画にわかりやすく丁寧に書かれています。

また、精神科医の先生の見解が載っているのも良かったです。

 

最終的に私が強く感じたこととしては、

・「まだ大丈夫」なうちに早期発見、早期対処をする意識を持つ

・頑張り過ぎない

・他人よりも自分を大事に考えた選択を常にするべき

ということでした。

 

ブラック企業で働く人は勿論ですが、自分を犠牲にしても頑張ってしまいがちな全て日本人に一度は読んでもらいたいなーと思う良書でした。

 

 

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コメント

  1. 久埜うさぎ より:

    すごくわかりやすく説明して下さってるので、
    是非読みたいと思いました!
    電子書籍で読みたいと思います^^

    • あやぞぅ より:

      久埜うさぎさん>
      コメントありがとうございます。
      わかりやすいと言って頂いてとても嬉しいです。
      本当に良い本でしたので、電子書籍で是非読んでみて下さい^^

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