k.m.p.著『金もーけプロジェクト』『2人で、おうちで、しごとです。』の感想。

★書評・本レビュー
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こんにちわ。

あやぞぅです。

前回のブログにも長々と書きましたが、9月末で会社を退職することになりました。

もう見切り発車でいい!会社を辞めることにしました。

 

理由はいろいろあるけど、一番大きなのは、自分の好きなことで仕事を作って生きていく という生き方をしてみたいと思ったから。

会社を本気で辞めたいと思ったのは、5,6年前からですが、実はその前からずっとそんな生き方に憧れていました。

 

 

今日は、私がそう思うようになったきっかけを作った本を紹介したいと思います。

それは、k.m.p.『金もーけプロジェクト。』

 

そして、同じk.m.p.の本でもう一冊、『2人で、おうちで、しごとです』

という本です。

 

 

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k.m.p.とは

 

k.m.p.は、ムラマツエリコさんなかがわみどりさんの2人からなる、ユニットの作家さん。

イラスレーターであり、雑貨クリエイターであり、旅本や絵本などを中心に多数の本を出版している作家さんなんだけど、世間的には、本出してる人っていうイメージが強いのではないでしょうか…?

本屋さんで1回は見たことある人も多いんじゃないかなと思います。

k.m.p.の旅じかん、ウチじかん(ブログ)

k.m.p.の、ぐるぐるPAPER(HP)

 

 

1冊目の、『金もーけプロジェクト。』は、k.m.p.のお2人が、会社を辞めて、自分たちで試行錯誤しながら、好きなことで仕事作っていく様子について書かれているコミックエッセイです。

初版は2000年。

今ほどコミックエッセイやエッセイ漫画がなかった時代の作品です。

転職情報誌でフロムエーで連載されていたもののだそうで、時代背景的には90年代の半ばから後半くらいの頃のことが書かれている本だと思います。

今とはだいぶ時代背景が違う、まだインターネットも普及してないような時代の様子が書かれていると思います。

ちなみに、私がこの本を読んだのは、今から8年くらい前=2009年=社会人3年目頃でした。

 

 

2冊目の『2人で、おうちで、しごとです。』は、2006年初版。

貧乏生活をしながら、試行錯誤のフリー生活が軌道にのり、旅本などがヒットしたあとに出された本です。

1日の流れや仕事の進め方などといった仕事そのものに関することはもちろんのこと、仕事部屋の間取りや机の上の様子、仕事中の食事の話や部屋着の話まで、かなり細かく多岐にわたり書かれている、ものすごく面白い本です。

純粋に、好きなことを仕事にして、おうちで仕事するっていいなーと思わせてくれた本でした。

『金もーけプロジェクト。』の少しあとに読んだ記憶があります。

 

 

以下からは、私が読んで心に残ったポイントや、その当時の私がお2人の活動からどんな影響を受けたかということについて書いてみたいと思います。

 

①雑貨を作ってフリーマーケットで売るk.m.p. →私も当時から作っていたあみぐるみを販売することを決意!

のちにいろいろな活動をすることになるk.m.p.のお2人ですが、その活動の原点は雑貨を作ってフリーマーケットで売ることでした。

こんなものを作ったら面白いかも♪と、材料から着想して、コツコツと製作。

そして、作った雑貨たちを月に一度のフリマで売るというルーティーン。

効率の悪いバカな作り方をしたり、全く売れないモノを作ってしまったり、採算が合わなかったり…

そして、当然それだけでは生活出来るほどの収入も得られないんだけど…

それでも、自分たちがいいなと思う好きなモノを作って売るという活動を、2人が本当に心から楽しんでいる様子が漫画から伝わってきて~…

その活動ぶりに強い憧れを抱いたのでした。

 

私もそういうことしたい!自分がいいなーと思うものを作ってワクワクしながら人に売るっていうことをやってみたい!という風に思って。

それで、私も、当時作っていたあみぐるみを販売してみることに決めたのでした。

(あ、ちなみに、あみぐるみは今も作っていますが。)

私の場合は、最初はフリマみたいな対面での販売ではなく、レンタルボックスを借りて売るという形ではありましたが、始めたらもう本当に楽しくて楽しくて仕方がなかったです。

どんなものだったら売れるのか、値段やディスプレイはどうするか、とか考えたりするのがね。

 

漫画の中で、フリマの反省会と題して、2人で必ず反省会を開く様子が描かれているんだけど…

私もどうしてもそういうのやってみたくて、レンタルボックスの納品後は必ず1人反省会やってました(笑)

売り上げや納品数をメモして、売れた商品の傾向やレンタルボックスの店員さんから聞いた話を参考に、今後の戦略を練ってみたり。

 

 

自分の頭で考えて、自分が思うようにモノを作って売る、という作業が、本当に楽しくて楽しくて仕方がなかったという体験でした。

今の私の原点だなーと思います。

会社というもので働くようになって数年、会社の都合や上司の意向に沿うことばかりの日々の中で、本当にやりたいのは、自分の意向に沿って、自分の好きなことでお金を稼ぐことなんじゃないかと思い始めたきっかけになった出来事でした。

 

②『しごととあそびと生活の一体化』を目指すk.m.p. →仕事・遊び、生活、その3つとも全て人生の大切な時間、という考え方に強い共感を覚える!

『金もーけプロジェクト。』にも、『2人で、おうちで、しごとです。』にも、両方に書いてあることですが、k.m.p.の2人が当初から目指していたのが、コレ、

しごととあそびと生活の一体化

 

以下、すごく共感した部分の引用です。

 

しごととあそびと生活の、一体化。

これは、自分の時間の価値は、いつもできる限り同じでありたい、という想い。

しごとしてる時も、あそんでる時も、自分の時間に、かわりはないから、ぜんぶをだいじに思いたい。

社会人になりたての頃、

しごと=時間の切り売りと割り切る時間。

あそび=そのごうほうびの時間。または、しごとのストレス発散の時間。

生活=生きていくための、作業の時間。

…なんて、無意識に区別してることに、ギモンをかんじた。

区別なんてするから、つい、「しごとや家事は、ガマンの時間」なんて思っちゃうんじゃないか?と。

ぜんぶだいじな「自分の時間」なんだから、なにかの犠牲になってると思って過ごす時間があるのはもったいない。

だから、ココロがつくる境界線をなくしたら、すべての時間を大切に思えるんじゃないか、と思った。

やなコトも、あそびも、しごともぜんぶ、大切な、自分の時間の中ですることだから、ぜんぶたのしめたら、うれしい。

ぜんぶ収穫にしたいなぁ。

(『2人で、おうちで、しごとです。』より)

 

初めて読んだ時も、今も、本当に心からその通りだと思います。

私も、k.m.p.と同様、働くようになってから、仕事と生活の時間はガマンの時間だと思うようになっていました。

でも、たった1回しかない人生の、貴重な時間の中に、なんでガマンの時間があるんだろう?

しかも、ガマンの時間がものすごく長くない?大半がガマンしてる時間じゃない?と思って。

でも、もしも、その3つの境界線がなくなって、しごと≒あそび≒生活、みたいな図式になったら…そうしたら絶対に幸せだろうなと思ったのでした。

そして、そのためには、自分の好きなことを仕事にすること、自分の毎日の行動を自分の自由に決めることができるようになること、だとも思って。

それって会社員でいると、なかなか出来ないんだよね…

人や会社にもよるのかもしれませんが、少なくとも私にとってはそうでした。

自己決定出来る部分って少なかったし、仕事と遊びと生活はくっきり分かれてたもんなぁ。

でも、近々仕事を辞めるので、辞めたあとは、「しごととあそびと生活の一体化」を私も目指したいと思います。

 

 

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③最高に気が合う相棒として、相手をリスペクトし、尊重し合いながら活動するk.m.p. →同じ感覚で一緒に楽しく活動出来る相方がいるっていいなーと思い、ユニット活動に一時憧れる(笑)

k.m.p.は、もともとデザイン会社の同期同士。

ものすごく気が合う友達でもあり、仕事以外の時間に何か楽しいことで『金もーけ』できたら…と思って、モノづくりを始めたのが2人の原点だったりするのですが…

この2冊読むと、2人がいかに良い関係性の中で活動しているかということがものすごく伝わってきます。

たとえば、片方が弱気になるともう片方が何故か強気になって励まし合う、とか。

役割分担していても相手がやってくれることが当たり前にならないからねぎらいの言葉が必ず出る、とか。

1日会わなかったくらいでも、『久しぶり病』が出て、会うとおしゃべりが止まらなくなる、とか。

イラストや本などの作品を作る時、深く話し合わなくても、お互いに考えてるゴールがだいたい同じようなものだっていう確信がある、とか。

エピソードはもっともっとあるけど、そういうの読めば読むほど、理屈じゃなく、ものすごく相性がピッタリで、ものすごく強い信頼関係でつながってる2人なんだな~と思うのでした。

 

 

k.m.p.を知った当初は、そういうユニット組むのっていいな~とも思ったりもしたなー

今はそう思ってないですが。

あみぐるみ関連で他の作家さんとコラボする機会が何回かあったのですが、その時に、私は人と合わせるのは苦手だな~と気付いたので…(笑)

ま、ま、人それぞれだよね。

でも、2人の仲良しエピソードも面白いので、そこらへんもこの2冊の見どころだと思います。

 

 

まとめ

以上、k.m.p.本2冊の感想でした。

感想書くのに、改めてざっと読み返したけど、今後会社を辞めて活動していく私には面白かったなーと思いました。

 

 

ちなみに、k.m.p.本だと、こちらも面白いです^^

 

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お片付け本。

この本についても、そのうち感想書きたいと思います。

 

 

 

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コメント

  1. sa-chi より:

    こんにちは。
    ランキングからきました。
    コメント残そうと思ったのですがメッセージの方に送ってしまいました…
    重複してしまいますが、好きなことを仕事にできることはとてもいいですよね。
    趣味を仕事として楽しみながら収入を得られるビジネスはとても魅力的ですね。
    私もそんな仕事がしてみたいと思います。
    頑張ってくださいね。

    • あやぞぅ より:

      sa-chiさん>
      コメントありがとうございます^_^
      メッセージ…そんな機能あるんですね。
      まだ良くわかってなくて(^_^;)
      見てみます〜
      好きなことを仕事に、趣味を仕事に、ホントにいいですよね。
      ただの理想像と言われればそれまでかもだけど、諦めたら、絶対実現できないと思うので、あきらめず、チャレンジしたいと思います♪

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