失業者特例で国民年金保険料の免除手続きをする方法。必要書類、免除期間は?

こんにちは。

あやぞぅです。

昨年の9月に前職を退職して以来、国民年金の保険料は納付免除にしている私。

失業者の特例で一定期間は納付免除の申請が出来るのでその制度を使って~…

ですが、つい最近、国民年金の納付書が届いてビックリ。

あやぞぅ
そう言えば、免除の期間って6月までだった!
免除を継続する手続きしなきゃ~

…ということで、国民年金の納付免除の期間を延長するべく、手続きにいってきました。

今回の記事では、国民年金の保険料を納付免除にするための手続き方法や必要書類などについて書いてみたいと思います。

なお、退職直後に手続きした際と、新たな年度分の申請する今回とで手続き方法は特に変わりません。

退職直後の方が見ても役に立つ内容となっておりますので、よろしければどうぞ~

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【失業者特例】国民年金の納付免除制度とは?

そもそもですが、まずは制度について簡単に。

会社員が何らかの理由で退職し無職になると、厚生年金から国民年金に切り替え手続きを行い、国民年金保険料を支払う義務が生じます。

平成30年現在の場合、月額16,340円の国民年金保険料を支払うということになっていますが…

失業者には特例があり、国民年金保険料の納付免除を申請することが出来ます。

ただし、いくつか注意点があります。

本人が失業していても同一世帯内に収入のある人がいる場合は免除にならない場合もある。

・全額免除以外にも、半額免除、一部免除(4分の1免除等)などもある。前年度の世帯収入などにより、どの程度の免除になるか決まる。

未納扱いにはならず、受給資格期間には参入される。ただし、当然年金額には反映される。(全額免除の場合は、年金額は2分の1となる等)

・あとから追納も出来る。ただし、さかのぼれるのは10年まで。

失業しちゃって金銭的に苦しいから国民年金を払うのはちょっと…

でも、ただ単に払わないままにしておく(=未納)と、場合によっては年金もらえなくなる可能性もあるし…

という人には良い制度ですよね。

後から納めることが出来るというのもありがたいです。

再就職して金銭的に余裕が出来て、やっぱりちゃんと年金払っておきたい!と思ったら払える訳ですから。

ちなみに、単身世帯等で、他に収入がない場合は、失業者は基本的に全額免除となるそうです。

【失業者特例】国民年金が納付免除になる期間はどれくらい?

失業者特例としての国民年金の免除申請で、免除される期間は、

離職日の翌日の前月から失業した年の翌々年の6月までの期間

と決められています。

何年間などといった単位じゃないんですよね。

…わかりにくい。

平成29年9月に退職した私の場合は、フルに利用すると1年9か月免除してもらうことが出来ます。

わかりづらいので図にしてみました。

離職日(平成29年9月末)の翌日=平成29年10月1日

その前月=平成29年9月

…ですが、平成29年9月分は厚生年金なので、申請するのは平成29年10月分から。

退職した年(平成29年)の翌々年=平成31年。

その平成31年の6月分までが免除申請出来るということになります。

それを考えると、その年の最初の方(1月~3月など)に退職した人の場合は2年分以上免除申請出来ますが、私のようにその年の終わりの方(9月~12月など)に退職した人は申請出来る期間が短くなってしまうということですね。

なお、国民年金は、『7月から翌年の6月まで』で一区切りとなっており、退職直後に申請出来るのは、次の6月まで。

区切りの7月になったら、7月~翌年の6月までの分の申請を出す必要があります。

私の場合も、

①退職直後・・・平成29年~平成30年6月分の免除申請

②平成30年7月・・・平成30年7月~平成31年6月分の免除申請

を行いました。

ちなみに、退職直後に国民年金の免除申請を行った話についても記事を書いています。

会社退職後手続き!国民年金編 ~退職者は免除申請出来るの!?~

よくわからないまま手続きしてる様子が書いてありますが、参考までにどうぞ。

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国民年金の免除申請の手続きの方法&必要書類

国民年金の免除申請の手続きが行える場所は、

各市町村の役所(の国民年金担当窓口)

年金事務所

となっています。

もしくは郵送で手続きすることも出来ます。(郵送での手続きについては後述します)

手続きをする際に必要な書類等は、以下の通りです。

手続きに必要なもの

年金手帳または基礎年金番号通知書

本人確認書類(運転免許証など)

離職票または受給資格者証

印鑑

③離職票または受給資格者証というのは、退職日等がわかるものを、ということで必要となります。

離職票は退職直後に会社から送られてくる書類です。

これを持ってハローワークに行き、雇用保険の手続きを開始すると、離職票は回収されて代わりに渡されるものが受給資格者証となります。

ですので、退職直後に手続きにいく際は離職票、それ以降なら受給資格者証を持ってくことになるかと思います。

(ただし国民年金の切替は14日以内に行うようにという決まりがあるので、ハローワークに行く前に年金の手続きを先に行う方が良いかと思います。)

上記の書類を用意して役所に行き、国民年金保険料免除・納付猶予申請書という書類を提出します。

(↑これは控えです)

ちなみに、印鑑は私の場合は使いませんでした。

押印欄がありますが、被保険者本人が自著した場合は押印不要だそうです。

ただ誤記入などに備えて念のため持っておいておいた方が良いかと思います。

郵送で手続きする場合は、国民年金保険料免除・納付猶予申請書を日本年金機構のHPからダウンロードして記入し、各市町村の役所の年金担当窓口郵送して下さい。
(こちらのページから→国民年金保険料に関する手続き
必要書類①③のコピーも同封も必要です。

国民年金の納付免除、申請後の流れ

国民年金保険料免除・納付猶予申請書を記入し提出したら、その日の手続きはそれで終了です。

その後、日本年金機構が審査し、可否が決まります。

(免除か否か、全額免除か半額免除か一部免除か等)

だいたい2か月ほどで結果を通知するハガキが届きます。

こんなハガキです。(私の前回申請分のハガキ)

このハガキが届くより前に国民年金保険料の納付通知書が届きますが、結果がわかるまでは保険料を納付してはいけません。

結果が出る前に納付してしまうと、仮に免除申請が通ったとしても免除は無効となり、支払わなければならなくなるそうです。

まとめ

以上、失業者が国民年金の納付免除申請をする方法についてでした。

私の場合、免除申請出来る期間はこれで終わりなので、今後申請することはなさそうですが、折角手続きしたので覚書という意味で記事にしてみました。

まぁ、また制度は変わるかもしれないですけどね~…

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

読んで頂いてありがとうございました。

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コメント

  1. あやぞぅさん、お早うございます。
    自分はまだ在職中ですが失業した時に限って自宅に国民年金の納付書が届くと正直驚きますね。2年前に在職中だけど引っ越しして年金の支払いを遅らせていた事があり年金の納付免除を受けた事があります。国民年金の納付免除制度は年金保険料が未払いでも受給資格期間の対象にして貰える事は有難いですね。失業者特例としての納付免除期間は離職日の翌日の前月から失業した年の翌々年の6月までの期間と知らせて頂いた時、退職する時は年末より年始の方が良いのかなと感じました。情報公開有難うございます。

    • あやぞぅ より:

      しゃんしゃんさん>
      コメントありがとうございます。
      しゃんしゃんさんも、納付免除にしていたことあるんですね。
      国民年金の納付免除って退職時以外にもいろいろ出来るみたいですよね。
      確かに国民年金の免除のことだけ考えたら年始の方が良いと思います。
      ただ税金のことなどもあるので、トータルでみたらどうなのか…
      知らないことだらけなので、少しずつ勉強していって、また何かわかったことがあればその都度記事にしていきたいと思います。