こんばんは。
あやぞぅです。
最近話題になっているこの漫画、読みました。
『大家さんと僕』
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お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎さんが描いた漫画です。
手塚治虫賞文学賞も受賞されたということで、話題になっていますよね。
この表紙のイラストがまず素敵で~…
私も読みたい読みたいと思っていた漫画だったのですが、この間やっと読んだので、感想を書いてみたいと思います。
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『大家さんと僕』の内容は?試し読みも出来る!
まずは、『大家さんと僕』のざっくりとした内容を。
1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、奇跡の実話漫画。
(引用元:http://www.shinchosha.co.jp/ooyasantoboku/ 新潮社HPより)
出版元の新潮社のHPにある、『大家さんと僕』のページから引用しました。
1階に住む大家さんのおばあさんと2階に住む矢部太郎さんとのエピソードが綴られた漫画です。
ストーリーものというよりは、一話完結のような形でさまざまなエピソードが出てくるような形式の漫画となっています。
さくっと読める漫画なのですが、読んでいると、ほっこり、じんわりくるような…
それでいて笑いもあり…
すごく面白かったです。
(詳しい感想は後述します。)
どんな漫画か見たい~という場合は、紹介ムービーがあるので、こちらをどうぞ。
さらに、新潮社のHP上で試し読みも出来ます。
(立ち読みという箇所から入ると読めます)
『大家さんと僕』の試し読みが出来るサイトはいろいろありますが、私が調べた限りでは、新潮社のHPが一番多く(具体的には第3回まで)試し読み出来るようですね。
この1冊で完結?と思ったのですが、現在週刊新潮で連載されているそうです。
ですので、続編もまた出るのではないかと思います。
『大家さんと僕』の感想。(一部ネタバレあり)
『大家さんと僕』、想像していた以上に面白かったです。
以下、印象に残ったところや、すごくいいなーと思ったところなどを。
大家さんのおばあさんのキャラクターがすごく素敵。
まず、大家さんのおばあさんがすごく素敵。
「ごきげんよう」という言葉を日常的に使ってしまうような上品なおばあさんなんだけど、ただそれだけじゃなくて、かわいらしいところもあったり。
戦前生まれの人だから?ちょっと独特な感性を持っていたり。
くすっと笑えるようなことを言ったり、かと思えば、矢部さんへの返しが意外と鋭かったり。
基本的には上品なかわいいおばあちゃんなんだけど、でもそれだけでもなくて、面白いのです。
読めば読むほど、大家さんのキャラクターに心惹かれます。
大家さんと矢部さんの関係がまた素敵。
そんないいキャラしてる大家さんですが、大家さんと矢部さんとの関係がまた素敵なんですよね。
2人のやりとりやエピソードには、かなりほっこりしてしまいます。
引っ越してきた当初は、家に帰ってきた途端に「おかえり」の電話がかかってきたり、雨が降っていたからと勝手に洗濯物を取り込まれたりすることなどに戸惑いを覚える矢部さんですが…
お茶のお誘いを受けたり、いろんな話をするうちに、徐々に仲良くなっていって、心の距離も近くなっていくんですよね。
一緒に出掛けたり、旅行にも行ったり。
いくら一軒家の1階2階に住んでいるからって、この関係、この距離の近さはすごい!
ですが、不思議とおかしい感じはせず、すごく自然な距離の近さなんですよね。
大家さんと店子の関係なんだけど…友人以上家族未満という感じ?
恋人的な感覚は流石にないと思うのですが…でも、私は読んでてドキっとする部分もありました(笑)
風で吹き飛ばされそうになる大家さんの手をひいてあげるところとか。
ギャル男の後輩と大家さんがちょっと仲良くなった姿を見て「僕の大家さんなのに…」って思うところとか。
ロケでハワイに行っても、ついつい大家さんのことばっかり考えてしまってたりとか。
ん??ってなりませんか(笑)
でも、たぶん変な気持ちじゃなくて、心の距離の近さが故なんですよね~。
ちなみに、一番好きなほっこりエピソードは、大家さんが矢部さんのお誕生日をおはぎを作ってお祝いしてあげる話です。
サプライズ的にお祝いしてあげるのがまた…敢えてお誕生日の前日にお祝いしてあげるのがまた…
すごく素敵なエピソードなので、これからこの漫画を読む方には是非注目して読んで頂きたいと思います。
そうそう余談ですが、上に書いた、風で飛ばされそうになる大家さんの手をひくシーンは動画にもなっています。
矢部さんのナレーションで、アニメっぽい感じ。
動画も素敵な雰囲気となっています。
気になる方はこれも是非見てみて下さい。
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大家さんの口からときどき出てくる戦争の話…漫画の中の矢部さんと同じく、読んでる私もちょっとしんみり。
ほっこりするような、くすっと笑えるようなやりとりが多い2人ですが…
大家さんの口から戦争前後の話が出てくることがたまにあって、それを聞いた矢部さんがちょっとしんみり…というシーンが多々あります。
特別辛かった話や悲しい話をするという訳ではなく、何気なくまるで最近の出来事を語るように話し出す大家さん。
戦時中の出来事は大家さんの心の中に大きく存在しているんだなーということを感じる矢部さん。
読んでる私もしんみり…なのですが、大家さんのそんな話を真摯に聞いている矢部さんの姿もなんだか素敵だなと思えます。
語るか語らないかは人それぞれですが、戦前生まれの人とっての戦争って忘れることの出来ない大きなものですよね。
戦争と言えば、『大家さんと僕』の公式Twitterに、大家さんの名言が載せられたツイートを発見。
7月ですね夏本番ですね!すでに夏バテ気味ですが、社食のカキ氷と夕食での缶ビールがあればこの暑さも乗り切れる気がするようなしないような…。
大家さんは夏が大好き。重みと深みのあるこの一言を。#大家さんと僕 #矢部太郎 #大家さんの名言 pic.twitter.com/8RMYf7bnAk— 矢部太郎『プレゼントでできている』『ぼくのお父さん』『大家さんと僕』公式 (@ooyasantoboku) July 2, 2018
漫画の中にはなかった気がしますが、確かに…
ふとした言葉だけど、ちょっと重みありますよね。
矢部さんのイラストや漫画の世界観がすごく好き。
…シンプルに。
矢部さんのイラストすごく好きです。
見てるだけで癒されるタッチのイラスト。
あの、大家さんの頭のでっかいところとか、たたずまいとか~…すごくツボです。
あと、ゆったりとしたテンポというか、世界観というか…
それもたまらなくいいですね。
ゆったりとしたテンポでほっこりするような世界観なのに、ちょっとくすっと笑える漫画になってるのは、矢部さんのお笑いセンスが反映されてるのではないかと思います。
漫画の中で、舞台でスベったりバラエティーで面白いことが言えなかったりして落ち込むシーンが出てきますが…漫画にこそ矢部さんのお笑いセンスが出てるような気がしてなりません。
本当に面白いし、すごくセンスがある感じがして、大好きです。
まとめ
以上、カラテカ・矢部太郎さんの漫画『大家さんと僕』の感想でした。
ツラツラと感想書きましたが…まとめると、
さすが人気があるだけのことはある!
手塚治虫文学賞を取っただけのことはある!
面白いから気になっている人は是非読んで欲しい!
そんな感じです。
ちなみに、電子書籍もあります。
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続編も楽しみにしたいなーと思います。
読んで頂いてありがとうございました。
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コメント
あやぞぅさん、お早うございます。
『大家さんと僕』という漫画は紹介ムービーを見ただけでも暖かみがあり漫画に出てくる管理人さんと矢部さんはどちらも温かみがあるように思います。表紙のイラストを見ただけでも癒されそうですね。紹介ムービー以外にも2人の登場人物のやり取りを見てみたいです。
しゃんしゃんさん>
コメントありがとうございます。
『大家さんと僕』はイラストもストーリーも良くってほっこり出来る作品です。
ムービーも良いですよね。
是非読んでみて下さい~^^