麻疹(はしか)も風疹も心配…予防接種(MR混合)を受けた30代の話。未接種の年代は?

少し前から、麻疹(はしか)が大流行しているというニュースが話題になっていますよね。

・20代後半から40歳くらいまで予防接種を受けていない世代があり、十分な抗体がないっため罹患する可能性が高い

・マスクなどでは防げず、予防接種を打つ以外の予防法がない

・大人は重症化しやすい

など、いろいろな情報が入ってきて、30代の私も大丈夫なのかなーと心配していたのですが…

いろいろ調べた結果、やっぱり予防接種した方が良い!という結論に至って、予防接種してきました。

麻疹のことがきっかけで、いろいろ調べ始めたのですが、結果的には麻疹と風疹両方のワクチンが一緒になったMR混合ワクチンを接種することとなりました。

この予防接種を受けるにあたり、いろんなことを調べたので、まとめて記事にしたいと思います。

麻疹(はしか)とは?

風疹とは?

予防接種が未接種の年代はどのあたりか?

予防接種の費用は?

単体ワクチンではなく、MR混合ワクチンを打つことになった経緯や理由

などについてです。

2019年2月20日付けで、風疹の予防接種の無料化(男性のみ)の情報を追記しています。(予防接種の費用についての部分)

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そもそも麻疹(はしか)とは?

麻疹(はしか)とは…

麻疹ウィルスによって引き起こされる感染症で、主な症状としては、高熱や発疹などがあります。

麻疹に特効薬にはなく、発症してしまったら、安静にして自己免疫力を高めつつ、身体の中からウィルスが排出されるのを待つしかありません。

重症化すると、肺炎や脳炎を起こし、障害が残ったり、死亡することもある病気です。

麻疹は子供かかることが多い病気ではありますが、大人がかかることもあり、大人の方がより重症化するリスクがあると言われています。

また、非常に感染力が強く、患者とすれ違っただけで感染することもあるのも大きな特徴です。(空気感染。飛沫感染もあります。)

マスクなどでは感染を予防することは出来ません。

唯一の予防法は、予防接種を受けること。

完全に抗体を作るためには2回の予防接種が必要と言われています。

そんな麻疹の予防接種ですが、十分な予防接種を受けていない世代があるということで、問題になっています。

どの年代が麻疹の予防接種を受けていないか?ということについては、後述したいと思います。

そもそも風疹とは?

風疹とは…

風疹ウィルスによって引き起こされる感染症で、主な症状としては、発疹、発熱、リンパ節の腫れ、などがあります。

風疹の場合、発熱や発疹などが3日程度でおさまることから、「3日ばしか」などとも呼ばれますが、風疹と麻疹は、全くウィルスによる、全く別の病気です。

風疹の場合は感染力はそれほど強くないですが、予防法が予防接種のみというのは麻疹と同様です。(2回の予防接種が必要)

風疹の感染は、実は子供よりも大人の方が多く、大人の方が重症化する傾向にあります。

さらに、風疹の場合、最も問題なのは妊婦が罹患した場合です。

妊婦が風疹にかかると、先天性風疹症候群を引き起こし、胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるからです。

先天性風疹症候群は、先天性心疾患や、白内障・緑内障・網膜症などの視覚障害、聴覚障害などを引き起こすものです。

風疹も、麻疹と同様に、予防接種を受けていない世代があり、十分な抗体がない人たちが沢山いるということで、こちらも数年前から問題になっています。

どの年代が風疹の予防接種を受けていないか?ということについては、後述したいと思います。

麻疹と風疹、予防接種を受けていない年代は?

上にも書きましたが、麻疹も風疹も一番の予防法は、予防接種を受けることです。

予防接種は、基本的に2回の接種が必要と言われています。

1回の予防接種で全体の95%ほどの人に抗体が出来ると言われていますが、残り数%は1回の予防接種では抗体は出来ません。

また子供の頃に一度予防接種を受けて抗体が出来ていたとしても、時間が経つにつれて抗体がなくなってしまうこともあります。

そのため、2回の接種が必要と言われているのです。

しかし、予防接種を受けたか受けないかは、年代によって様々です。

ネットで調べたものをまとめてみました。

正直、いろいろ調べてみたものの年代がはっきりしない部分もあったので、目安としてお考え下さい。

なお、風疹に関しては、逗子市の公式サイトにかなり細かく載っていたので、参考にさせて頂きました。

こちらも是非見て頂ければと思います。

風しんワクチン接種歴の学年・年齢のめやす|逗子市

ただ、これらはあくまでも目安であり、一番大事なのは、自分が予防接種を受けているかどうかです。

予防接種の記録は母子手帳に記載されますので、母子手帳を見るなどの確認が必要となります。

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私が麻疹単体ワクチンではなく、MR混合を接種した理由

麻疹の流行をきっかけに予防接種を受けた方が良いかもしれないと思った私は、まずはいろいろ調べてみました。

麻疹がきっかけではありましたが、実はその少し前から風疹の予防接種も受けた方が良いかもと思っていた私。

(風疹は妊婦がかかると大変なことになる、という話を聞いたから。)

風疹のことも一緒に調べました。

私の予防接種歴&罹患歴

・麻疹は予防接種1回、かかったことなし。

・風疹は予防接種1回、かかったことあり。(小5で罹患、高1で予防接種)

予防接種については母子手帳で確認、かかったことがあるかどうかは母に聞きました。

母子手帳の内容については、病院でも出来たら内容を確認したいと言われたので、母に画像を送ってもらいました。

(病院によっては確認しない場合もあるようですが)

麻疹も風疹も予防接種を2回受けていれば大丈夫ですが、実際に病気にかかっている場合も抗体が出来ます。

それを踏まえると、麻疹は予防接種を受けるべきですが、風疹は抗体が出来ていそうだから大丈夫かな?という感じです。

ですが、結局、麻疹と風疹両方のワクチンが入っているMR混合の予防接種を受けました。

理由は、麻疹単体ワクチンの在庫がなかったから。

流行を受けて、在庫不足だそうです。

ちなみに、MR混合のワクチンも在庫が不足しているそうで、2軒目の病院でようやく予防接種出来ました。

ただ、通常は私のような状況なら、抗体検査で抗体があるかないかを確認してから予防接種するという方法もあったと思います。

麻疹も風疹も、血液検査で抗体があるかどうか調べることが出来ます。

風疹の抗体が出来ていないようならMR混合で、風疹の抗体があるようなら麻疹単体ワクチンで、ということです。

それも考えたのですが、麻疹単体ワクチンがなく、今うつならMR混合しかない、しかもMR混合の在庫もなくなるかも…ということだったので、結局抗体検査は行わず、MR混合の予防接種をしました。

ちなみに、風疹の抗体を持っている人が、再度MR混合や風疹単体ワクチンの予防接種をしても問題ないそうです。(麻疹でも同じ)

予防接種が悪影響を及ぼしたらまずいと思って、病院でお医者さんに確認しましたが、全く問題ないとのこと。

また、人によっては予防接種を何回したかわからない人もいると思うのですが、3回以上予防接種をしても問題ないとのことです。(無駄にはなりますが…)

麻疹、風疹、MR混合ワクチンの予防接種の費用は?抗体検査の費用は?

麻疹、風疹は現在では定期接種となっていますが、大人が受ける場合は実費となります。

麻疹、風疹、MR混合ワクチンの費用は、およそ

麻疹単体・・・5,000~8,000円

風疹単体・・・5,000~8,000円

MR混合・・・8,000~11,000円

といった金額です。

ちなみに、私が行った病院の場合は、MR混合で8,500円くらい。

麻疹と風疹は5,500円くらいだったので、比較的安い病院だったと思われます。

また、抗体検査については、3,000~5,000円程度と言われています。

(2019年2月20日追記)

風疹の予防接種に関しては、2019年度~2021年度まで男性のみ無料で受けられるようになる見通しです。

対象:1962年4月2日~1979年4月1日に生まれた男性

期間:2019年度から2021年度末までの3年間

方法:抗体検査を行い、陰性だった場合に予防接種を受ける

単体ワクチンじゃなくてMR混合にして良かった。妊娠の可能性がある女性は麻疹以上に風疹の予防が必須。

麻疹の流行がきっかけで…単体ワクチンがなくて…その結果、MR混合ワクチンを接種した訳ですが、結果としてMR混合ワクチンにして良かったです。

それは、これで、風疹についても予防接種をうつことが出来たから。

風疹とは?という項目にも書きましたが、風疹は妊婦がかかると胎児に深刻な悪影響を与えてしまう可能性があります。

妊娠前に予防接種などをしておくことが望ましく、20代後半~30代の予防接種が十分に行われていなかった世代は、自分に抗体があるかどうか確認することが必要です。

でも、そのあたりの確認をしていない人も多いんですよね…(私もそうでしたが…)

私は、友達が妊活をしていて、それでこの話を知りました。

私も今後妊娠の可能性がないとも言えないので、調べなきゃなーと思っていたのでした。

でも、それも数か月前のこと。

麻疹の流行がきっかけがなかったら、もう少しそのままにしていたかもしれないと思うと…今回予防接種をしっかり受けられたので、本当に良かったです。

(ただし、予防接種をうったからと言って100%抗体が出来るとは限りません。抗体が出来たかを確認してから妊活をする方が良いそうです)

ちなみに、麻疹に関しては、胎児に重大な障害が出るなどといったことは一般的にはないようですが、妊婦がかかると流産や早産が起きて赤ちゃんが死亡するリスクが高まることはあるそうです。

麻疹、風疹両方とも、予防接種の有無や抗体の有無を確認することが大事だと思います。

また、女性でなく、男性も、この件については十分対策を取る必要があると思います。

さらに、麻疹、風疹、MR混合などの予防接種をした後は、2,3か月は避妊の必要があります。
(私の行った病院では2か月以上との説明でしたが、3か月以上開けた方が無難なようです。)

妊娠を考えての予防接種などの場合は、そのあたりもしっかりと考慮する必要があります。

まとめ

麻疹の大流行を受けて、MR混合の予防接種を受けた話についてでした。

麻疹の流行が一部の地域では収束したというニュースも入ってきていますが、麻疹、風疹ともに数年おきに流行している話もあります。

この機会に、特に20代後半~30代の人は、予防接種を受けた方が良いのではないかなと思います。

読んで頂いてありがとうございました。

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