『健康で文化的な最低限度の生活』の原作漫画の感想。生活保護の理解が深まる漫画。

漫画・コミックエッセイ
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こんにちは、あやぞぅです。

 

関西テレビ系列で、火曜日9時から、『健康で文化的な最低限度の生活』というドラマが始まりましたね。

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吉岡里帆ちゃんや田中圭さんが出る!ということで、絶対見ようと思っていたのですが、うっかり第一話を見逃してしまいました…(><)

2話からはちゃんと見よう!と思ったのですが、ストーリーが気になったので、先に原作漫画を読んでみた私。

そしたら、これが!

かなり面白くて、ものすごく良かった!

 

…という訳で今回のテーマは『健康で文化的な最低限度の生活』の原作漫画の感想です。

微妙にネタバレ含みます。

では、どうぞ~

 

 

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『健康で文化的な最低限度の生活』(漫画)のストーリー

『健康で文化的な最低限度の生活』は、小学館が刊行している漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の漫画です。

描いているのは、柏木ハルコさんという漫画家さんです。

 

小学館のHPによるストーリーの紹介は、このようになっています。

[生活保護]のリアルに迫る青春群像劇
新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。

えみるはここでケースワーカーという
生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、
そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして――

新聞メディアはもちろん、
現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ!

[生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!

(引用元:https://www.shogakukan.co.jp/books/09186357 小学館HP)

 

 

生活保護受給者とケースワーカーの物語ということですね。

いろいろな受給者が登場し、展開していく形式の漫画。

…と言っても、1話完結ではなくて、何話かかけて決着する、といった形で進んでいきます。

 

読んでると、なかなか重い話もあるのですが…面白い。

生活保護受給者と一言で言っても、いろんな人がいて、いろんなパターンがあるんだなーということがよくわかります。

 

『健康で文化的な最低限度の生活』(漫画)の感想

以下からは、『健康で文化的な最低限度の生活』の漫画の感想です。

ドラマではなく漫画の感想ということで、ご理解下さい。

 

生活保護制度、生活保護受給者、ケースワーカーの仕事などについて理解が深まる漫画

なんとなく知っているようで実はあまり知らない生活保護について、よくわかる漫画です。

ストーリーを通じて制度などについて解説もされているので、読んでいると、生活保護ってこういう仕組みなんだーと思うことが多々ありました。

たとえば、生活保護と言えば不正受給などもよく問題になりますが、制度についての理解が足らず、悪気なく不正受給してしまって…というようなケースもあるみたいですね。

(漫画に出てきます)

漫画を読まなければ知らなかった話。

純粋に勉強になります。

 

また、生活保護受給者にもいろいろな人がいることもわかります。

夫のDVから逃げてきた人、アルコール依存症の人、心身の病気などで働けない人、逆に健康なのに働く気がない人、認知症になりかけている人、借金の返済に追われている人、などなど…

うーん、書いているだけでも、重い気持ちになってくる…(><)

 

そして、そんな様々な事情を抱えた生活保護受給者を担当するケースワーカーという仕事。

生活保護のケースワーカーってものすごく大変な仕事なんだなーというのが正直な感想です。

生活保護受給者と面談して、世帯訪問して、時には支援に必要な場所(病院、依存症の自助グループ、債務整理をしてくれるセンターなど)に同行もして、その上事務的なことまでこなして…

精神的にも肉体的にもかなりの激務に思えます。

 

しかも、それを役所で一般職として採用された職員が担っているというのが驚き。

(一部、福祉職採用の人などもいますが…)

実際に生活保護関連の業務を担当している部署があるということは一応知ってたけど、そんなことまでやってるんだーと思って。

 

ただ、現実を考えたら、役所の職員にとっても受給者にとっても弊害ってないのかな?って疑問も感じたのが正直なところ。

その人の生活や人生にまで介入するなら、専門的に勉強してきた人が業務にあたる方が良いのでは…と思ったんですよね。

 

漫画の中でそういった問題提起などがある訳ではないのですが、個人的には結構引っかかった部分でした。

 

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主人公・職場の同僚、生活保護受給者などの人間模様が面白い。人間が描かれている漫画。

この漫画、主人公をはじめとした登場人物がかなり魅力的で…

そこで繰り広げられる人間模様が読んでいて面白いです。

 

主人公のえみるは、人の顔色がわからず、天然でどんくさい。

でも、一生懸命で、まっすぐで…

ベタかもしれないけど、ものすごく好感が持てる主人公。

えみるが成長していく姿も描かれている作品ですが、漫画ながら純粋に応援したくなります。

 

あとは、同じ職場の先輩ケースワーカー、半田さんが…良いんですよね~。

おしつけがましいことを言ったりせず、いつも冷静で的確なアドバイスを送る半田さん。

たとえ問題がある生活保護受給者であっても相手を尊重し敬意を払う姿勢、ケースワーカーとしてのプロ意識がにじみ出てる感じ…

とにかく全編通して素晴らしいのです。

ああいう人職場にいてくれたら良いよねって思ってしまったり(笑)

 

他にも、東部福祉事務所東部生活課の同僚や上司が出てきますが、皆個性的で面白いんですよね。

職場の中での連帯感みたいなものが描かれてるシーンもあったりして、登場人物みんな、いいなーと思えてしまうんですよね。

 

また、生活保護受給者に関しても、さまざまな問題を抱えていたりするので、えー!と思う部分もあるのですが、それでもそれぞれの人間性や人生が描かれているせいか、なんか読んでて嫌いになれない。

読んでて頑張れって思っちゃう。

 

全体的には、人間が描かれている漫画だなーという感じです。

面白いです。

 

まとめ

以上、『健康で文化的な最低限度の生活』(漫画)の感想についてでした。

 

漫画に関しては、2018年7月現在、6巻まで刊行されていますが~…

 

全部読んでしまったので、とりあえず、ドラマ見ようかな~と思っています。

 

読んで頂いてありがとうございました。

 

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コメント

  1. あやぞぅさん、こんばんは。
    生活保護の仕組みがわかりそうな感じで勉強になりそうなドラマですね。漫画が原作のドラマを見た後は原作の漫画を読みたくなったり、原作の漫画を読んでいるとドラマを見たくなったりするという不思議な感覚になることがあるので原作とドラマの話が一緒だったらいいなと思います。

    • あやぞぅ より:

      しゃんしゃんさん>
      コメントありがとうございます。
      そうですね、ホント生活保護についてよくわかる漫画、ドラマだなーと思いました。
      ドラマも2話から見たんですが、原作に沿った内容だったので面白かったです。
      原作読んでドラマ見たり、ドラマ見てから原作読んだり、どちらもありますよねー。
      いろんな楽しみ方が出来て良いですよね。

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