こんにちわ。
あやぞぅです。
9月末に10年半勤めた会社を退職しました。
以前こんな記事を書きましたが…
退職したい旨を伝える際に、大きな問題となることがもう1つありました。
それは、退職理由をどうするか ということです。
本当の理由を言うべきなのか、それとも嘘をついてしまっても良いのか…
全くの嘘をつくには忍びないので、それらしい理由を考えるべきなのか…
それぞれに一長一短があって、かなり悩みました。
そして、私が悩んで出した結論は…
嘘をつく でした。
えー!?大丈夫なの?という声が聞こえてきそうですが、私なりに思うところがあって、そう決めました。
以下からその時のことを書いていきたいと思いますので、ご興味ある方はどうぞ。
なお、先に結論から言うと、無事に退職することが出来て、特に大きな問題はなかったです。
それを踏まえてお読み下さい。
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そもそも私が退職したかった理由って?
私が退職した理由については、過去記事にもいろいろ書いていますが…
退職直前ずっと考えていたこと、退職の決定打となった理由について。
あっさり簡単に一言で書くと、
・このまま一生続けていきたいと思える仕事内容ではなかった。
・会社員ではなくて、ネット経由でお金を稼ぐことが出来るか、会社を辞めて本気でチャレンジしてみたかった。
この2点です。
細かく言えば、もっといろいろあるけどね…
端的に書くと、そんな感じです。
過去の失敗から、会社をすんなり辞めるには、正当な理由がないと難しいと思っていた。
以前にも書きましたが、私は今年に入って本当に会社を辞める前に、3回も退職未遂を起こしています。
退職未遂=「退職します」って上司に言ったのに撤回する ということです。
こんな人、他になかなかいないと思う~…
という訳で、過去記事あるので、興味ある方はこちらもどうぞ。
「退職します!」宣言するも撤回すること3回!?私の退職未遂を振り返ってみた(1)
「退職します!」宣言するも撤回すること3回!?私の退職未遂を振り返ってみた(2)
「退職します!」宣言するも撤回すること3回!?私の退職未遂を振り返ってみた(3)
その3回の経験で私が学んだことは、しっかりとした退職理由がないとすんなり辞められない、ということでした。
勿論、退職したいという意思が自分の中でしっかりと固まっていなかったことも原因だとは思ったのですが、退職理由がしっかりとしておらず、上司にうまく納得してもらえなかった、という部分も大きかったのです。
具体的に、どんな退職理由を上司に伝えたかというと…
1回目は、同棲するのに遠くへ引っ越すため、通勤が難しくなるから。
2回目は、営業が苦手だから。8年勤めたけど、転職するなら早い方が良いから。
3回目は、体調がものすごく悪いから。
という感じでした。
こう書くと、わりと正当な理由にも思えますが…
実際は、遠いけど通えないこともない通勤距離だったり、営業はしない職場もあったり、会社に通えないほどの重病という訳ではなかったり…といった具合だったので、退職する理由としては弱い部分がありました。
そして、その3回の失敗から、次に退職したいと言う時は、必ずしっかりとした退職理由を言うようにしようと思っていたのです。
それを踏まえつつ、改めて考えてみると…
ネット経由でお金を稼ぐことが出来るか、本気でチャレンジしてみたい、なんて、退職理由としてはダメだろうな~と思ったのです。
「そんなに簡単なことじゃない」とか「仕事をしながらやればいいじゃない」とか言われそうだと思ったからです。
本当の理由では納得させられないから嘘つくの?嘘の退職理由を言った場合のメリットとデメリットを考えてみた。
本当の退職理由を言ったら、すんなり辞められそうもない…
となると、じゃあ、嘘をつくの?という話になりますが、正直最初はあまり気が進みませんでした。
でも、また過去3回と同じように、退職するって言ったのに退職出来ないという事態は避けたいしな…
考えあぐねた結果、とりあえず、本当の理由を言った場合と嘘の退職理由を言った場合の、メリット・デメリットについて、それぞれ考えてみることにしました。
本当の理由を言った場合のメリット・デメリット
<メリット>
・嘘をつかなくて良いから気が楽。
・退職後も、本当の自分を隠すことなく、会社関係の人と気兼ねなく付き合うことが出来る。
<デメリット>
・退職したいと申し出ても納得してもらえないかもしれない。もしくは、退職時期を引き延ばされるかもしれない。
・ネットでお金稼ぐことにチャレンジするために会社を辞めるなんて、何バカなこと考えてるんだろうと思われたり、言われたりするかもしれない。
嘘の理由を言った場合のメリット・デメリット
<メリット>
・退職を止めずらい理由を言えば、すんなり辞められる可能性が高まる。
・退職理由のためにバカにされないで済む。
<デメリット>
・嘘がバレたらどうしようと気が重くなる、また嘘に嘘を重ねなければならない場合もある。
・退職後などに嘘がバレたら気まずい。理由にもよるが、嘘をつき続けるのは難しいので、最悪会社関係の人とは付き合いを絶つ覚悟も必要。
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自分に嘘をつかないために…会社をすんなり辞められる方=嘘の理由を言う、を選んだ。
それぞれのメリット・デメリットを考えた時に改めて考えたのは、最優先事項は何か、ということでした。
それは、やっぱり会社を辞めること。
会社を辞めることだけに固執し過ぎているような気もしますが、長い間ずっと会社を辞めたくて辞めたくて、そればかり考えている、その状態から一歩でも進みたいと思っていたのです。
そう考えると…やっぱり今回こそ未遂にする訳にはいかない、そう思いました。
嘘ついてでも、とにかく会社を確実に辞められる方を選択しよう!そう思いました。
だって思ったのです。
確かに会社の人に嘘をつくのは良いことじゃない。
でも、本当のことを言って、それで辞められないのだとしたら、それで会社に勤め続けるのだとしたら、それは自分に嘘をついてることになる。
本当はこうしたい!っていうのがあるのに、その通りにしないのは自分の気持ちに嘘ついてるっていうことになるから。
ずーっと自分の気持ちに嘘ついてきたけど、本当に嘘ついちゃいけないのは、周りの人に対してじゃなくて、自分に対してじゃないの?
そう思ったのでした。
結局、コレが決定打になって、確実に退職するため、嘘をつくことに決めました。
具体的には「異分野の仕事に就きたい」という嘘の理由を言った。
本当のことは言わずに嘘の退職理由を言う、と決めたものの、問題はどんな理由にするかです。
それに関しては、今まで何人もの退職者を見てきたのでよくわかっていました。
一番すんなり辞められるのは、「他にやりたい仕事があるから。」というもの。
それが一番辞めやすい、という確信がありました。
実際にその理由で辞めた人は、過去に沢山いました。
既に転職先や学校などが決まっている人もいれば、そうでない人もいましたが、どちらにせよ、皆から応援されて円満に辞めていく人が多かったです。
だから、これしかない!と思いました。
私は、「〇〇業界の仕事がしたいので辞めます。」と言いました。
ただ単に異分野の仕事とか別の仕事と言っても納得してもらえないと思ったので、具体的な業界名を伝えることにしたのです。
それは、私が昔勉強していたことに関する業界でした。
多少は知識もあったので、嘘もつきやすいかと思い、選びました。
また、かなり専門的な分野なので、引き留めにくいだろうなーという策略も働いた、ということもあります。
実際どうだったかというと…うまくいった。でも、罪悪感はある。
嘘の退職理由を言った私ですが、結果的には皆信じてくれて、無事に退職することが出来ました。
あー、良かった。
…とも勿論思いましたが、内心は罪悪感でいっぱいになったりもしました。
特に、最終日が近づいてきた頃や送別会の時などに、「新しい業界でも頑張って!」などと応援されたりすると、申し訳なかったです。
本当は違うのに、こんなに応援してもらって…って思ったりして。
でも、嘘をつくと決めたからには覚悟を決めようと思って、嘘を押し通しました。
別の業界に行くために今後どうするの?みたいな話をされた時もドキドキでした。
ボロが出そうな気がしていたので、あらかじめどう答えるか、かなり作戦を練っておいたりもしました。
実際は本当かな~と思っている人もいたかもしれませんが、表面上はバレずに、退職の日を迎え、今に至ります。
嘘をつくことで生まれるデメリット、会社の人との今後の人間関係についてはこう考えた。
嘘の退職理由を言う上での、一番のデメリットは、会社関係の人と今後も同じように付き合っていくことが難しいということです。
どんな嘘だったかにもよるとは思いますが、退職後、時間が経った時に嘘がバレてしまうようなケースは多々あると思われます。
私の場合も、何か月経ってもその分野の仕事をしていない、学校などで勉強したりもしていないということになれば、すぐに嘘だとバレるだろうなと思っていました。
このことについては、いろいろ考えましたが、最終的には割り切りました。
変わらずに付き合うことは難しいかもしれないけど、それも仕方がないことだと思ったのです。
そもそも、私が退職直前に所属していた職場には、異動などで職場を離れても付き合い続けるだろうな~という人はあまりいなかったですしね。
上司なんかは特に。
みんな良い人たちだったけど、ずっと付き合っていく相手だとは思えませんでした。
勿論、社内には仲良くしている先輩や後輩、同期などもいるので、その人たちとは変わらず付き合っていきたいけど…
でも、嘘がわかった時に気まずくなるようなら、しょうがないとも思うのです。
いつかは言うと思うのですが、嘘ついたことをわかってくれる人だけ付き合っていくしかない。
そう思ってます。
まとめ
以上、退職するのに嘘の理由を言った、私の体験談でした。
はっきり言ってオススメできるものではありません。
出来るなら嘘をつかず本当の理由を言った方が良いと思いますし、私と同じような状況でも、ちゃんと本当の理由を言って辞めることは可能だと思います。
とはいえ、私自身は、退職理由について嘘をついたこと、特に後悔していません。
自分に正直に生きるために選んだので、仕方ないことだったと思っています。
同じようなことで悩んでる人の参考になればと思って書いてみました。
読んで頂いてありがとうございました。
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